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2010年7月 6日 (火)

エンタ☆メモ 6・7月号

今年も半分が終了してしまいましたが皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

7月1日に話題のiPadを手に入れ、あれこれといじっては楽しんでますが、まだ使いこなせているとはとうてい言えない状態。自分は説明書を読むのが結構好きで、どんな商品も一通り、全部のページに目を通してから使うんですが、なんとiPadには説明書がない。基本的な使い方を把握するのだけでも結構時間がかかりそうです・・・。

さてさて、それでは6月のエンタメのまとめと7月の気になるエンタメをφ(..)メモメモ

■ 6月に観た映画

<劇場>

「9<ナイン> 9番目の奇妙な人形」

久々に観た映画だったのに、ちょっと満足度が低かったのが残念。でも、あの映像美は劇場で観たほうが楽しめると思うので、映画館まで足を運んだのはあながち悪くはなかったかも。

 

<DVD>

「THE WAVE」

「彼が二度愛したS」

・「かえるくんとマックス」

・「かもめ食堂」(再見)

今月はとにかく猛烈に忙しかったので、鑑賞本数が少ないんですが、少ない中で選んだ作品がまた妙にマニアックですね・・・。どれも結構楽しめたので良かったです。

 

<TV>

・「ウエストサイド物語」 ★

・「ドリームガールズ」 

・「青い山脈」

今月はBSがミュージカル祭だったもので、ついつい・・・。あと、たまたまTVつけたらやっていた古い日本を映画も観てみたり。

 

■ 6月の読書

<海外文学>

「私自身の目に見えない徴」 エイミー・ベンダー

「暗いブティック通り」 パトリック・モディアノ ★

・「Invisible」 Paul Auster ★

 

今月は後半に読んだモディアノとオースターが期待を裏切らずに面白かったですね~。

 

<国内文学>

「配達あかずきん」 大崎梢

 

友人にすすめられて読んだ1冊。書店やCD店でバイトをしてたことがあるので、当時のことを懐かしく思い出しながら読みました。 

 

<ノンフィクション・紀行文>

・「遠い太鼓」 村上春樹 ★

村上春樹は短編集を数冊読んだことがあるだけで、勝手に食わず嫌いして読んでいない作家なんですが、こちらは500ページ以上の大作旅行記ということで旅行記好きとしては是非とも読んでみたかった1冊。80年代後半にギリシアやイタリアなどヨーロッパを周遊して過ごしていた時期のことを書いているんですが、とりあえず、エーゲ海の島々に行きたいという以前からの思いがますます強まりました。

あと、結構毒舌で、上から目線な書きっぷりがなかなか面白い1冊でした。この旅の間に執筆したという「ノルウェイの森」と「ダンスダンスダンス」も読んでみたくなったので、近々長年の食わず嫌いから脱却してみようかなと。

 

・「北欧へ行こう ダヤンのスケッチ紀行」 池田あきこ

今月は高校時代からずーっと仲の良かった友人が仕事で北欧で暮らすことになり、旅立って行きました。そんなつながりで、北欧関係の本を。ダヤンのスケッチ紀行シリーズ、思ってたよりも面白かったので、他のも読んでみようかなぁ。

 

<コミック>

・「幻覚ピカソ」 3 古屋兎丸 <完> ★

・「イタリア家族 風林火山」 ヤマザキマリ

・「なごみさん」 1 宮本福助

他にも読んだんですが、とりあえず印象的だったものを。ヤマザキマリさんは以前もイタリアでの暮らしを描いたエッセイ漫画を描いていて、結構好きだったんですが、今回の新作の発売で彼女が「テルマエロマエ」の作者と同一人物であることに初めて気づきました。

「幻覚ピカソ」、ジャンプコミックスに古屋兎丸というなんとも不思議な組み合わせの作品でしたが、相変わらずの繊細で緻密なイラストと、予想をはるかに超えるかなりストレートな少年漫画的展開で、なかなかの名作に仕上がっていたと思います。

 

■ 6月の音楽

今月よく聴いたのは、

・ Teenage Fanclub 「Shadows」

TFC久々の新作は梅雨のうっとおしさを吹き飛ばしてくれるようなとっても爽やかな1枚。この夏はヘビロテすることになりそうです。

Oasisのシングル集が出ましたね。一つの時代が終わったという感じがします。

 

■ その他

・「モーリス・ユトリロ展」@東郷青児美術館

会期終了ギリギリでなんとか行くことができました。

全て日本初公開で全てが風景画というなかなか面白い展覧会。どこか淋しい感じのする絵が多いなと思って見ていたのですが、説明に書かれた彼の人生を読んでいると、なんとなく絵に現れた淋しさの理由も分かったような気がしました。

多くの絵に登場する黒い帽子をかぶったふくよかな女性の後ろ姿がちょっとかわいらしくて結構お気に入りでした。

 

 

■ 7月のエンタメモ

<映画>

今月は面白そうな映画が多すぎるのだ!!!!

3日公開 「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」 ★

3日公開 「アデル/ ファラオと復活の秘薬」 ★

3日公開 「シスタースマイル/ ドミニクの歌」

10日公開 「トイ・ストーリー3」 ★

10日公開 「ぼくのエリ 200歳の少女」 ★

17日公開 「華麗なるアルバイ」 ★

17日公開 「借りぐらしのアリエッティ」 ★

17日公開 「エアベンダー」

23日公開 「インセプション」

24日公開 「ゾンビランド」

24日公開 「北京の自転車」

いつもは注目作の★マークは数作にしかつかないのに、今月は★も多いです。ピクサーとジブリはとりあえずはずせませんよねぇ。あと冒険ものが結構好きなので、「アデル」は予告編の時からずーっと楽しみにしてる作品。

地味なところでは、このところ毎年のように作られているフランス製作のアガサ・クリスティ映画の新作「華麗なるアリバイ」も結構楽しみな1本です。

 

<文庫本>

とりあえず注目作だけ。

河出文庫 「白痴 1」 ドストエフスキー

光文社古典新訳文庫 「初めての飛行機」 ウェルズ

光文社古典新訳文庫 「夜間飛行」 サン=テグジュペリ

ちくま文庫 「新ナポレオン奇譚」 チェスタトン ★

ちくま文庫 「ヒューペリオン」 ヘルダーリン

ハヤカワ文庫 「火星年代記 <新版>」 ブラッドベリ ★

岩波文庫 「平凡物語 下」 ゴンチャロフ

文春文庫 「エロマンガ島の3人」 長嶋有 ★

講談社文庫 「最後の命」 中村文則

講談社文庫 「アサッテの人」 諏訪哲史 <芥川賞受賞作>

中公文庫 「十字路のあるところ」 吉田篤弘

 

今月は海外文学の文庫化が結構充実。一番好きなSFといっても過言ではない「火星年代記」、新たに序文と新短編を加えた新版ということで非常に楽しみにしています。岩波文庫の夏の復刊もなかなか面白そうなラインナップなので楽しみ。

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