映画「9<ナイン> 9番目の奇妙な人形」
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9
アメリカ
2009
2010年5月公開
劇場鑑賞 |
6月の初めに、久々の劇場鑑賞で観たのにすっかり感想を書くのを忘れてしまってました。てか、観たことさえうっすらと忘れかけてました・・・。
舞台は人類の滅亡した地球。とある部屋で目を覚ました人形「9」は自分と同じように数字を割り振られた人形たちと出会う。外には機械でできたビーストという怪物が仲間たちを狙っていて、「2」が9の目の前でさらわれてしまい・・・
はたして、彼ら人形たちは何の目的で存在しているのか、地球が滅びた原因とは?
という物語。
ティム・バートン製作なんて聞いてしまったらやっぱりどんな内容か気になってしまいますよね~。ただ、もともと短編作品だったものを長編化したものということもあり、バートンのカラーはそれほど感じられない作品でした。
で、こういう感想を書くのは大変心苦しいんですが、久々に劇場で観た映画で微妙だなぁと思ってしまいました。
なんかストーリーが微妙で・・・。世界観はどちらかというと好きだっただけに残念。
9つの人形の性格付けも上手いし、大物俳優が目白押しの声優陣も良い感じ。しかし、肝心のストーリーがどうも受け付けられず。
ネタバレを含む感想ですが、批判的なツッコミばかりなので、あらかじめ御了承した上で反転させてお読みください。
自分はてっきり9人全員があのモンスターの中に取り込まれることで、モンスターが正義のマシーンに変身するとかいう流れかと思ってたんですが、あれよあれよと成仏してしまって、それだったら、彼ら人形たちが作られた目的は何だったの!?という感じで・・・。
しかも彼らは、9人で1人という存在なのに、犠牲になった仲間たちが成仏しちゃったら、中途半端な存在だけが残るって感じですよね。
物語も冷静に考えると、勝手に起動させて、いつでも解決方法が示された場所へ行くこともできただろうに、犠牲者多数出してしまうし。てか博士、人形作るだけ作って、説明不足にもほどが。何故ある程度の「記憶」を与えなかったの!?
途中までは結構ワクワクして観ていただけに、ラストにかけてのストーリーの詰めの甘さが気になってしまったんですよねぇ。80分くらいしかないのに、途中かなり眠くなってしまったし。
ただ、劇場を出るとき、僕のすぐ後ろにいたカップルは2人してこの作品を大絶賛していたので、単に僕がこの作品の良さをしっかりと理解できなかっただけなのかもしれません。
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受信: 2010年6月26日 (土) 00時39分
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受信: 2010年6月27日 (日) 23時27分
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ティム・バートンが関わってると聞いたので、てっきり『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』並に原案から練りだしてプロデュースしたものだと思い込んで9 <ナイン> 〜9番目の奇妙な人形〜を観てきました。
★★
goo映画の解説によると、ティム・バートンは今回完全にプロデュース業のみに専念して、中身にはタッチしてなかった様子。
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受信: 2010年6月27日 (日) 23時48分
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独特の味わいの異色アニメーションの映像は、アメリカ映画というより東欧のそれを思わせる。古い研究室で一体の人形が目を覚ます。麻で出来た身体、腹部には大きなジッパー、背中には数字の9の文字。状況が分からないまま外に出ると、街は見渡す限りの廃墟と....... [続きを読む]
受信: 2010年6月27日 (日) 23時58分
» 9lt;ナインgt; ~9番目の奇妙な人形~ [だらだら無気力ブログ]
2005年のアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた11分の 同名タイトルを見たティム・バートン監督が気に入り、ティム・バートン 監督のプロデュースで長編作品として映画化。声の出演には『ロード・オブ・ リング』シリーズのイライジャ・ウッドやジェニファ..... [続きを読む]
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» 『9~9番目の奇妙な人形~』(2009)/アメリカ [NiceOne!!]
原題:9監督:シェーン・アッカー声の出演:イライジャ・ウッド、ジェニファー・コネリー、クリストファー・プラマー鑑賞劇場 : 横浜ブルク13公式サイトはこちら。<Story>... [続きを読む]
受信: 2010年6月28日 (月) 00時57分
» 9 ナイン 9番目の奇妙な人形 /9 [我想一個人映画美的女人blog]
特筆すべきはそのビジュアル{/m_0150/}
今年公開された「9」のつくタイトルの最後の1本(といっても三本関連性なし)
去年の9月NYでやってたけど時間合わず観れなかったの。
やっと日本公開{/m_0158/} 何となく、めちゃ期待してた1本。
試写で観て来ました〜。
同行したのは人形のお話ってことで、人形作家の三浦悦子ちゃん。
[ティム・バートンが贈る]なんてうたい文句だと監督してると勘違いする人も多そうだけど、
バートンはプロデュースのみ。
人類滅亡後の世界を舞台に、番号を... [続きを読む]
受信: 2010年6月28日 (月) 00時59分
» 9〜9番目の奇妙な人形〜 [ともやの映画大好きっ!]
