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2009年9月 1日 (火)

RENT 千秋楽その2

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RENT the broadway tour 2009 千秋楽 @赤坂ACTシアター

8月30日 

1階I列 上手側

(その1はこちら

一晩経ってるのに、頭の中から舞台の光景が離れません。

うーん、多分しばらくの間、サントラ聞いたり、DVD観たりする必要ないですな。むしろ、そんな行為でこの舞台の記憶を上書きしたくないと本気で思ってます。

ミュージカルを観に行ったあとはたいてい、サントラを聞きまくる生活になるのに、こんな風に感じたのは今回が初ですよ。ペーパーバックのRENTの脚本(キャストたちのサインで表紙が埋め尽くされた!)で台詞の1つ1つを読みながら、脳内であの舞台を再現させてます。

そんなわけで、その1の記事に続いて、もうちょっと詳しく千秋楽の様子などをつづってみたいと思います。

 

■ブレイクスルー・シート

RENTという作品は、若きアーティストたちが主人公ということで、そんな境遇の人々にも最高の舞台を観られる機会を与えたいということで、最前列のセンターを当日に抽選販売するというのが慣習となっています。

自分はすでに当日券を持っていたので、抽選には参加しなかったのですが、どんなものか様子だけでも見ようと、1000人弱の人々が並ぶ階段の下で、抽選をするお兄さん達の背中を見ながら見物させていただきました。

わずか10席のチケットに並んだ人数の数、966人。

倍率はほぼ100倍。

スゲー。

抽選は係の人が大きなバケツの中のボールを取り出し、そこにに書かれた番号をよみあげる形式だったのですが、その終盤、9人目の抽選で事件は起こりました。

係員「え~抽選番号、574ば・・、
   あー、すいません、すいません、ごめんなさい」

会場「え~~~~~~~!?」

番号を読み上げるのを間違えた!!

この瞬間、その場にいたギャラリーを含めた1000人ほどの人々の心が完全に1つになってたように思いますよ・・・。

1000人近い人々を前に抽選する側もものすごい緊張があったんだろうなぁとは思いますが、これ、最初に間違いだった方の番号を読まれた方は本当に残念だったのではないでしょうか。当日券を優先的に購入させてあげるとか、何かグッズをあげるとかあっても良かったのではと思うのですが、どうだったのでしょうか。

 

■舞台本編

千秋楽の舞台はかなり熱かったです。

先週観たときにもかなり感動したんですけど、同じキャストでありながら、先週をはるかに超える内容だったと思います。

客席のノリもよく、それがコアなファンが勝手に盛り上がっているような一見さんお断り的な感じではなく、ごくごく自然な盛り上がりだったのが非常に良かったです。

冒頭でロジャー&マークが登場したときにスタンディング・オベーションでむかえている人々もちらほらといらっしゃいましたね。

自分は1階前方の右端上手側という席だったのですが、RENTは下手側にバンド用スペースがあるため、芝居が上手側で進行する場面が多く、舞台上の生音が聞こえるくらいの距離で楽しめたのが嬉しかったです。ACTシアター、I列とかでも全然舞台から近いですね~。最前列(オケピがあるから6列目)だった先日の「コーラスライン」と比較しても舞台との距離は変わらなかった気が。

そんなわけで上手側にて、エンジェル&コリンズの出会い、ミミの登場場面、today 4 Uのエンジェル、honest living!、ひたすら椅子で傍観のマークなどを間近で堪能。

今日見ていて、思ったのですが、今回のベニー良いですね!ロジャーやマークとの間に、かつて親友同士だったという過去がしっかりと感じられて、ベニーという役の理解が非常に深まったように思います。特にロジャーとベニーは多分、ものすごく仲が良かったのではないかというのを2人のやり取りから感じられ、アダム・パスカル&ジャック・C・スミスの演技に釘付け。

マーク、ロジャー、コリンズが3人で歌う場面も絆が強く感じられたのが嬉しかったなぁ。

あと、今日は最後ということもあるのか、キャスト陣のノリもかなり熱く、「Tango Maurenn」でのノリノリないたずらっ子風マークとジョアンヌの掛け合いやら、「La Vie Boheme」の入りでためまくるマークやら、歌声がかっこよすぎるロジャーやら(たまに「おや?」となりそうなところも、それがかえってロジャーのそのときの感情を表しているように聞こえるのが良い)、「SOL」のソロの前回聞いたのよりはるかにサービスたっぷりなアドリブやら、とにかく熱かったです。

そうそう、あとバンドのキーボード&指揮者さん、口を動かして歌いながら演奏してるんですね。自分の席からノリノリな様子がよくうかがえて楽しかったです。

 

■カーテンコール

Finale Bが終わり、キャストの皆さんが一度はけた後、再び舞台上に出てきてくれたのは前回と同じでしたが、その後、「Seasons of Love」のカーテンコールがありました!最後ということで、晴れ晴れとした表情のキャストさんたちは、カメラ片手の人もいて、歌いながら客席を撮影していたり。

しかも、このラストのSOLはアンソニー・ラップ&高良由香さんのソロが入るというスペシャルな内容!

