映画「そんな彼なら捨てちゃえば?」
he's just not that into you アメリカ 2009 09年8月公開 DVD鑑賞 |
つい最近公開されていたような気がしてたんですがもう半年も経つんですね。DVDがリリースされたので早速観てみました。
ジジ(ジニファー・グッドウィン)は同僚ジャニーン(ジェニファー・コネリー)の紹介で不動産屋のコナー(ケビン・コノリー)と食事をし、連絡先を告げたのだが、彼からの電話はいつまでたってもかかってこない。業を煮やした彼女はコナーが行きつけだというバーへと赴き、やがてバーを経営するアレックス(ジャスティン・ロング)から恋愛指南を受けるようになる。
ジジの同僚べス(ジェニファー・アニストン)は同棲7年目の恋人ニール(ベン・アフレック)から結婚をする気はないと言われ彼との別れを決意する。
ニールの友人であり、ジャニーンの夫であるベン(ブラッドリー・クーパー)はスーパーマーケットで出会った美女アンナ(スカーレット・ヨハンソン)に惹かれていく。
アンナの友人メアリー(ドリュー・バリモア)はゲイ雑誌の編集部で働きながら、ネット上で出会いを求め続けている。
恋の本音や建前を様々な男女たちの恋愛模様から描き出していく。
思ってた以上に面白かったです!!
監督のケン・クワピスはANDRE君イチオシの傑作『旅するジーンズと16歳の夏』の監督さんですね。結構ごちゃごちゃとしたリンクでつながっている群像劇のまとめ方の上手さはお見事でした。
恋の相談をしていて、「でも、私の友だちに、○○だったけどうまくいった人もいるよ」みたいな話はあくまで「例外」なんだけど、もしかしたら自分もそんな「例外」でひょっとしたら、なんて思ってしまう。ってのを各登場人物の色々なパターンで見せてくれる作品で、観ていて共感できたり、できなかったり。てか、女性陣の様子を見ながら、男性陣に同情したり、応援したり、色々と楽しめる作品でした。最近、ラブコメで満足できることが少ないのでこういう作品は貴重です。
原題は、「彼はそこまで君のこと思ってませんから!」って感じでしょうか。どっちかというと男性の立場に寄った原題なんですが、邦題のほうは女性優位なタイトル。肉食系などという言葉がはやってる日本ならでは、という感じですが、映画本編においてはたして「捨てちゃえば?」な状況があったかどうかはちょっと不明。
オリジナルのタイトルのテーマそのものとなるエピソードはジジの話ですが、変にがっつかれてしまうと、やっぱり引いちゃいますよねぇ。とか思いつつ鑑賞。てか、勘違いは怖い。お友達いっぱいのアレックス君は良い青年なんだろうけど、誤解を招く行動多すぎなんだろうなぁ。自分も気をつけよっと(余計な心配をしてみる)。
こんなに豪華な女優陣たちの中で、最もネームバリューの低いと思われるジニファー・グッドウィンが主役ともいえるジジを演じていて、まぁ、悪くはないんだけど、個人的にはもうちょい華のある女優さんだと嬉しかったかなぁとか思ってみたり。
でもってスカーレット・ヨハンソンはヤバいっすね~。特に顔立ちが美しすぎるわけでもないのに、あの美女オーラは何なんですかねぇ。でも彼女の演じる役って報われないことが多いですよねぇ。ベンは最初は真面目な良い夫ではないかと思って感心してたのに、あれよあれよと釣られっていっちゃいましたね。そして、オフィスの恐怖。
ジェニファー・コネリーは久々に見たら、ちょっと年齢が気になる感じになってましたね・・・。でも疲れた妻みたいな様子によく合っていたと思います。(ほめてるんだかけなしてるんだか・・・)
ジェニファー・アニストンのベスのエピソードは父親のこととかももうちょっと掘り下げて、ホロリとさせる要素を加えていれば、映画全体がもうちょっとしまったかなぁという気もします。彼女の話が一番面白かったと思う。
ちなみに彼女のエピソードの中で、結局は女性のほうからふったように仕向けられてしまう、みたいな言葉がやたらと印象的。
あ、女優陣へのコメントばかりになっている!うん、男性陣は女優陣に比べるとぱっとしないキャスティングだったように思います。
そうそう、監督つながりなのか、『旅するジーンズ』でティビーの恋人になるアジア系青年がゲイの同僚役で出てましたね。「あ、彼は!」とちょっとビックリしてしまいました。
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