« 映画「きみがぼくを見つけた日」 | トップページ | 「ひとり日和」 青山七恵 »

2010年3月27日 (土)

映画「NINE」

NINE

NINE

アメリカ

2009

10年3月公開

劇場鑑賞

このミュージカルが2003年にリバイバル上演されてトニー賞などで話題になっていたときからちょっと気になっていたのですが、映画化されると聞いてとーっても楽しみにしていた作品です。監督ロブ・マーシャルだし。

ロブ・マーシャル監督は『シカゴ』は言わずもがなですが、TV用に作られた『シンデレラ』と『アニー』も非常によくできていて、舞台演出のみならず、ミュージカルの映像化における信頼度も非常に高いのです。(ちなみにロブ・マーシャル、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の第4作目を監督するんですね。華やかな演出で描かれる海賊たちはちょっと観たいかも)

映画監督グイド(ダニエル・デイ=ルイス)は新作の撮影のために故郷のイタリアを訪れていたが、脚本が1ページも書けないまま、撮影初日が刻一刻と近づいていた。

気晴らしに海辺のホテルを訪れた彼のもとに、妻のルイザ(マリオン・コティヤール)や愛人のカルラ(ペネロペ・クルス)などが訪ねてくるのだが・・・。苦悩するグイドの姿を、彼を取り巻く女性たちによる幻想的なミュージカルシーンにのせて描く。

原作はフェデリコ・フェリーニ監督の『81/2』。(これ読み方がハッカニンブンノイチなんですよね。最近あまり「はっか」と言わない気がする。学校でも分数の読み方を習うとき「か」ではなく「と」だった気がする。)

とにかく、次々に現れるお姉さま方が美しいのなんの!

もっと内容が薄い映画なんじゃないかと勝手に思ってたんですが、想像以上にしっかりとストーリーが感じられたものの、結局は、それぞれがソロで見せ場のミュージカルシーンを持っている6人の美女たちを堪能する作品以外の何物でもありませんね。

ただ、そのミュージカルシーンの完成度がとても高いので、ミュージカル好きとしては大満足。この作品、舞台でミュージカルを観るのが好きな人なら文句なしに楽しめるんじゃないかと思います。

ただ、ちょっとカット割りが細かくて、もうちょっと観たいのにと思うところでチャカチャカと画が切り替わる場面が多かったかなぁ。ここはもうちょっと引きの画を見させて~!!と何度も思いましたからね。

ラストシーン、グイドの妄想たちがカーテンコールのように次々と登場し、後ろから見守る映像がかなり好きです。少年グイドも良かった!

 

以下、素晴らしきミュージカルシーンにコメントを。

てか、ロブ・マーシャルさん、ミュージカルシーンの扱いが基本的に『シカゴ』と同じなのは悪くはないんだけど、ちょっと二番煎じな感じもしましたね。

・ジュディ・デンチ as リリー

存在感たっぷりにグイドのよき理解者を演じてましたが、彼女、歌も結構いけるんですねぇ。古き良きミュージカルレビューも堪能できたのが嬉しいシーンでした。

・ペネロペ・クルス as カルラ

妖艶すぎる。てか、これ反則だろー。まさかここまでやってくれるとは思いませんでしたよ。結構体柔らかいんですねぇ。

曲のタイトルが「バチカンからの電話」ってのが良い。

・ファギー as サラギーナ

冒頭の砂浜を這うようなファギーも見どころではありますが、このシーンはやっぱりタンバリンを持って砂を撒き散らしながら椅子にもたれて踊る後半が素晴らしかったです。何度でも見返したい。

・ケイト・ハドソン as ステファニー

彼女の歌う「Cinema Italiano」に予告編で流れているのを聞いたときから完全に虜になっていたのですが、この場面は映像もスタイリッシュにまとめていてとてもカッコイイ。この映画で一番好きなシーンです。ケイト・ハドソンがここまでパワフルに歌い踊れるとは思っていなかったので、ただただビックリ。

そして、このシーンは是非舞台で見たいなぁと思ったのに、どうやら映画版のオリジナル楽曲とのこと。

・ソフィア・ローレンン as グイドの母

グイドの全てを包み込む母としての存在感は流石のもの。彼女がこうして出演してることそのものがもう嬉しくてたまらないです。

ラストのカーテンコールのような場面でも、最後の最後に堂々と登場したときには画面に向かって拍手したくなっちゃいました。

ミュージカルと言えば『ラ・マンチャの男』ではドルシネアをやってましたよね~。

・マリオン・コンティヤール as ルイザ

彼女だけソロが2曲ってのはちょっと解せないのですが、それぞれに調子の違う2曲。でもって圧倒的に2曲目のほうが良い。作品の雰囲気からして退廃的な曲のほうが映えます。

