映画「地球が静止する日」
the day the earth stood still アメリカ 2008 2008年12月公開 DVD鑑賞 |
我が家のテレビが故障してしまい、しばらく家でTVが観られない状態だったのですが、最新式の液晶TVが導入されたので、迫力のある映像が楽しめそうな作品を観ようと思い、だったらSFか!ということで借りてきました。
あるとき、NYのセントラルパークに巨大な宇宙船が現れる。亡き夫の連れ子だったジェイコブと暮らし、地球外生物を研究しているヘレン(ジェニファー・コネリー)は政府の対策チームに呼ばれ、そこで、宇宙船から現れたクラトゥという男(キアヌ・リーブス)と出会う。クラトゥは地球を救う為に来たと語るのだが・・・。
なんかもうちょっと「インディペンデンス・デイ」っぽい作品かと思っていたんですが、派手なバトルシーンなんかはほとんどなくて、割と地味な作品でしたね・・・。
テレビが大きくなったので、多少の迫力もついて、映像のほうは満喫できました。
クラトゥの目的が明らかになってくると、途端に説教臭い話になってしまったんですが、全体的にどうも納得のいかない場面も多くて、ちょっと微妙な印象です。
なんか、最後、クラトゥがあることを悟るんですけど、一体何を持ってその結論に至ったのかがどうもよく分からず、いまいち説得力に欠けてたんですよねぇ。「え?それを受けて、その結論?飛躍しすぎじゃないっすか??」という感じで。
しかも、そこでプツリと終わってしまった為、もう最後はポカ~ンとして終わってしまいました。
てかさ、一般市民からしてみれば、何故彼らがやってきたのかも分からず、いきなり町が破壊され、勝手に宇宙人たちが去っていったという状況なのだから、今後何かが変わるとはとうてい思えないのですが・・・
これ、オリジナルは白黒のロボット映像が有名な1951年の巨匠ロバート・ワイズ監督の作品。ちゃんと観たことはないのですが、調べてみたところ、冷戦時代が反映されたちょっと骨太なメッセージの感じられる作品だった様子。現代的なテーマに置き換えるのは良いのだけど、なんか、もうひと頑張りしてほしかったところです。
キアヌ・リーブス&ジェニファー・コネリーは言わずもがなですが、貫禄あるキャシー・ベイツはやっぱりいつ観ても素敵な女優さんだなぁと思います。
あと、少年は「幸せのちから」にも出演していたウィル・スミスの息子さんでしたね。親の七光りが多少はあるかもしれませんが、なかなか良い子役さんだと思うので、今後の活躍に期待したいですね~。
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