« エンタ☆メモ 5-6月号 | トップページ | 「The Palm-Wine Drinkard」 Amos Tutuola »

2010年6月16日 (水)

映画「曲がれ!スプーン」

曲がれ!スプーン [DVD]

曲がれ!スプーン

日本

2009

2009年11月公開

DVD鑑賞

「サマータイムマシーンブルーズ」がとっても面白かったので、同じくヨーロッパ企画の舞台を映画化したこの作品もとても気になってました。

超常現象を取材し、それがあり得るか、あり得ないかを討論するバラエティ番組「あすなろサイキック」のADをしている桜井米(長澤まなみ)は視聴者からの情報をもとに各地を取材して回っていたが、彼女の前に現れる超能力者たちはインチキばかり。

クリスマスの日、「カフェ de 念力」という喫茶店には、年に1回の恒例の本物の超能力者たちの会合が開かれていた。この日は、日頃は自分たちの能力をひた隠しにしている彼らが仲間たちの前でその能力を思う存分に使える日なのであった。そんな彼らの前に神田という男が現れ、新しいメンバーがきたと超能力者たちは大喜びするのだが・・・

うーん、「サマータイムマシーンブルース」にあったたたみかけるようなテンポの良さがほとんど感じられなくて、ちょっと退屈だったかなぁ。桜井米が喫茶店にたどり着くまでがかなり長いんだけど、そこまでこれといってストーリーも進展しなかったんですよねぇ。

といって小ネタの数々が面白ければ良かったんですが、それもそこまでツボにはまらず。てか、ネタも全体的に少なめというか。でも、「風」は確かにアレと似てると思うし、「細男」関係のネタは基本的に結構好き。

 

クリスマス映画ってことでファミリー層を狙おうとしたのかラストシーンのファタンジックな演出もちょっと蛇足だったように思います。もう少し短かったら気にならなかったと思うけど、ちょっと長かった。

自分も不思議なもの好きな人間なので、この映画みたいに、どこかに普段は自分の力を隠している超能力者たちが集ってるのでは、とか思うとちょっとワクワクしちゃいますよね~。この作品、超能力者たちの能力が微妙に中途半端なのはリアリティ(?)があって好印象でした。

|

« エンタ☆メモ 5-6月号 | トップページ | 「The Palm-Wine Drinkard」 Amos Tutuola »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

映画を見ている間ずっと感じていた違和感。
キャストの動きやせりふ回し、立ち位置やカメラワーク。

後で感じたのは舞台劇にこだわりすぎたんじゃないか、ということ。

映画らしさ。
それはアップとかロングとか俯瞰とかが活かせて無いように思いました。
ラスト近くの子供が順々に出てくるシーンは冗長で、
もう少しテンポ良く見せた方がよかったのに、と思いました。

投稿: KGR | 2010年7月 1日 (木) 21時53分

> KGRさん

こちらにもコメントどうもありがとうございます。

自分もどこか違和感があったのですが、
確かに映画的ではない場面が多かったですね。
ラストの子供たちの場面は自分ももうちょっとテンポよく
みせてもらいたかったです。

「サマータイムマシーンブルース」はかなり好きだっただけに
この作品には期待しすぎてしまったのかもしれませんが
思っていたほど好きな作品ではなかったので
ちょっと残念でした。

投稿: ANDRE | 2010年7月 4日 (日) 00時55分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 映画「曲がれ!スプーン」:

» 曲がれスプーン [LOVE Cinemas 調布]
『踊る大走査線』の本広克行監督と亀山千広プロデューサーの名コンビが送る最新作。劇団ヨーロッパ企画の戯曲「冬のユリゲラー」が原作の、シチュエーションコメディだ。主演は『群青 愛が沈んだ海の色』の長澤まさみ。共演に三宅弘城、志賀廣太郎、寺島進、松重豊となんとも玄人受けする個性派俳優が顔を並べている。超能力番組のAD桜井米が、エスパーを探して行き着いた先には…。... [続きを読む]

受信: 2010年6月16日 (水) 01時13分

» 曲がれ!スプーン [だらだら無気力ブログ]
劇作家・上田誠率いる劇団ヨーロッパ企画の「冬のユリゲラー」を原作に、 『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督が映画化。 超常現象バラエティー番組の女性ADがエスパーを探して全国を旅して、 ある喫茶店で本物のエスパー達に出会って巻き起こる騒動を描いたコメディ..... [続きを読む]

受信: 2010年6月25日 (金) 11時00分

» 試写会「曲がれ!スプーン」 [ITニュース、ほか何でもあり。by KGR]
20069/11/11、有楽町朝日ホールでの開催。 どの程度になるとそう呼ばれるのか分からないが、 いわゆる試写会マニアは存在する。 何かで読んだが、試写会マニア=ただで映画を見る人たち、との認識が 映画関係者にあって、あまり好意的に捉えられていない面もあるらしい。 昔は試写会で見ても多くの人に情報伝達する手段がなかったろうが、 今はブログを書く人も読む人も多いので、ある程度の宣伝効果があると思うが、 なお、ただで見るせこいやつとの認識なんだろうか、 それとも勝手に宣伝してくれる有り難いやつな... [続きを読む]

受信: 2010年7月 1日 (木) 21時47分

» 【映画】曲がれ!スプーン [★紅茶屋ロンド★]
<曲がれ!スプーン を観ました> 製作:2009年日本 ランキング参加中 映画館に観に行きたかったんだけど、都合が付かず、DVD鑑賞になってしまいました。 しかも公開当時はあまり評判も良くなかったみたいだけど、公開終了してからはそうでも無い事が判明…。やっぱ無理してでも観に行くべきだったか。 超常現象バラエティ番組「あすなろサイキック」のADである桜井米(長澤まさみ)は、子供の頃自分が体験した不思議な出来事やテレビ番組の影響で、超能力や、科学では説明できない不思議な出来事が実際に存在す... [続きを読む]

受信: 2010年9月 4日 (土) 03時28分

« エンタ☆メモ 5-6月号 | トップページ | 「The Palm-Wine Drinkard」 Amos Tutuola »