・ニコール・キッドマン as クラウディア

「実は歌えた女優」といえば真っ先に思い浮かぶ二コールは今回はちょっと大人しめ。曲もキャラクターも一番地味だったように思います。ただ2人が車で逃げるシーンは結構好きでした。

 

さてミュージカル映画好きとしては早速サントラ三昧な日々になってるのですが、今年は他にどんなミュージカル映画が見られるのか楽しみです。でも今一番観たいのはFOXの新ドラマ『グリー』だったり。合唱部が題材で毎週ミュージカルが見られるドラマとか素敵すぎる。ハイスクール・ミュージカルの二番煎じ感は否めないけど。

|

« 映画「きみがぼくを見つけた日」 | トップページ | 「ひとり日和」 青山七恵 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
ここ最近、ちょっとバタバタしていてお邪魔が遅くなりました。
TB、せっかく送ってくださったのに、受信できずにごめんなさい。
早く元通りになってくれますように(祈)

どんなストーリーだろう?と思っていたら、美女版『キャッツ』。
女性たちが次々登場するのは、女性としては特に惹かれたりはしないけれど(笑)、
1人1人のパートがそれぞれ見応えがあるので、とっても楽しめた作品でした。
ケイト・ハドソンがここまでかっこよく決めることができる人だとは正直ビックリ。
ジュディ・デンチとソフィア・ローレンの貫禄は半端じゃないですね。
もしこれが男女逆バージョンだったら、きっと映画館から帰って来れなくなったかも(笑)
これは是非、生の舞台が観たいですねぇ。とか言いつつ、もう何年もご無沙汰ですけど。

投稿: 悠雅 | 2010年4月 2日 (金) 01時23分

>悠雅さん

こちらこそお返事が遅くなってしまい申し訳ありません。

キャッツの猫たちにも負けないに一人一人の女優さんたちの
圧倒的なパフォーマンスの数々にうっとりしちゃいました。

オスカー受賞者ばかりの中で、
キャラクターとしてもメインのポジションではなかったのに
ひときわ強い印象を残してくれた
ケイト・ハドソンは本当に良かったですね!
今までは特に好きな女優さんと言うわけでもなかったのですが、
今後ファンになってしまいそうです。

男女逆バージョンがあったら、
それはそれでどのようなキャストが出演するのか
想像してみるのも面白そうですね~。

投稿: ANDRE | 2010年4月 4日 (日) 01時10分

昨日見ました。私もステファニーの曲が一番好き! なのに映画オリジナルなんだね……確かに他の曲と趣が違ったけど。

投稿: verde | 2010年9月12日 (日) 10時33分

>verdeさん

ストーリー全然ないけど、萌え萌えな映画で、結構好きです。
ステファニーの曲はパンチがあって良いですよね~。
DVD買おうかなぁ・・・。

投稿: ANDRE | 2010年9月16日 (木) 01時11分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 映画「NINE」:

» NINE [LOVE Cinemas 調布]
フェデリコ・フェリーニ監督の名作『8 1/2』を基にしたトニー賞受賞の同名ブロードウェイ・ミュージカルを映画化。監督は『シカゴ』のロブ・マーシャル。主演のダニエル・デイ=ルイスを始め、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ニコール・キッドマン、ソフィア・ローレンと新旧6人ものオスカー俳優が出演するというあまりにも豪華なキャスティングに目を奪われる。... [続きを読む]

受信: 2010年3月27日 (土) 01時38分

» 「NINE」 遅すぎた成長 [はらやんの映画徒然草]
死んだジャンルと思われていたミュージカル映画を見事復活させ、活況にしたきっかけは [続きを読む]

受信: 2010年3月27日 (土) 20時35分

» 『NINE』 [Cinema + Sweets = ∞]
この春話題のミュージカル映画『NINE』。 先日、PROUD×CSGyao PRESENTS の試写会でよみうりホールで少し早めに観賞することが出来ました。 あいにくの雨の日の試写会でしたが、客入りが悪いようで2階席はかなりガラガラの状態でした。 ミュージカル映画は敬遠される人も多い... [続きを読む]

受信: 2010年3月28日 (日) 00時27分

» NINE [ともやの映画大好きっ!]
(原題:NINE) 【2009年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★★☆) 1963年にアカデミー賞を受賞したフェデリコ・フェリーニ監督の「8 1/2」。 この作品の半歩進んだ解釈を加え、1982年にブロードウェイ・ミュージカルとして上演された作品を映画化。 ミュージカル版は同年のトニー賞5部門を受賞。 映画版は、 第14回サテライト賞、作品賞(ミュージカル/コメディ部門)・最優秀撮影賞(ディオン・ビーブ)受賞。 ワシントンDC映画批評家協会賞、美術賞(ジョン・マイヤー)受賞。 セントルイス映画批評家... [続きを読む]

