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2010年3月18日 (木)

映画「パリ、恋人たちの2日間」

パリ、恋人たちの2日間 特別版 [DVD]

2 days in Paris

フランス ドイツ

2007

08年5月公開

DVD鑑賞

パリを舞台にしたラブストーリーということで、なんとなくオシャレな感じを想像して観てみました。

NYで暮らすフランス人のマリオン(ジュリー・デルピー)とアメリカ人のジャック(アダム・ゴールドバーグ)は恋人同士。2人でイタリア旅行をした帰りにマリオンの実家のあるパリに滞在することになったのだが、フランス語の全く分からないジャックは戸惑うことばかり。そして、次から次にマリオンの元カレ達が現れて・・・

うっかりフランス人とお付き合いすることになってしまったら、それなりの覚悟が必要なんだな、と思う作品ですね。しかもDVD収録の監督も務めた主演のジュリー・デルピーのインタビューによると、「典型的なフランス人女性」を描いているのだそうで・・・。

この映画、タイトルが『ロスト・イン・トランスレーション』でも通じてしまうのではないかと思うくらいに、全くフランス語の分からないジャックが様々なことにカルチャーショックを受けまくるんですが、安住の地を求めて入った先がファーストフード店というのも面白いし、さらに、そこでも店員がフランス語しかわからないって追討ちっぷりがなかなか楽しかったです。

てか、ファーストフード店のエピソード普通に怖いよー。一人でパリ散歩とかちょっと危険なのでは!?と思ってしまうような作品ですよね。

そんなわけで従来の「オシャレなパリ」という感じではなくて、もっと土臭い感じのリアル・パリを堪能できる作品だったように思います。

この作品では、言葉の違う国に行くという要素も加わってますけど、初めて恋人の地元に一緒に行ったら、いつもとは違う顔を見てしまって戸惑ってしまうなんてのはよくある話なのかもしれませんね。

ちなみに、マリオンの両親を演じていたのはジュリー・デルピーの実の両親だったらしい。あまり似てない感じだったので全然気がつかず、インタビューを観てちょっとびっくり。

* * *

関連レビュー

『それでも恋するバルセロナ』

ラテンの国に行って、戸惑うアメリカ人という共通点。

そうえば、この映画もウディ・アレンばりによく喋る作品でした。

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