映画「ある公爵夫人の生涯」
the duchess イギリス 2008 2009年4月公開 DVD鑑賞 |
英国好きとしては是非とも見ておきたい1本。こういうコスチュームプレイだとますます楽しみになります。
舞台は18世紀末の英国。貴族の娘ジョージアナ(キーラ・ナイトレイ)はデヴォンシャー公爵(レイフ・ファインズ)のもとへと嫁ぎ、その美しさや政治への関心から社交界の注目を集めていた。しかし、公爵はジョージアナを愛することはなく、後継者となる男子が生まれないことから、2人はますますすれ違っていく。そんな中、ジョージアナは古くからの知り合いである政治家チャールズ(ドミニク・クーパー)と再会するのだが・・・
もうちょいドロドロしてるのかと思ったんですけど、割と淡々とした展開でしたね。
英国はこの手の話で溢れてますねぇ~。王室だけでも代々かなりのエピソードがあるんだから、こんな貴族レベルでは数え切れないくらいあるんだろうけど、やはりジョージアナがダイアナ妃の先祖であるというインパクトは強いですね。
でもって、イギリス好きとしてはあのお屋敷を見ているだけで、ニヤニヤしてしまったり。
ただちょっと似た感じの物語だと、『ブーリン家の姉妹』のほうが、物語も面白かったし、映像やら映画的な部分も面白かったかなぁと。
全体を通して、うまいことやったのはエリザベスですよね。彼女の真意がどこにあるのかがちょっと分からない場面もあって、最初から全て計算づく!?とか思ってしまうとちょっと怖いです。
キーラ・ナイトレイ、驚異的な体脂肪率の低さだというのをどこかで見たことがありますが、ちょっと痩せすぎな感じが目立ってましたね。コスチュームがあまり似合わないのかな・・・。『マリーアントワネット』もそうでしたが、あの時代の「はぁ!?」な感じの髪型は見ていてなかなか面白いです。
チャールズを演じたドミニク・クーパーはそこまでカッコイイとも思わないんですが、『マンマミアー』やら『ヒストリーボーイズ』やら最近売り出し中なんですかね。実際の歴史でチャールズが首相になったというところに、ジョージアナの運命の皮肉さを強く感じました。最初から彼と結ばれていれば、どのような人生を送ったのかなぁと。まぁ、禁じられた恋だったからこそ、熱くなったってのもあるのかもしれませんが。
参考過去レビュー
上記記事でふれた作品を。
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