映画「北京ヴァイオリン」
和你在一起 中国 2002 2003年4月公開 TV録画鑑賞 |
劇場公開されてる時からずーーーーーーっと見たかった作品で、かなり前にTV放送されたときに録画していたんですが、録画したことに満足したまま数年間が経過してしまったのを遂に鑑賞。
中国の田舎町、父の劉成と二人で暮らしている小春はヴァイオリンの名手であった。小春の才能を信じ、コンクールに出場するために父子は北京へとやってくるのだが、上位入賞したのは裕福な子どもたちであった。
劉成はコンクールで審査をしていた江先生に頼み込み、小春は才能を認められ彼のもとでヴァイオリンの指導を受けることになるのだが・・・。
なんか7年の間に頭の中で勝手に「北京ヴァイオリン」はこんな映画に違いないという妄想を膨らませ過ぎてしまっていて、ものすごい感動の父子の物語を期待してしまったら、思ったほどではなくちょっと残念。面白いには面白いんですけどね。自己中心的な登場人物が多すぎるような気が。
これはなんといっても父子が北京で出会う人々が良いですよね~。小春が淡い恋心を抱くリリや、江先生は反則的に良い役だったように思います。特に先生。
だた、主人公の小春の飄々とした姿が、田舎の純朴な少年なんてレベルをはるかに超えているのがちょっとなぁ。もっと貧しいけど努力で頑張る物語だと思ってたのに、女に夢中になって母の形見の楽器を手放すとか酷過ぎる。てか、練習量もちゃんとしてるかどうか怪しいし。
大体、父親がちょっとわずらわしいくらいに必死なのに、子供がその努力を全て無駄にしているところがいただけない。
ただ、主人公の生い立ちと現代をリンクさせて描かれる終盤の駅のシーンは良かったですね~。そこにヴァイオリンの演奏が被ってきちゃった日には感動するなというほうがおかしいです。
したたかなライバル少女の策略が結果的には良い方向に(本当か!?)に向かったという解釈で良いのかな。でも、お父さんがいきなり帰ろうとするのとか、理由がよく分からないんだけど・・・。
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