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2011年3月

2011年3月27日 (日)

映画「ハンサム★スーツ」

ハンサム★スーツ スペシャル・エディション 初回限定チェンジング仕様 [DVD]

ハンサム★スーツ

日本

2008

2008年11月公開

TV録画鑑賞

軽い感じのコメディを観たくなったのでTVで放送されてたのを録画していたのを観てみました。

定食屋を営む大木琢郎(塚地武雅)は、あまりに不細工すぎる容姿のため女性に嫌われ続けさびしい人生を送っていた。あるとき彼の定食屋にアルバイトとしてやってきた星野寛子(北川景子)の美しさに琢郎は恋をしてしまう。自分のことを嫌わない寛子に、琢郎は思いきって告白をするが、彼女は琢郎が自分の容姿だけを見て好きになったことにショックを受け店を去ってしまう。

そんな折、琢郎は紳士服店でハンサムな肉体を手に入れることができる不思議なスーツを手に入れ、光山杏仁(谷原章介)という名前でモデルとして大成功し一気にモテ男となる。

一方、琢郎の姿で定食屋のほうも続けていた彼のもとに、新たなアルバイトとして橋野本江(大島美幸)がやってくる。琢郎は外見は不細工だが気立てのよい彼女と一緒にいると安心感を覚えるようになっていくのだが・・・

某大手スーツメーカーが完全にタイアップしていたけれど、「ハンサムスーツ」のスーツはいわゆるビジネスマンとか着るスーツではなくて、要は着ぐるみですね。

本江が登場した瞬間にオチが全て分かってしまい、ストーリー的にそこまでハマれず・・・。言いたいことは分かるし、きれいにまとめてはいるんだけれどねぇ。ポップさを狙ったような原色使いも自分にはちょっと色がうるさいように感じてしまいました。

谷原章介がださくてカッコイイ役を熱演。この人、バラエティ番組なんかに出てる時も、自分の二枚目キャラをいやみなく笑いに変えているので、こういうコメディにはもってこいですね~。

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2011年3月25日 (金)

映画「ベスト・キッド」(2010)

ベスト・キッド [DVD]

the karate kid

アメリカ

2010

2010年8月公開

ブルーレイ鑑賞

昨年の話題作。ジャッキーがミヤギの役どころをすることに時の流れを感じつつ、どのようにリメイクされているのか楽しみにして観てみました。

物語は母と2人で暮らしているドレ(ジェイデン・スミス)は、アメリカから北京へ引っ越すところから始まる。ドレは公園でバイオリンを弾く少女メイと出会い親しくしたことから、チョンをリーダーとする近所のいじめっ子たちの標的となってしまうが、アパートの管理人ハンに助けられ、やがて、ハンはドレにカンフーを教え、大会でチョンに勝つことを目指し特訓を開始する・・・

おぉ~、思ったよりもオリジナルをしっかりと踏襲したリメイクでしたね~(といってもオリジナルを見たのは結構昔なのであまり覚えてないのですが・・・)。ま、舞台が中国で完全にカンフーなのに原題が「カラテキッド」なのはもう苦笑するしかないんですが(笑)

この手の作品なシンプルにまとめたほうが爽快感があると思うので、2時間以上あるのはちょっと長すぎだと思いましたが、なかなかに面白い作品でした。

主人公ドレ君、お調子者な性格で、いじめられるんだけど、割と自分でしっかりと種をまいているところも多いし、変に見栄をはったりする少年で、主人公なんだけど、好感度はちょい低めですが、彼を演じたジェイデン・スミス君が非常に良いです。「幸せのちから」でもキラリと光る演技を見せてくれましたが、身体能力が高くコメディも泣きもばっちしこなすエンタメ性の高さは父親譲りですね~。

ベストキッドと言えば、トレーニングシーンですが、母親の小言がそのまま技につながってるってのはとても見事で、自分もジャケットかけてみようかな、とか思わせてくれるあたりとっても上手い。

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2011年3月24日 (木)

映画「ソウル・キッチン」

 

soul kitchen

ドイツ

2009

2011年1月公開

劇場鑑賞

ドイツの映画は結構面白いモノが多いので、ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞した作品と聞き楽しみにしていた1本。

