映画「オックスフォード連続殺人」
teh oxford murders 西 英 米 2008 日本未公開 DVD鑑賞 |
レンタル店で見つけた未公開作品。オックスフォード大学が舞台のサスペンスというだけで心躍ります。しかも何が面白いって、英国が舞台の英語の作品なのに、スペイン人スタッフによる映画だということ。原作はアルゼンチンの作家による同名小説。
アメリカからオックスフォード大学に留学してきたマーティン(イライジャ・ウッド)は、尊敬するアーサー・セルダム教授(ジョン・ハート)のもとで学ぼうと、教授の古い友人であるイーグルトン夫人の家に下宿を始めるが、教授と接する機会を持てずにいた。そんなとき、学内で行われた教授の講演会でマーティンは質問をし、自分の存在を印象付けることに成功する。
そんな折、イーグルトン夫人を訪ねたセルダム教授は玄関先でマーティンと出会い、2人は夫人が殺されているのを発見する。
教授のもとに届けられた殺害予告を手掛かりに、2人は犯人を探すのだが・・・。論理学や数学、哲学に彩られた知的サスペンス。
教授の語る論理学や、数学、哲学などが映画全体をとっつきにくいものにしてる印象はありますが、事件の真相につながる部分は結構シンプルだったので、見た目ほど難しい作品ではなかったですね。
文系的要素も理系的要素も非常に高いので、その部分でのとっつきにくさはこの作品最大の魅力にして、最大の問題だと思われます。
変わり者の教授とその弟子が難事件に挑むとか、数学に彩られたなぞ解きとか、どこかで聞いたことある感じですが、この作品は結構硬派に作られていて、スタイリッシュな演出がとられているわけでもなく、割と淡々と物語が進んでいくので、どこかで見たようなドラマとはまた違った雰囲気がありましたね。
ただ、全体に地味だし、あれだけ登場するやたらと小難しい話が実はそこまで事件と絡んでないというのは、一生懸命見て理解しようとしていた者からするとやっぱりちょっと物足りないかなぁという気も。
ジョン・ハート演じる教授がなかなか良い感じで、結構お気に入りでした♪一方のイライジャ・ウッド君は別に彼じゃなくて良いかなぁという気がしないでもない。
数列の話が何度か出てくる中に、ある記号を並べた列の4番目の記号は何かっていう問題が重々しく登場するんですが、これ、結構頭の体操的なクイズの定番ですよね~。
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