映画「ブラザーズ・ブルーム」
the brothers bloom アメリカ 2009 日本未公開 DVD鑑賞 |
このところTSUTAYA限定のレンタル作品というのがチラホラとあって、それを見るためにはわざわざ家から遠いほうのレンタル店であるTSUTAYAさんまで行かなくてはいけないのがちょっと面倒なのですが、これもそんな1本。
結構豪華キャストなのに未公開なんですよね~。
これ、カタカナのタイトルを見たとき、「Brother's Bloom」なのかと思ってたんですが、単に「ブルーム兄弟」というタイトルでした。「ブラザーズ・グリム」と同じですね。
詐欺師のブルーム兄弟こと、ブルーム(エイドリアン・ブロディ)とスティーブン(マーク・ラフォロ)は幼いころより孤児として各所を転々とし、現在は謎の日本人バンバン(菊池凛子)とともに詐欺を働きながら兄弟2人で支え合って生きていた。
詐欺師を辞めたい訴えるブルームにスティーブンは、莫大な遺産を相続したというペネロペ(レイチェル・ワイズ)をターゲットに最後の仕事を持ちかけ、世間知らずのお嬢様ペネロペにふりまわされながら、ヨーロッパを舞台に一大詐欺をしかけるのだが・・・。
うーん、詐欺師モノの映画って割と面白いものが多いですが、これはちょっと物足りなかったかなぁ。随所に盛り込まれているギャグがツボにはまれば、かなり笑える作品になってるかと思いますが、個人的には、コテコテすぎて笑うに笑えずという感じでした。
日本人としては菊池凛子の出演が気になるところですが、彼女は完全にマスコット的存在で、いてもいなくても良いような役回りで、画面の片隅で無言で面白いことをしているだけなんですよね。上述の通り、これがツボにはまればもっと楽しめたかなぁ。受けを狙い過ぎてはずしてるような印象で。でも彼女の持つ「怪しげな東洋人」の雰囲気はとてもよく生かされてたように思う。
キャラクターとしてはレイチェル・ワイズ演じる先の読めない特技を沢山持つお嬢様のほうが光ってたし、好きだったかなぁ。これはかなりのあたり役ではないでしょうか。天然なお嬢様をたっぷりと楽しませていただきました。
こういう詐欺師モノってラストのどんでん返しをどのように持ってくるのかが最大の見どころだと思うんですが、この作品はなんか「実は・・・」と見せかけてそれが見せかけではなくてそのまんまだったという感じのオチでちょっとモヤモヤが残ってしまったかなぁ。
ただ、ロドームービー的に世界各地の美しい景色が見られる作品だったので、映像的には割と満足。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 映画「天使の分け前」(2013.06.13)
- 映画「屋根裏部屋のマリアたち」(2013.05.29)
- 映画「ハッシュパピー バスタブ島の少女」(2013.05.27)
- 映画「リンカーン弁護士」(2013.05.06)
- 映画「偽りなき者」(2013.05.05)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント