映画「プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂」
prince of Persia the sands of time アメリカ 2010 2010年5月公開 DVD鑑賞 |
宝探し系のファンタジー・アクション映画は結構好きなので、ちょっと気になってたいた作品。これゲームが原作ということですが、ゲーム版はやったことありません。
舞台はシャマラン王が宰相を務める弟のニザム(ベン・キングスレー)と共に王国を治めるペルシャ帝国。主人公ダスタン(ジェイク・ギレンホール)は幼いころ国王にその勇気を認められ、養子として宮殿に迎え入れられ、今は王の実子である2人の兄達と共に従軍するようになっていた。
遠征の途中、近くに立ち寄った都アラムートで武器の密輸をしているという情報が入り、アラムートに攻め入ることになり、ペルシャ軍はダスタンの活躍もありアラムートを征服。勝利を祝し、ダスタンは長男ダス王子から託された法衣をシャマラン王に着せることになるが、それを身につけた王がその場で命を落とし、ダスタンは国王を殺した罪をきせられ追われる身となってしまう。
ダスタンがアラムート攻略の際に手に入れた伝説の秘宝である「時間の砂」を詰めた短剣の奪還を狙うアラムートの王女タミーナ(ジェマ・アータートン)と共に、ダスタンは国王の死の謎を解き明かす旅に出るのだが・・・
こういう冒険アクション映画としては適度にハラハラ感のあるストーリーだし、テンポの良い展開に、魅力ある登場人物たちで王道の面白さがつまっている作品なので、なかなか楽しんで見ることができました。
しかし、しかし、しかし!ラスト、あまりに都合が良すぎる展開に驚きすぎてしまい、文字通り、開いた口がふさがらず、目が点になってしまいました。
てか、あの短剣使ったらなんでもできそうなものなのに、何故今使わないんだ!?と思う場面も多くて、その辺にもう少し説得力があると良かったかなぁ。
あと、最近のアクション映画、CG使いまくりだったり、途中でスローモーションが入ったりすると、リアリティや、アクションの爽快感みたいなものが全く感じられなくて、自分としては全く面白くないのですが、この作品はこうした演出のオンパレードだったので映像的には結構不満。この手の冒険アクションは80年代~90年代初め頃の映画が、手作り特撮の技術がフル活用されていて一番面白いと思います。
そうそう、アクションといえば、あのニンジャ軍団はもはやペルシャだかなんだか分からなかったですよね・・・。
ジェイク・ジレンホールは未だに見るたびに、「おぉ、ドニー・ダーコ」と思ってしまったりして、青春映画の草食系青年のイメージが強いので、こういうアクション映画の主演をしているのは違和感を感じてしまいますね。もうちょいナイーブな役を演じているほうが好きです。
冒頭にて、脇役にしてはやたらと豪華なキャストだなと思わせたベン・キングスレーがやはりかなり重要な役どころとしてからんできましたね。この方は怪しげなときは、めちゃめちゃ怪しいたたずまいを出すことができますよねぇ。
続編を作ろうと思えばいくらでも作ることのできる題材だと思いますが(世界観も結構作り込まれていたし)、ああだこうだ書いた割には結構嫌いじゃない映画なので、続編があったらまた観てみようと思います。
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