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2010年3月

2010年3月28日 (日)

「ひとり日和」 青山七恵

ひとり日和 (河出文庫)

ひとり日和

青山七恵

河出文庫 2010.3.

芥川賞受賞作は文庫化したらとりあえず読むことにしているのですが、こちらは第136回の受賞作。

主人公の知寿は20歳。2人で暮らしていた母親が仕事で長期間中国に行くことになり、母の古い知り合いである東京に暮らす71歳の吟子さんの家に居候することになるのだが・・・

今時の「なんとなく生きてる」感じの若者が、老人と2人で暮らす中で、失恋したり、新しい仕事を初めてみたり、新たな恋を経験したりして、ちょっと成長したかな~どうかな~、という感じの最近よくある感じの小説でしたね。

170ページ弱くらいあって意外と長い作品なんですが、描かれている内容は特に170ぺージ使わなくてもいいのではないかという気がしないでもないです。

自分の暮らす小さな世界に安住してしまう主人公を描くんですが、外の世界に目を向けようとする人々は主人公のもとから離れていき、同様に一人で生きることに慣れてしまっている吟子さんの姿が主人公と上手く被ってるんですよね。ただ、吟子さんは、人生のすべてを一人で過ごしたわけではなく、様々な経験を経て最終的にその境地にたどり着くのと、主人公の生き方とはやっぱり違いますよね。この主人公の生き方は支持されにくいのではないかなぁ。

この作品、結構技巧的というか、主人公の生き方が、色々なモチーフに反映されていて、コレクションだとか、駅のホームから見えるのにたどり着けない家だとか、ちょっと設定にわざとらしい不自然さが感じられてしまったのがちょい残念。

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2010年3月27日 (土)

映画「NINE」

NINE

NINE

アメリカ

2009

10年3月公開

劇場鑑賞

このミュージカルが2003年にリバイバル上演されてトニー賞などで話題になっていたときからちょっと気になっていたのですが、映画化されると聞いてとーっても楽しみにしていた作品です。監督ロブ・マーシャルだし。

ロブ・マーシャル監督は『シカゴ』は言わずもがなですが、TV用に作られた『シンデレラ』と『アニー』も非常によくできていて、舞台演出のみならず、ミュージカルの映像化における信頼度も非常に高いのです。(ちなみにロブ・マーシャル、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の第4作目を監督するんですね。華やかな演出で描かれる海賊たちはちょっと観たいかも)

映画監督グイド(ダニエル・デイ=ルイス)は新作の撮影のために故郷のイタリアを訪れていたが、脚本が1ページも書けないまま、撮影初日が刻一刻と近づいていた。

気晴らしに海辺のホテルを訪れた彼のもとに、妻のルイザ(マリオン・コティヤール)や愛人のカルラ(ペネロペ・クルス)などが訪ねてくるのだが・・・。苦悩するグイドの姿を、彼を取り巻く女性たちによる幻想的なミュージカルシーンにのせて描く。

原作はフェデリコ・フェリーニ監督の『81/2』。(これ読み方がハッカニンブンノイチなんですよね。最近あまり「はっか」と言わない気がする。学校でも分数の読み方を習うとき「か」ではなく「と」だった気がする。)

とにかく、次々に現れるお姉さま方が美しいのなんの!

もっと内容が薄い映画なんじゃないかと勝手に思ってたんですが、想像以上にしっかりとストーリーが感じられたものの、結局は、それぞれがソロで見せ場のミュージカルシーンを持っている6人の美女たちを堪能する作品以外の何物でもありませんね。

ただ、そのミュージカルシーンの完成度がとても高いので、ミュージカル好きとしては大満足。この作品、舞台でミュージカルを観るのが好きな人なら文句なしに楽しめるんじゃないかと思います。