(原題:9)
【2009年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★★☆)
2005年第78回アカデミー賞・短編アニメーション部門にノミネー トされた11分のショートフィルム「9」を長編映画化したダーク・ファンタジー。
古びた研究室の片隅で、麻布を縫い合わせて作られた奇妙な人形が目を覚ました。腹部には大きなジッパー、背中には数字の"9"が描かれている。9(声:イライジャ・ウッド)は恐る恐る外を見ると、見渡す限りの廃墟が広がっていた。呆然とする9の前に現れたのは、お人好しの発明家2(声:マーティン・ランドー)... [続きを読む]
受信: 2010年6月28日 (月) 01時23分
» 映画:9 <ナイン> ~9番目の奇妙な人形~ [よしなしごと]
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古びた研究室で、奇妙な人形が目覚めた。麻布を縫い合わせた身体に、大きなジッパー、そして背中に書かれた数字の“9”。自分が誰か?ここはどこか?もわからない人形。外を見ると、見渡す限り廃墟の街が広がっていた。やがて茫然とする“9”の前に、“... [続きを読む]
受信: 2010年6月28日 (月) 22時09分
» 9<ナイン>9番目の奇妙な人形 [シネマ大好き]
小さな人形が目をまさすと、そこは廃墟の世界。背中に9と書かれた彼は、同じように2の印のある仲間を見つけるが、突然機械獣が二人を襲い、2が連れ去られる。気を失っていた9は、他の人形たちに助けられるが、2を救いに行こうという提案は、リーダーの1に反対される。..... [続きを読む]
受信: 2010年6月30日 (水) 23時43分
» 映画「9<ナイン> 〜9番目の奇妙な人形〜」 [ITニュース、ほか何でもあり。by KGR]
2010/5/8 ディズニー・リゾート、シネマイクスピアリ。
ある研究室。
お腹には大きなジッパー、背中には「9」の文字の人形が目を覚ますと世界は荒廃していた。
人形「9」は外に自分と同じような人形「2」が歩いているのを見つける。
「2」は「9」の発声装置を修理し「9」の持っていたボタン装置に感激するが、
そこへ機械獣が現れ「2」を連れ去る。
「9」は片目の「5」に発見され「1」のところへ連れて行かれる。
教会の塔の中には「1」「3」「4」「5」「6」「8」が住んでいた。
「9」は、遠くに見え... [続きを読む]
受信: 2010年7月 1日 (木) 21時41分
» ★「9<ナイン> 〜9番目の奇妙な人形〜」 [★☆ひらりん的映画ブログ☆★]
久しぶりに「チネチッタ」で観てきました。
タイトルが「9」だけに、9番シアターで上映してるなんて、さすがチネチッタ。
もともと短編映画を作ってたシェーン・アッカー監督を気に入ったティム・バートンが、
製作に加わり長編映画に仕上げたとか・・・
... [続きを読む]
受信: 2010年7月 7日 (水) 01時54分
» 【映画】9 〜9番目の奇妙な人形〜…2010年の観賞映画は2010年のうちに(1) [ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画]
明日か明後日ごろ、自分へのクリスマスプレゼントが届く予定のピロEKです
届くのはXbox360のソフト「電脳戦機バーチャロン フォース」
すぐに遊ぶ暇があるかどうかは微妙なので、ネットにつなぐ事は検討中...... [続きを読む]
受信: 2010年12月25日 (土) 23時12分
» 『9 9番目の奇妙な人形』'09・米 [虎団Jr. 虎ックバック専用機]
最高の80分間ではなかった もっと読む 虎党 団塊ジュニア の [続きを読む]
受信: 2011年7月 2日 (土) 21時13分
コメント
内容は大してひねりが無いし、ラストも希望が持てるんだか持てないんだか中途半端。
監督自身が言うように時間がなく、脚本の練り込み不足。
とは思いますが、私はこの映画大変気に入りました。
極端にいうと筋書なんかどうでもいいくらいで、この人形が出るだけで十分でした。
投稿: KGR | 2010年7月 1日 (木) 21時43分
はじめまして。
私もストーリーについては、イマイチでした。自分が起こした問題を自分で解決するところにがっくりしましたし、結局のところ的を倒しただけで、なんの解決にもなっていないところも、溜め息でした。
ですが、キャラクターのビジュアルとか、世界観とか、戦闘場面のアイディアとか、おもしろいところもたくさんあったので、映画としてはけっこう楽しめました。
大人のダークファンタジーということでどうでしょうか?
投稿: naotomo | 2010年7月 2日 (金) 02時23分
> KGRさん
コメントどうもありがとうございます。
この作品、脚本の問題点などを指摘しながらも
作品自体は嫌いではないという方が結構多いように思います。
世界観やキャラクターなど、
確かに自分もとても好きだったんですが、
鑑賞時、睡眠不足気味だったこともあり、
途中で猛烈な眠気に襲われれてしまったりで、
自分はそこまではまりきることができませんでした。
* * *
> naotomoさん
コメントどうもありがとうございます。
naotomoさんもストーリー的には
不満を感じながらも
その他の部分で楽しまれのですね。
影像面の満足度は確かに高かったのですが、
自分は結構ストーリー性を重視してしまうので
そちらの印象のほうが強くなってしまったかなぁと思います。
大人向けのダークファンタジーという御意見には賛成します!
投稿: ANDRE | 2010年7月 4日 (日) 00時47分