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2009年10月 3日 (土)

メアリー・ブレア展

メアリー・ブレア展

The Colors of Mary Blair

東京都現代美術館

公式サイト

 

数年前に開催された「ディズニー・アート展」において、一番のお気に入りだったメアリー・ブレアの作品ばかりを集めるということで、非常に楽しみにしていた展覧会。

実際の作品は上記公式サイトでいくつか見られるので、ご参照の上、読んでいただけるとよく理解しやすいかと思います。

いや~、展示室全部まるごと家にもって帰りたいくらい良かったです!!

夏休みは子供たちで賑わうのではないかと思い、会期終了ギリギリに滑り込んで行ってきました。ところが、せっかく平日の昼間に行ったのに、割と子供がいっぱいいて、何事かと思いきや、なんと「都民の日」で学校が休みだったらしい。リサーチ不足・・・。

■ そもそもメアリー・ブレアって誰?

さて、多くの方にはそもそもメアリー・ブレアって誰?という感じだと思いますが、ディズニーで活躍したアーティストで、数々の短編や長編で作品を作る為のコンセプトアートの作成やカラースタイリストを担当した女性。

長編映画では、「シンデレラ」、「不思議の国のアリス」、「ピーターパン」の3作品を担当し、色使いをはじめとして、作品の世界観を構築するにあたり非常に重要な役割を果たしました。他に有名どころとしては、ディズニーランドのスモールワールドのアトラクションも彼女がデザインしたものです。

イラストのタッチが非常に独特でそのままアニメに採用されたわけではないですが、彼女が描いたコンセプトアートを見ていると、作品の世界観は間違いなく彼女が作り上げたものだということが良く分かります。

彼女の作品の魅力はなんといっても、大胆な構図と鮮やかな色使い。21世紀になってもまったく色あせない作品群だと思います。

今回、500点もの作品が来日したということで、非常に大規模な展覧会でしたが、もう、大満足の内容で、ディズニー映画好きとしてはこの上ない幸せでした。

 

■展覧会の感想 ~展示室の順に~

入り口は経歴紹介。ここでピクサーのスタッフが彼女の影響を強く受けていることが書かれていましたが、確かにピクサーのコンセプトアートのタッチは彼女のイラストのタッチに近いですよね。帰宅後、以前行った「ピクサー展」のカタログでチェックしちゃいました。

最初のエリアは初期作品。彼女のディズニー入社以前の水彩画、結構お気に入りで、光の表現の仕方の上手さに見入ってしまいました。

ディズニーで担当した作品では、ボツになったという「ペネロペと十二ヶ月」と「ベイビー・バレエ」のコンセプトアートが大量に展示されていて、絵を見ながら、どのような作品を考えていたのかと想像するのもなかなか楽しかったです。

でもって続くエリアで紹介されていた南米旅行、南米に住んでいたことのある自分としては非常に楽しめるエリアでした。

「ラテンアメリカの旅」と「3人の騎士」、子供の頃に何度も見たことがあって、しかも映画館でも見た記憶があるんですが、恐らくブラジルでは何度もTV放送があったんだと思います。ただただ懐かしかったです。デジタルリマスターしてDVD出してくれないかなぁ。

さてさて、これ以降の作品はもう色彩が爆発するような感じで、絵のタッチもどんどん大胆になっていて非常に自分好みなんですが、アニメ化には不向きなタッチになっていくんですよね。そんな中、「メロディ・タイム」の「冬の出来事」なんかは彼女のタッチがとてもよく生かされた作品なのが嬉しいところ。

「メロディ~」つながりだと、「リンゴ作りのジョニー」の滝の前を走ってるイラストは、今回の展覧会の中でもかなり上位で気に入った作品です。

長編3作品はそれぞれに味わいがあって良いですよね。てか、彼女のタッチで映画化したら神アニメだと思うんですが、今からでもディズニーさん、やってくれないですかねぇ。

「シンデレラ」は小さめのサイズのイラストでつなげた掃除中の空想のイラストがお気に入りです。あと、ディズニーのナイン・オールド・メンのなかでは一番好きなマーク・デイビスと関連して展示があったのがとても嬉しかったっす!!彼の描いたティンカー・ベルとか半端ない美しさなのですよ。

「不思議の国のアリス」。芸術は爆発だ!といわんばかりの大胆さが素晴らしいです。お気に入りはトランプ兵とマッドティーパーティーですが、海辺のシーンのイラスト群もかなり好きです。牡蠣とか。ニセウミガメとか。

「ピーターパン」。ちょっとシックな色使いですが、絵画的なイラストが多いのが印象的。月明かりの海辺を歩く影の絵が好きです。

ディズニー退社後の作品の中では、バターの広告のイラストが結構好きですねぇ。

「スモールワールド」の展示室は非常に凝った作りで楽しかったのですが、大画面のスクリーンがあるのであれば、「小さな家」とかのアニメを大画面で見たかったっすよ・・・。

ディズニーワールドにあるという壁画。行ったことあるのに完全に見逃してました・・・。いつか絶対リベンジで見に行って来ます!!!!!

お土産コーナーはものすごい人だかり。

140枚のポストカードセットがかなり欲しかったのですが、さすがに2万円以上するのは手が出せません・・・。

そんなわけでカタログを購入したのですが、とても立派な装丁で、内容もかなり充実した1冊だったのでこちらも大満足。でも、やっぱり実物の魅力には叶わないんだよねぇ。 

 

 

■参考過去レビュー

ディズニー・アート展 2006年

ピクサー展 2006年

映画「メロディ・タイム」 (「冬の出来事」&「リンゴ作りのジョニー」)

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受信: 2009年10月15日 (木) 12時05分

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