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映画「きみがぼくを見つけた日」

きみがぼくを見つけた日 [DVD]

the time traveler's wife

アメリカ

2009

09年10月公開

DVD鑑賞

時間旅行系のお話は結構好きなので、どんなものかと結構気になっていた1本です。

ヘンリーは少年時代、母親の運転する車に乗っているときに事故に遭い、その瞬間から不思議な能力を身につける。

普通に生活をしていると、数分~数日の間、別の時間軸にタイムワープし、再び元の時間軸に戻ってくるのだが、問題は彼が自分自身でこの力を制御できないことであった。

大人になり図書館で働いていたヘンリー(エリック・バナ)はあるとき、クレア(レイチェル・マクアダムス)と名乗る女性から声をかけられる。曰く、彼女は幼い頃から何度も彼と会っていて、彼女は彼の不思議な体質に関しても全てを知っているとのことであった。

間もなく、2人はつきあい始め、クレアの記憶の通り、ヘンリーは過去のクレアのもとへとしばしば飛ばされるようになる。やがて2人は結婚するのだが・・・

なかなか素敵な物語でした。

時間旅行をするラブストーリーというと、リチャード・マシスン原作の『ある日どこかで』(この映画化はとても上手かった)なんて名作もありますが、どこかロマンティックな要素を感じさせる作品が多い中、この作品はそういう部分もありつつ、時間旅行者としての苦悩も結構描かれていて、中盤、夫婦が迎える危機なんかはなかなか切ない展開になっていました。

物語のほうは、数分のためにいちいち服を取りに行かなくても・・・とかツッコミどころもありつつ、この手の作品としてはタイムパラドックス関連も許容範囲のまとめ方で、結構楽しんで見ることができましたね~。

なんといってもレイチェル・マクアダムスの笑顔が素敵です☆

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2010年3月26日 (金)

「天来の美酒・消えちゃった」 コッパード

天来の美酒/消えちゃった (光文社古典新訳文庫)

天来の美酒・消えちゃった
(Jove's nectar/gone away)

アルフレッド・エドガー・コッパード
(Alfred Edgar Coppard)

光文社古典新訳文庫 2009.12.)

幻想短編を得意とするイギリスの作家コッパードが20世紀前半に発表した短編の中から11の作品を選んで収録した短編集。

1行、2行の間にものすごい勢いで展開してしまう話が多くて、その勢いのままラストを迎えてしまいなんだか狐につままれたような気分になる作品が多かったように思います。特に表題作になっている「消えちゃった」は読み終えてしばし呆然としてしまいました。

全体的にちょっと読みづらい1冊だったのですが翻訳の問題なのかなぁという気が。新訳文庫で南條氏が翻訳した他の作品も同じようにちょっと読みづらかったように思います。

以下収録されてる作品から印象に残ったものに軽くコメントを。

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2010年3月18日 (木)

映画「パリ、恋人たちの2日間」

パリ、恋人たちの2日間 特別版 [DVD]

2 days in Paris

フランス ドイツ

2007

08年5月公開

DVD鑑賞

パリを舞台にしたラブストーリーということで、なんとなくオシャレな感じを想像して観てみました。

NYで暮らすフランス人のマリオン(ジュリー・デルピー)とアメリカ人のジャック(アダム・ゴールドバーグ)は恋人同士。2人でイタリア旅行をした帰りにマリオンの実家のあるパリに滞在することになったのだが、フランス語の全く分からないジャックは戸惑うことばかり。そして、次から次にマリオンの元カレ達が現れて・・・

うっかりフランス人とお付き合いすることになってしまったら、それなりの覚悟が必要なんだな、と思う作品ですね。しかもDVD収録の監督も務めた主演のジュリー・デルピーのインタビューによると、「典型的なフランス人女性」を描いているのだそうで・・・。

この映画、タイトルが『ロスト・イン・トランスレーション』でも通じてしまうのではないかと思うくらいに、全くフランス語の分からないジャックが様々なことにカルチャーショックを受けまくるんですが、安住の地を求めて入った先がファーストフード店というのも面白いし、さらに、そこでも店員がフランス語しかわからないって追討ちっぷりがなかなか楽しかったです。

