映画「新しい人生のはじめかた」
last chance Harvey 米 2008 2010年2月公開 DVD鑑賞 |
この2人が主演というだけでちょっとワクワクしてしまうラブストーリー、公開時から気になってた1本です。
アメリカ人のハーヴェイ(ダスティン・ホフマン)はCM音楽の作曲家をしていたが、仕事が上手く進まず、世代交代の時期にさしかかっているのを感じていた。そんな折、離婚した妻とその再婚相手と共に英国で暮らしていた娘が結婚することになり、ハーヴェイは結婚式に出席するためにロンドンを訪れる。
空港でアンケートの調査員をしているケイト(エマ・トンプソン)は気づけば婚期を逃し、近所に暮らす母親の相手をする日々が続いていた。
娘からヴァージンロードは元妻の再婚相手である義父と歩きたいと言われ、仕事のために披露宴には出ずにいたつもりが、その仕事もダメになってしまったという連絡を受けたハーヴェイは空港の喫茶店で、近くに座ったケイトに声をかけ愚痴をこぼし始めるのだが・・・
欧米の恋愛映画って、出会って数時間後にはベッドインみたいな展開に目を丸くすることも多いですが、ここまで年齢が上がると、そんなこともなく、しっとりと落ち着いた大人の出会いを描いているので、日本人的感覚からすれば、安心して見られる作品でしたね。
ラブコメ的明るさに溢れてるわけでもなく、特に派手なエピソードがあるでもなく、重い問題を扱うでもなく、目新しさもないんだけれど、何年かに1本はこういう映画があっても良いよね、という感じのラブストーリーでした。
ただ、まだ20代なのに、こんな映画を楽しんで観てしまう自分ってどうなの!?という気がしないでもなく・・・。
ダスティン・ホフマン、実際は70代ということですが、確かに老けてはいるんだけど、まだまだこういう映画も全然いける感じでしたね~。
僕はエマ・トンプソンの話す英語が大好きなんですが、今回も彼女が台詞を言うたびに、うっとりと聞きほれちゃってました。このところハリポタとか、ナニー・マクフィとかキャラの濃い役も多いですが、こういうしっとりとした役のエマもやっぱり素敵です。もうちょっと笑顔が沢山観られると嬉しかったかなぁ。
あと、イギリス大好きっ子としては、舞台となっているロンドンの景色を楽しめるだけでも嬉しい作品でした☆
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コメント
こんばんは。今夜はこちらにお邪魔します。
昨夜、WOWOWでやっと観て、始まるや否や、このお話にどっぷりハマってしまいました。
よくある筋書きと言ってしまえばそれまでなのに、
ロンドンを舞台にこの2人が演じると、なんて素敵なお話になるんでしょう。
わたしはエマと同年代のこともあり、娘を結婚させた経験もあり、
傷つくのが怖くて飛び込まないタイプ(そうは見えないけど)でもあり、
何だか、あっちこっちでツボにハマりっぱなしでした。
ホント、何年かに1回はこういう作品が観たいですね。
投稿: 悠雅 | 2011年1月14日 (金) 00時41分
>悠雅さん
この作品はとにかく主演の2人が良かったですよね。
変に展開の早いアメリカ映画よりも
このくらいのほうが共感が得られます。
ロンドンの景色が見られることもあって
とても楽しんで観られました~。
ちょっと困惑した感じのエマの顔が
やたらと心に残ってます。
投稿: ANDRE | 2011年1月17日 (月) 22時06分