映画「ブロークン・イングリッシュ」
broken english アメリカ・フランス・日本 2007 2008年12月公開 DVD鑑賞 |
ミニシアター系な感じで爽やかそうなラブストーリーだったので、ちょっと気になっていた1本。監督のゾエ・カサヴェテスは、父と兄が映画監督で、母が女優ジーナ・ローランズという映画一家の出身ということでも話題になっていました。
NYのホテルで働くノラ(パーカー・ポージー)はそろそろ独身でいることが気になる30代。新しい出会いを求めるが、なかなか上手くいかずにいたところ、同僚の家で開催されたパーティで出会ったフランス人のジュリアン(メルヴィル・プボー)と恋に落ちるのだが・・・
いやはや、悪く言ってしまうと、本当に内容の無い作品だなぁという感じなんですが、全体を包み込むインディーズっぽい雰囲気に流されて結構最後まで楽しく観れちゃう1本でした。
この内容は、フランスに行く場面もあったりして、ハリウッドお得意のロマンティック・コメディのスタイルで作っても十分派手でハッピーな作品になるとは思うんですが(てか、そのほうがヒットする可能性が高いと思う)、ちょっと落ち着いた雰囲気が絶妙のところでバランスをとっていて、内容の無さからくる退屈さがギリギリのところでカバーされてる作品だったなぁと思います。
それにしても、パーティで会ったフランス人と恋して、彼を追いかけてフランスに行って、ラストまで展開としては超コテコテで、最後の最後なんて、あり得ないにもほどがありますから!と激しく突っ込みを入れたくなるような終わり方なんだけど、それが全く押しつけがましくない演出のせいで、なんか自然に受け入れられちゃうんですよね。
てか、これ、完全にファンタジーですよね。てっきり、フランス男は完全に遊びなのかと思ってたよ・・・。
あと、もうちょっとロマコメ度合いが高くても良かったかなぁ。
せっかくのパリもあまり綺麗に撮られていないのがちょっともったいない。
あれ?だんだん好きではなかったところを書き連ねはじめちゃってますね。自分は30代女性の心情に共感できるわけもないので、そのあたりに関しては何も言えないし・・・。
なんか上手くまとまりませんでしたが、今日はこのあたりで。
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