てか、ファーストフード店のエピソード普通に怖いよー。一人でパリ散歩とかちょっと危険なのでは!?と思ってしまうような作品ですよね。

そんなわけで従来の「オシャレなパリ」という感じではなくて、もっと土臭い感じのリアル・パリを堪能できる作品だったように思います。

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2010年3月13日 (土)

映画「シャーロック・ホームズ」

シャーロック・ホームズ オリジナル・サウンドトラック

Sherlock Holmes

イギリス

2009

10年3月公開

劇場鑑賞

シャーロック・ホームズ大好きなんですよ。原作小説も原書でまで読んでるし、NHKでやってたドラマも大好き。そんなわけで結構楽しみにしていた1本。珍しく公開初日に鑑賞しちゃいました。

黒魔術を使い若い女性たちを殺害したブラックウッド(マーク・ストロング)が名探偵シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニーJr.)とその相棒ワトソン(ジュード・ロウ)の活躍で逮捕され、死刑となる。

ところが、死んだはずのブラックウッドが生き返ったという情報が入り、ホームズたちは、女泥棒アイリーン(レイチェル・マクアダムス)とともに、巨大秘密組織による陰謀に巻き込まれていく。

うーん、これは、別にホームズじゃなくても良いのではという気がしないでもない。全くの別人だよ・・・。

作品がつまらないわけじゃないんだけど、『ホームズ』というタイトルにすれば人が呼べるのは分かるんだけど、違うタイトルのほう先入観なしで観られて良かったよぅ。『K20』がパラレルワールド設定で怪人二十面相を描いて成功したんだから、この映画もホームズでいくならそんな感じで作ったほうが良かったんじゃないかと思います。

『ボヘミアの醜聞』のアイリーンが、いきなり峰不二子的なポジションで登場したのには驚きました。彼女は結婚して幸せになったはずでは・・・。しかもあんなキャラだったらボヘミア王が困るのでは、とか勝手に心配を。

全体的にホームズというよりかは、ルパン三世実写版みたいな感じでしたよねぇ。

そんなわけで、開始5分で、これは同姓同名の別人ホームズだと頭を切り替えて鑑賞。

なんてたってガイ・リッチー監督(実は苦手)だから多少は心構えはできてましたが、アクション満載な内容でした。ワトソンまで体張ってアクションしたのにはビックリ!

でも、ストーリーがもうちょっとシンプルなほうが好きかなぁ。ストーリーというか、構成の仕方というか、「なぞ解き」の見せ方があまり好きな感じじゃなかったんですよねぇ。そんな難しくないのに、ごちゃごちゃした印象になって分かりにくくなってるというか。肝心なミステリー的な面白さの演出が微妙でしたよねぇ。

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「水銀灯が消えるまで」 東直子

水銀灯が消えるまで (集英社文庫)

水銀灯が消えるまで

東直子

集英社文庫 2010.2.

歌人である作者の小説デビュー作品の文庫化。

「コキリコ・ピクニックランド」という架空のテーマパークが全ての作品に登場する連作短編集で、どこか居場所のない人々を描いていました。

歌人ということなので、もうちょっとみずみずしい感性に溢れた文体なのかと思ったのですが、特にそんな感じでもなかったかなぁと。全体を包み込んでいる、すぐにでも壊れてしまいそうなあやうい空気感の表現は上手かったです。

舞台となるピクニックランド、日本一長いゴーカートがあって、スライダーや観覧車があるって、モデルになってるのは相模湖ですよね。大学の時のサークルで毎年泊りがけで遊びに行ってた場所なので、ちょっと懐かしい気分に浸りながら読んでしまいました。

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2010年3月11日 (木)

映画「プリンセスと魔法のキス」

The Princess and the Frog

the princess and the frog

アメリカ

2009

10年3月公開

劇場鑑賞(字幕版)

この日を何年待ったことか!!

