映画「セブンティーン・アゲイン」
17 Again 米 2009 2009年5月公開 DVD鑑賞 |
近所のレンタル店にて自分が行く時はずーっと貸し出し中だった作品をようやく借りることができました。
主人公マイク・オドネル(ザック・エフロン/マシュー・ペリー)は、高校時代はバスケ部の花形スター選手として活躍していたが、当時交際していたスカーレットが妊娠し、有名大学からの推薦を断り、結婚をした。
それから17年、すっかり中年体形となったマイクは、妻のスカーレットから離婚を宣告され、子供たちからも煙たがられ、挙句の果てには仕事までクビになってしまい、高校時代からの親友ネッドの家に居候をしていた。
そんなとき、マイクは不思議な老人と出会い、ふとしたきっかけで橋から落下した彼が気づくと、なんと彼は17歳に若返っていた。高校時代、有名大学からの推薦という進路をけってしまったことを悔やみ続けていたマイクは、ネッドの子供ということで、再び高校に入学し、青春時代をやり直そうとするのだが・・・
もっとティーン向けの作品だと思っていたんですが、主役はあくまで高校生ではなく大人のマイクで、彼が失ったものを再発見するという内容なので、どちらかというと、高校生よりも、大人マイクの年代の人々に向けたメッセージの強い作品で、これはちょっと意外。
親友のネッドのキャラがなかなか愉快で、スターウォーズやらロード・オブ・ザ・リングやらのオタクなんですが、弱冠、物語の本筋とは関係なところのネタに力を入れ過ぎではないかと思いつつ、彼の物語はマイクの方が割とシリアスだったこともあって、上手い具合にバランスをとってくれていました。
マイクが、高校生の姿になることで、心が離れていた子供や妻たちに近づいていく様子はなかなか面白いし、ラストのまとめ方もとてもきれいなんですが、とりあえず、妻が気づくの遅すぎだろ!というのが途中何度も気になってしまってのも事実。「よく似てる」、とかそういう次元ではない。
ザック・エフロン主演で、彼中心のポスターやらDVDジャケットやらになってしまうのは仕方ないけれど、この映画を観て色々と感じることができるのは、マシュー・ペリー世代のほうだと思うので、このままアイドル映画として埋もれてしまうのはちょっともったいないかなと思います。
それにしても、マシュー・ペリーは「フレンズ」のときから比べると、大分、歳をとりましたねぇ。良くも悪くも中年男がぴったりはまってました。
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