映画「曲がれ!スプーン」
曲がれ!スプーン 日本 2009 2009年11月公開 DVD鑑賞 |
「サマータイムマシーンブルーズ」がとっても面白かったので、同じくヨーロッパ企画の舞台を映画化したこの作品もとても気になってました。
超常現象を取材し、それがあり得るか、あり得ないかを討論するバラエティ番組「あすなろサイキック」のADをしている桜井米(長澤まなみ)は視聴者からの情報をもとに各地を取材して回っていたが、彼女の前に現れる超能力者たちはインチキばかり。
クリスマスの日、「カフェ de 念力」という喫茶店には、年に1回の恒例の本物の超能力者たちの会合が開かれていた。この日は、日頃は自分たちの能力をひた隠しにしている彼らが仲間たちの前でその能力を思う存分に使える日なのであった。そんな彼らの前に神田という男が現れ、新しいメンバーがきたと超能力者たちは大喜びするのだが・・・
うーん、「サマータイムマシーンブルース」にあったたたみかけるようなテンポの良さがほとんど感じられなくて、ちょっと退屈だったかなぁ。桜井米が喫茶店にたどり着くまでがかなり長いんだけど、そこまでこれといってストーリーも進展しなかったんですよねぇ。
といって小ネタの数々が面白ければ良かったんですが、それもそこまでツボにはまらず。てか、ネタも全体的に少なめというか。でも、「風」は確かにアレと似てると思うし、「細男」関係のネタは基本的に結構好き。
クリスマス映画ってことでファミリー層を狙おうとしたのかラストシーンのファタンジックな演出もちょっと蛇足だったように思います。もう少し短かったら気にならなかったと思うけど、ちょっと長かった。
自分も不思議なもの好きな人間なので、この映画みたいに、どこかに普段は自分の力を隠している超能力者たちが集ってるのでは、とか思うとちょっとワクワクしちゃいますよね~。この作品、超能力者たちの能力が微妙に中途半端なのはリアリティ(?)があって好印象でした。
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コメント
映画を見ている間ずっと感じていた違和感。
キャストの動きやせりふ回し、立ち位置やカメラワーク。
後で感じたのは舞台劇にこだわりすぎたんじゃないか、ということ。
映画らしさ。
それはアップとかロングとか俯瞰とかが活かせて無いように思いました。
ラスト近くの子供が順々に出てくるシーンは冗長で、
もう少しテンポ良く見せた方がよかったのに、と思いました。
投稿: KGR | 2010年7月 1日 (木) 21時53分
> KGRさん
こちらにもコメントどうもありがとうございます。
自分もどこか違和感があったのですが、
確かに映画的ではない場面が多かったですね。
ラストの子供たちの場面は自分ももうちょっとテンポよく
みせてもらいたかったです。
「サマータイムマシーンブルース」はかなり好きだっただけに
この作品には期待しすぎてしまったのかもしれませんが
思っていたほど好きな作品ではなかったので
ちょっと残念でした。
投稿: ANDRE | 2010年7月 4日 (日) 00時55分