ディズニー映画ファンとして、手描きアニメでミュージカルが再び観られるというだけでも嬉しいのですが、期待以上の内容で大満足の1本でしたよ☆

監督コンビは『オリビアちゃんの大冒険』、『リトル・マーメイド』、『アラジン』、『ヘラクレス』、『トレジャー・プラネット』と、過去の監督作品がどれも好きな作品ばかりだったので否が応でも期待が高まります。

舞台はニューオリンズ。主人公ティアナは亡き父の遺志を継ぎ、自分のレストランを開くことを夢見ながらウェイトレスとして熱心に働いていた。

あるとき、街にマルドニア王国のナヴィーン王子が滞在することになり、ティアナの幼馴染で大農場のお嬢様シャーロットはプリンセスになるチャンスを逃すまいと、自宅で開催する仮装舞踏会に王子を招待していた。

一方、ナヴィーン王子は、放蕩の限りを尽くし、両親から勘当され、一文無し状態。富豪の娘との出会いを夢見てこの街へとやってきたのであった。

舞踏会の夜、料理の手伝いとして会場を訪れていたティアナは、そこで一匹のカエルと出会う。人間の言葉を話すこのカエル、なんと、ヴードゥーの魔術を使う魔術師ドクター・ファシリエの策略にはまり、姿を変えられてしまったナヴィーン王子であった。童話と同じように、姫のキスで元の姿に戻れるはずだと訴える王子のために、レストラン開業資金を援助してもらえるという交渉を成立させ、ティアナは恐る恐るキスをするのだが、その瞬間、彼女もカエルの姿になってしまう。

こうして、ティアナとナヴィーンの2人は人間の姿に戻るため、奥深い森の中へとはいって行くのだが・・・。ジャズトランぺッターの鰐ルイスや、蛍のレイなど愉快な仲間たちと共に2人の冒険が始まる。

ディズニーの手描きアニメの長編映画は『ホーム・オン・ザ・レンジ』(そんなに悪い映画じゃないのに日本未公開・・・)以来ですが、かつて、CG映画に完全移行するなどという宣言をしていて、二度と手描きが見られないのかと残念に思っていた自分としては、嬉しいことこの上ない手描きアニメの復活でした!『魔法にかけられて』の一部だけでも感動だったのに長編全てが手描きの作品が見られることに感謝感謝です。ありがとうジョン・ラセター。

なんちゃらリトルとかわけのわからないものを作ってる暇があったら、大人しく、お伽噺ベースのミュージカル手描きアニメを作れば良いのだということに、ようやく気づいてくれたという感じですね。

CGアニメには絵画的な芸術性が感じられないので、手描きの、『絵が動いている』感じはやっぱり好きです。往年のディズニーを支えたメアリー・ブレアを彷彿とさせる世界観のタッチが多かったのも嬉しかったですね。『カールじいさん』もそうだったし、彼女が現在のディズニーに与えている影響は測り知れません。

伝統的な童話物語をベースにしながら、革新的な要素もチラホラと盛り込まれていて、何気にかなりの意欲作だったと思います。

字幕版の上映館が少ないのはもったいないですが、平日昼間の丸の内ピカデリーはせっかく800席もある大きな劇場なのに観客が20人いるかどうかという感じでしたね。アカデミー賞発表直後だったから他作品に流れたってのもあるんだろうけど・・・。

以下、ディズニー好きによる長い感想をどうぞ。

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2010年3月 9日 (火)

映画「約三十の嘘」

約三十の嘘 特別版 [DVD]

約三十の嘘

日本

2004

04年12月公開

TV録画鑑賞

世間ではアカデミー賞発表で大賑わいの本日ですが、マイペースに記事を更新。ちょっと前にBSで放送されていたものを録画したものを鑑賞しました。(鑑賞したのは先週なんですけどね)

かつてメンバーが裏切り報酬を持ち逃げされてしまった詐欺チームの一団が3年ぶりに仕事をするため、寝台列車で北海道へと向かう。

カリスマ性を失い腑抜け状態になっているかつてのリーダー志方(椎名桔平)

新たなリーダーとしてチームをまとめようとするく久津内(田辺誠一)

志方を慕う若き青年、佐々木(妻夫木聡)

クールな才媛、宝田(中谷美紀)

