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2009年10月12日 (月)

映画「いとしい人」

いとしい人 [DVD]

then she found me

アメリカ

2007

2009年3月公開

DVD鑑賞

ヘレン・ハントはかなり好きな女優さんなのですが、そんな彼女の初監督作品&キャスティングが結構自分好みなこともありちょっと気になってた1本です。

主人公は39歳の小学校教師エイプリル(ヘレン・ハント)。夫ベン(マシュー・ブロデリック)との間になかなか子供ができず、養母からは自分と同じように養子を取るよう勧められていたが、なんとか妊娠しようとしていた。そんな折、夫から突然の別れを告げられ、養母も亡くなってしまう。

落ち込むエイプリルだったが、そんな彼女の前に実母だというテレビタレントのバニース(ベッド・ミドラー)や、生徒の父親であるフランク(コリン・ファース)が現れ、彼女の人生は少しずつ変化していく・・・

DVDパッケージや邦題から受ける印象は大人向けのラブストーリーなんですが、この作品の本質は原題の「then she found me」のほうにあって、ロマンティックな作品というよりかは、アラフォー女性の自分探し的要素が強かったように思います。

このタイトルの「she」と「me」が誰を指しているのかってのが結構問題で、養母&養女や実母&実娘という母娘関係が非常に大きなテーマになっているんですけど、それぞれが互いに相手を理解し、受け入れるというのをコンパクトにまとめた上手いタイトルだなぁなんて思いました。

ストーリー的なことを書きますと、エイプリルの行いが微妙に理解できず、自業自得なのにいっぱいいっぱいになって周囲を振り回してしまって、さらにドツボにはまっていく感じが見ていて痛々しかったです。

さらにさらに、「自分の子供」ということへのこだわりは理解できたんですけど、養女をもらうもらわないという議論がある中で、何故フランクの子供を育てるという選択肢が無視されてしまうのかがいまいち分からず、それが最後までスッキリしない作品でした。

で、肝心の(?)ヘレン・ハントなんですが、役柄が人生に疲れた女性ということもあったとは思うんですが、ちょいと年齢を感じてしまいましたね・・・。あと、彼女はTVシリーズの「mad about you」(あなたにムチュー)や、「恋愛小説家」、「ハート・オブ・ウーマン」なんかのラブコメに出てるときの、コメディながらも気品のある感じが好きなので、今回のストーリーもキャラもシリアス目の設定があまり好きじゃなかったのかなぁ。

好きだったのは実母のベッド・ミドラー。存在感たっぷりで良かったです。

コリン・ファース&マシュー・ブロデリックはそれぞれに長所がうまく引き出された役柄で安心感がありました。特にマシューの子供っぽさ。

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『恋愛小説家』でオスカー女優となったヘレン・ハントの監督デビュー作。と同時に主演・脚本と一人3役を務めた。ヘレン演じるエイプリルの子持ちの恋人役は『マンマ・ミーア!』での父親役が記憶に新しいコリン・ファースが演じています。相変わらずこの手の作品はミニシアターでしか公開していないため、今回も仕事帰りに恵比寿ガーデンシネマに寄り道してきました。(笑)... [続きを読む]

受信: 2009年10月12日 (月) 23時54分

» 「いとしい人」 ヘレン・ハント初監督作品 [ハピネス道]
JUGEMテーマ:映画nbsp; オスカー女優ヘレン・ハント初監督にして製作、脚本、主演という力の入れよう。舞台はNY、主人公はアラフォーの女教師エイプリル(ヘレン・ハント)年下の同僚ベンと結婚し、妊娠を待ち望んでいる女性です。彼女自身は養女で、実の母親を知らずに育っていたことも、その理由のひとつでした。ところが、大人になりきれないベンは突然「もう、この生活を続けられない…」と実家に帰ってしまいます。その翌日、養母が他界してしまい失意のどん底にいる中、実母を名乗る女性が表れて、大混乱... [続きを読む]

受信: 2009年10月15日 (木) 08時27分

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