受信: 2010年3月28日 (日) 00時32分

» NINE [佐藤秀の徒然幻視録]
公式サイト。ロブ・マーシャル監督、ダニエル・デイ=ルイス、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ケイト・ハドソン、ニコール・キッドマン、ソフィア・ローレン、ステイシー・ファーガソン(ファーギー)。フェデリコ・フェリーニのイタリア映画....... [続きを読む]

受信: 2010年3月28日 (日) 08時11分

» [映画『NINE』を観た] [『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭]
☆何の予備知識もなく、何か絢爛豪華なイメージだったので、楽しみにして映画館に向かった。  粋なプレイボーイの映画監督の、これまでの女性遍歴と、現在の女性関係・映画監督としての行き詰まりの物語で、  はじまってすぐに、「ああ、これはフェリーニ監督の物語か・・・」と合点がいく。  タイトルの『NINE』は、つまり、フェリーニの『8 1/2』の次という意味なのだと・・・。    ◇  すぐに、そのテーマに行きついたので、そもそもがストーリーには整合性が感じられないとされるジャンル・ミュージカルだ... [続きを読む]

受信: 2010年3月28日 (日) 08時31分

» NINE [Akira's VOICE]
男は女性がいないと生きていけません!   [続きを読む]

受信: 2010年3月28日 (日) 10時34分

» 『NINE』 [めでぃあみっくす]
シネマ・イタリアーノ!そう歌いながら、ずっとこの雰囲気に溺れていたいと思える映画でした。別にストーリーは特別面白いとかいう訳ではないのですが、あの7人の女優陣による、それぞれのミュージカルシーンがとにかくいい!個人的にはもっと見ていたくなるほどに、雰囲気....... [続きを読む]

受信: 2010年3月28日 (日) 13時34分

» NINE [そーれりぽーと]
1月9日の記事で豪華すぎて楽しみって件を書いた『NINE』が公開されたので、早速観てきました。 ★★★ 『8 1/2』に1/2足した本作よりも、引いた『8人の女たち』に軍配。 豪華! →贅沢 →もったいない そんな感想で、尻下がりに盛り上がりに欠けたブツ切りミュージカル。 次々にゴージャスな大女優達が現れるオープニングの豪華この上ないこと。 オマケに最後はみんなで戦隊物のように並んでのキメポーズです。 「この映画は絶対面白いに違いない!」 なんて思って観始めたら、続きは映画としてもミュージカル... [続きを読む]

受信: 2010年3月28日 (日) 20時41分

» 豪華ミュージカル映画<NINE(ナイン)> [美味−BIMI−]
舞台はイタリア――。 天才映画監督のスランプ。 彼に夢中な女達。愛を選びきれない男。 彼が見つける9つめの愛とは? 世界は、男と女で出来ている。。。 見終わった後、踊りだしたくなる映画でした! 歌もまた、耳に残ります!とくに「CINEMA ITARIANO」! <映像の魔術師>と呼ばれた監督のイタリア&フランス合作映画 【8 1/2(はっか にぶんのいち・Otto e mezzo 1963... [続きを読む]

受信: 2010年3月29日 (月) 22時57分

» 『NINE』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「NINE」□監督 ロブ・マーシャル □脚本 アンソニー・ミンゲラ □キャスト ダニエル・デイ=ルイス、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ケイト・ハドソン、ニコール・キッドマン、ソフィア・ローレン、ステイシー・ファーガソン■鑑賞日 3月21日(日)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想> ロブ・マーシャル監督がこの映画を撮るからといって、『シカゴ』のような映画を想像してはいけません(笑) で... [続きを読む]

受信: 2010年3月30日 (火) 17時23分

» NINE [必見!ミスターシネマの最新映画ネタバレ・批評レビュー!]
[ミュージカル映画] ブログ村キーワード ↓ワンクリックの応援お願いします↓ おみくじ評価:大吉 2010年21本目です。 【あらすじ】 1964年、イタリア。 最新作「ITALIA」の脚本がなかなか書けず、苦悩する映画監督のグイド・コンティーニ(ダニエル・デイ=ルイス)..... [続きを読む]

受信: 2010年3月31日 (水) 10時51分

» NINE [悠雅的生活]
想像力は神の庭。 [続きを読む]

受信: 2010年4月 2日 (金) 01時17分

» NINE [映画、言いたい放題!]
元々は、1963年にイタリア映画の巨匠、 フェデリコ・フェリーニが製作した「8 1/2」を、 1982年にブロードウェイでミュージカル化されたのが「NINE」。 タイトルが「2分の1」だけ増えて「9」になったのは、 歌と踊りの要素が増えたからだそうです。 数年前にこの作品を日本... [続きを読む]