宝田と交際しているというお調子者の新メンバー横山(八嶋智人)

ここに、途中、3年前に金を持ち逃げした今井(伴杏里)が加わることになり、一波乱があったものの、仕事は大成功。しかし、帰りの寝台列車の車内で事件が起こる・・・。

ここまで完全に列車内だけで物事が進む映画だと思っていなかったので、突然帰りの車内に切り替わったときにはちょっとビックリしてしまいました。これはきっともともとが舞台用の作品なんだろうな、と思って調べたらやっぱりそうでしたね。

でもって、もともとの舞台を知らないのでなんとも言えませんが、全体的なセリフ回しの不自然さとかは、「舞台」をそのまま映画にしてしまった感に溢れていて、映画としてはちょっと違和感のある印象も。いつもは気にならない役者さんの演技もやけに気になったのはなんでだろ。

ストーリーはどういう方向に転がるのかが読めなくて、ミステリなのかと思って観ていたら、なんとラブストーリーだったという驚異のどんでん返しが。観ている側の心構えとして、なぞ解きを期待してしまうとちょっと肩すかしな結果になるかもしれませんねぇ。

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2010年3月 7日 (日)

エンタ☆メモ 2-3月号

冷え込んだり、急に暖かかったり不安定な気候が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

2010年からスタートの新企画、月刊エンタ☆メモ第2号です。

先日、新しい眼鏡を作り、6年間お世話になっていた前の眼鏡とお別れしました。そんなわけで3代目の眼鏡になったのですが(眼鏡歴は20歳を超えてからなのです)、黒縁セルフレームだったものから上半分だけの細めのメタルフレームになったので、自分の顔なのに未だに鏡を見るとちょっと違和感が・・・。

そんなわけで、2月のエンタメを振り返りつつ、3月の期待エンタメをφ(..)メモメモ

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2010年3月 4日 (木)

映画「そんな彼なら捨てちゃえば?」

そんな彼なら捨てちゃえば? [DVD]

he's just not that into you

アメリカ

2009

09年8月公開

DVD鑑賞

つい最近公開されていたような気がしてたんですがもう半年も経つんですね。DVDがリリースされたので早速観てみました。

ジジ(ジニファー・グッドウィン)は同僚ジャニーン(ジェニファー・コネリー)の紹介で不動産屋のコナー(ケビン・コノリー)と食事をし、連絡先を告げたのだが、彼からの電話はいつまでたってもかかってこない。業を煮やした彼女はコナーが行きつけだというバーへと赴き、やがてバーを経営するアレックス(ジャスティン・ロング)から恋愛指南を受けるようになる。

ジジの同僚べス(ジェニファー・アニストン)は同棲7年目の恋人ニール(ベン・アフレック)から結婚をする気はないと言われ彼との別れを決意する。

ニールの友人であり、ジャニーンの夫であるベン(ブラッドリー・クーパー)はスーパーマーケットで出会った美女アンナ(スカーレット・ヨハンソン)に惹かれていく。

アンナの友人メアリー(ドリュー・バリモア)はゲイ雑誌の編集部で働きながら、ネット上で出会いを求め続けている。

恋の本音や建前を様々な男女たちの恋愛模様から描き出していく。

思ってた以上に面白かったです!!

監督のケン・クワピスはANDRE君イチオシの傑作『旅するジーンズと16歳の夏』の監督さんですね。結構ごちゃごちゃとしたリンクでつながっている群像劇のまとめ方の上手さはお見事でした。

恋の相談をしていて、「でも、私の友だちに、○○だったけどうまくいった人もいるよ」みたいな話はあくまで「例外」なんだけど、もしかしたら自分もそんな「例外」でひょっとしたら、なんて思ってしまう。ってのを各登場人物の色々なパターンで見せてくれる作品で、観ていて共感できたり、できなかったり。てか、女性陣の様子を見ながら、男性陣に同情したり、応援したり、色々と楽しめる作品でした。最近、ラブコメで満足できることが少ないのでこういう作品は貴重です。

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