そんな感動のカーテンコールが終了すると、今度は最後のバンド演奏。この最後の演奏は「追い出し」用の曲という感じで演奏されていたように思うのですが、今回はこの演奏中も客席の照明はまだ暗いまま。そして、やたらとスペシャルなアレンジの長い演奏になってました!

自分の席は端だったこともあって、下手側の舞台袖の様子が見えていたんですが、多くのキャストが袖に残ってバンドの演奏をノリノリで聞いていらっしゃいましたね。

そしてオールスタンディングオベショーンの会場は拍手が鳴りやむことがなく、演奏後もかなり長い間拍手の嵐。そして、それに応えるようにして、着替えを終えたキャストたちが再び舞台上に登場し、手を振ってくれたり、限定Tシャツをかざしてたり、カメラで舞台から客席を撮影したり。

やがて、スタッフたちが舞台の撤去を開始し、ようやく拍手が鳴りやんだという感じでした、

 

■出待ちなどもしてみた

終演後は出待ちへ。

出待ちという行為自体賛否ありますが、会場側でちゃんとエリアを指定していて、キャストたちもそのエリア内ではサービス満点で接してくれてました。しかも出待ち参加者の数も数百人といった感じでとにかく熱い。

自分もキャストの皆様からサインもらっちゃいましたよー。

特に高良さんから「コーラスライン」のドキュメントのDVDにサインを頂いてしまったのですが、RENT関連ではなくちょっと変化球なものを差し出したことで、ほんの一言、二言ですが、会話することができ、「DVD何度も観ました!」と思わず熱いメッセージを伝えることができました。どうもありがとうございました!

やや遅れて登場したSOLソリストのグウェン・スチュアートさんは荷物を一度置いて、サインを始めるも、一度それを中止して、とりあえず集った人々に軽く挨拶しながら、ビデオカメラで我々の様子を撮影しながら出待ちエリアを一周してくださり、その後から、また端に戻ってゆっくりとサインを始めるという素晴らしいファンサービスっぷり。歌も素晴らしかったけれど、お人柄も素晴らしい!!

あとは個人的にすっかりファンのテリー・リヨン氏が舞台外でもナイスガイだったのも嬉しかったです。人懐っこい笑顔で一人一人にちゃんと声をかけながらサインに応じていました。

で、で、で、アダム&アンソニーのサインもいただくことができ、ただただ感動の瞬間でした。

  

■おまけ

さて、先週RENTを観にいった際の記事に「ブレイクスルーで当たるより奇跡」と書いたできごとがあり、それを後日書くと予告しておきました。

実は前回、鑑賞後に夕食を食べに赤坂のレストランに入ったところ、店が混雑していて、最終的に通された席を見て思考回路がショート。

某キャスト氏と相席!

あり得ないにもほどが。

こういうシチュエーションの夢ってたまにあるけど、
現実に起こりうることなのか!?

正確には2人用テーブルを2つで4人用にしていた席に某氏が座っており、その2つのテーブルを数十センチ離したところに通されたのですが。

プライベートを邪魔してはいけないと、声をかけたいのをぐっと我慢しつつも、食事の味も覚えていないほど緊張し、膝はガクガク。

数多いキャストの中でも、最も奇跡的で、最も嬉しくて、それだけにこちら側の緊張度も一番高いキャストさんだったのですが、手を伸ばせば届きそうな距離で1時間弱、共に過ごすことができただけで至福の一時で、生涯忘れらない夜となりました。

この店の前にちょっとした広場があるのですが、友人と二人の間でこの広場を勝手に彼のファーストネームをつけて「●●●●●広場」と命名し、千秋楽の日も同じ友人と一緒に観に行ったんですが、「じゃぁ、待ち合わせは●●●●●広場で!」と、大盛り上がりなのでした。

 

■おわりに

THANK YOU, Jonathan Larson !

THANK YOU, Cast and Crew !

THANK YOU, RENT !

 

■参考過去レビュー

先週見た回の感想

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