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2010年5月15日 (土)

映画「九月に降る風」

九月に降る風 [DVD]

九降風

台湾 香港

2008

2009年8月公開

DVD鑑賞

昨年ちょっと気になっていた台湾の青春映画。

舞台は1996年の台湾。

ハンサムで女子からの人気も高いリーダー格のイェンを中心に3年~1年まで同じ高校に通う学年の違う7人の仲間たちは、時にいたずらが過ぎることがあり、呼び出しの常連であった。

あるときイェンがナンパした女性の彼氏が彼らの前に現れ、騒動の末に仲間の一人であるタンが負傷してしまう。それ以降、いつも一緒に過ごしていた彼らの絆に少しずつ溝が広がり始めていく・・・

高校の問題児グループという設定ではあるんですが、日本のいわゆるヤンキーとか不良とかとはちょっと違った雰囲気で、基本的に、見た目も良い子そうだし、やることも、そこまで悪くないので、近所にいそうな少年たちの姿は割と親しみやすかったです。

てか、学校一の問題児たちでこの程度だったらとっても平和な学校に違いない。

仲良しグループが学年の枠を越えているという設定なんですけど、彼らがどういうきっかけでつるむようになったのかなんかをもうちょっと掘り下げてくれると、もうちょっとその彼らの友情に深く入り込むことができたかなぁと思います。

野球賭博のエピソードが、大人の扉をあけていく彼らが、単に楽しいだけではいられない世の中の暗い部分を知っていく様子と上手くリンクしていて、1996年という時代設定も(自分は当時の台湾のことなど全然知らないのですが)、知っている人が見れば、なるほど!という感じなのかもしれません。

個人的には96年当時は自分も高校生だったので、そういうところで彼らが身近に感じられたのは嬉しかったです。

1つ1つのエピソードは結構面白いし、彼らの友情の行方もとても気になったんですが、ちょいと道徳の番組みたいな感じのこじんまりとした展開だったかなぁというのと、最後、どうも上手くまとめきれてないというか、「それで?」な感じで終わってしまったのもちょいと残念。変に感動的にまとめなかったのは好感がもてるけど、なんかモヤモヤしたまま終わってしまったんですよねぇ。

あと、こういう映画を見ると、欧米の作品に登場する高校生活よりも、ずっと親しみが感じられて、やっぱり同じアジアの文化圏なんだなぁというのがよく感じられます。

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