受信: 2010年4月 3日 (土) 23時43分

» NINE [★YUKAの気ままな有閑日記★]
そろそろ春休み〜観たい映画がテンコ盛りまずはコチラから・・・【story】イタリア、ローマにある映画スタジオで映画監督グイド・コンティーニ(ダニエル・デイ=ルイス)は頭を抱えている。撮影開始も間近だというのに、脚本は白紙のままなのだ。苦しみの果てに、彼は自分の弱さを抱きとめてくれる女たちとの幻想の世界へと陥っていく―     監督 : ロブ・マーシャル 『シカゴ』 『SAYURI』 *フェデリコ・フェリーニ監督『8 1/2』を元にしたブロードウェイミュージカルの映画化―【comment】 華麗なる映... [続きを読む]

受信: 2010年4月23日 (金) 22時12分

» 映画:NINE [よしなしごと]
 ミュージカル好きとしてはこの映画ははずせません。と言うわけでNINEを観てきました。 [続きを読む]

受信: 2010年5月 3日 (月) 00時25分

» NINE [★★むらの映画鑑賞メモ★★]
作品情報 タイトル:NINE 制作:2009年・アメリカ 監督:ロブ・マーシャル 出演:ダニエル・デイ=ルイス、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ケイト・ハドソン、ニコール・キッドマン、ソフィア・ローレン、ファーギーほか あらすじ: 1964年のイタリア。スランプ中の映画監督、グイド・コンティーニ(ダニエル・デイ=ルイス)にとって、妻のルイザ(マリオン・コティヤール)だけが心のよりどころだった。ところが、妻以外にも愛人カルラ(ペネロペ・クルス)や主演女優のクローディア(ニコ... [続きを読む]

受信: 2010年8月 7日 (土) 03時03分

» Blu-ray「Nine」 高級アイスを一度溶かし再氷結させたような代物。今年のワースト決定(笑) [日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜]
フェリーニの映画「8 1/2」を、ミュージカル化。 そしてこれを今回は映画化。 一言でこの映画を例えると..... 「高級アイスを一度溶かし、再び氷結させたような代物」 調和がとれた成分の旨味が全て一度破壊され、「形」だけで再合成させ、元の良さが全て破壊されている。 「8 1/2」の名シーンがことごとく「破壊」されて登場するので、心からうんざりしてくる。。。。 劇中、「グイド (Guido)」と聞くたびに、ドキッとするのだが、そこにいるのはマルチェロではない。 ミスキャスト本年度1位を惜しみ... [続きを読む]

受信: 2010年9月12日 (日) 11時38分

» NINE [小部屋日記]
NINE(2009/アメリカ・イタリア)【Blu-ray】 監督:ロブ・マーシャル 出演;ダニエル・デイ=ルイス/マリオン・コティヤール/ペネロペ・クルス/ジュディ・デンチ/ニコール・キッドマン/ケイト・ハドソン/ソフィア・ローレン/ステイシー・ファーガソン 世界は、男と女と愛でできている。 フェデリコ・フェリーニ監督の「8 1/2」のミュージカル版「NINE」を『シカゴ』のロブ・マーシャル監督がオールスター・キャストで映画化。 もとはフェデリコ・フェリーニ監督の映画ということで、背景にと... [続きを読む]

受信: 2010年9月17日 (金) 23時17分

» 【映画】NINE(ナイン) [★紅茶屋ロンド★]
<NINE(ナイン) を観ました> 原題:Nine 製作:2009年アメリカ、イタリア合作 ←クリックしてね。ランキング参加中♪ 豪華女優人が共演するミュージカル映画として、公開当時から気になっていたんだけど、結局時間の都合が付かず観にいけなかった作品…(この時期は見たい映画も沢山あったうえに、バイトが激務だった…) とは言っても、監督ロブ・マーシャル作品は観た事が無かった!「シカゴ」すら見ていない。だけど、なぜか気になる作品だったんだよなぁ~。 さて内容。映画監督のグイドはスランプに陥っ... [続きを読む]

受信: 2010年9月26日 (日) 22時49分

» ■映画『NINE』 [Viva La Vida! <ライターCheese の映画やもろもろ>]
フェデリコ・フェリーニ監督が1963年に製作した映画『8 1/2』をミュージカルにして、物語を半歩前進させた映画『NINE』。 『シカゴ』のロブ・マーシャルが監督しています。 才能ある映画監督の“選ばれし者の恍惚と苦悩”を描いた作品とも言えますが、「妻も愛人もママもミュ... [続きを読む]

受信: 2010年10月25日 (月) 18時54分

« 映画「きみがぼくを見つけた日」 | トップページ | 「ひとり日和」 青山七恵 »