主人公ジノスは「ソウルキッチン」というレストランを経営しているが、店の経営は決して良い状態ではなく、キッチンの整備もままならず税金も滞納していた。そんな中恋人が仕事で上海に行ってしまい、服役中の兄イリアスは仮出所のために店の従業員として籍を置かせてもらいたいと頼みにやってきて、挙句の果てに、椎間板ヘルニアになってしまう。

調理場に立てなくなってしまったジノスは、偶然出会った天才シェフのシェインを雇う。冷凍を解凍するだけの適当な料理しか出していなかったソウルキッチンではアル中頑固シェフの作る料理に戸惑いながらも、次第に客が入るようになり、兄のイリアスが盗んできたDJセットで店は連夜の大賑わいに。しかしジノスの旧友である不動産屋が店の土地を狙うようになり・・・

うーむ、なんか期待して過ぎてしまったのかもしれない。

もうちょっとコメディ色が強い作品だと思っていたのですが、意外とそうでもなかったんですよね。恋人関係のエピソードは結構楽しかったんですけどねぇ。主人公が移民という設定で、しばしば移民問題が取り沙汰されるドイツ社会のナイーブなところでもがく主人公を描いているという点では面白い作品だったかなぁと思います。主人公の粘り強さは必見。

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2011年3月23日 (水)

映画「アダルトボーイズ青春白書」

アダルトボーイズ青春白書 [DVD]

grown ups

アメリカ

2010

日本未公開

DVD鑑賞

軽くコメディを楽しもうと思い鑑賞した1本。

この邦題だとお色気系のコメディ映画のような印象さえ受けてしまいますが、家族そろって楽しめること間違いなしの家族愛にあふれた作品でした。

もともと「俺達グローンアップス」の邦題で劇場公開する予定もあったようなのですが流れてしまった上に、もともと微妙だった邦題もますますわけのわからないものに変更になったようです。

主人公レニー(アダム・サンドラー)は映画業界で成功をおさめ、デザイナーの妻との間に3人の子供たちにも恵まれ、ハリウッドで裕福な生活を送っていた。

あるとき中学時代のバスケ部のコーチが亡くなったという知らせを受け、葬儀に出席するために家族を連れて帰郷したレニーはかつてのチームメイトたちと再会する。

妻の母と同居し専業主婦をしているカート(クリス・ロック)
熟女好きで初老の妻とやってきたロブ(ロブ・シュナイダー)
家具店を経営するエリック(ケヴィン・ジェームス)
1人独身を貫き新たな出会いを求めるマーカス(ディヴィッド・スペード)

葬儀を終えた彼らは家族達を連れて思い出の湖畔の別荘で過ごすのだが、懐かしい仲間達と過ごすうちにすっかり少年に戻ってしまった5人は家族を巻き込み大はしゃぎして・・・

なんかかなり弾けたバカ映画を期待して見るとかなりの肩すかしをくらってしまいそうな作品でしたね~。コメディだし、バカなシーンもいっぱいあるんだけど、基本「家族」を描くので、主人公達の男性視点のみならず、妻たち、子供たちの視点から見ても楽しめる仕掛けがいっぱいで、家族そろって楽しい夏休みを疑似体験できるような映画になっていました。

40代くらいの人が今の愛する家族達と一緒に、かつての少年時代の夏休みを擬似体験すると言うのがコンセプトなのかな。

ちょっと健全過ぎるくらいに健全なコメディ映画で、特に子供向けを意識していない作品としてはこういうハリウッドコメディは珍しいですね~。

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2011年3月21日 (月)

「また会う日まで」 柴崎友香

また会う日まで (河出文庫)

また会う日まで

柴崎友香

河出文庫 2010. 10.
(original 2007)

文庫になったら必ず読むようにしている柴崎友香の作品。今回は作品の舞台が関西ではなく東京ということで、ちょっと楽しみに読んでみました。

大阪に暮らす有麻は1週間の休暇を東京を訪れ、都内に暮らす友人たちと過ごし、高校時代に不思議な感覚を覚え意識をしていたものの卒業以来一度も会っていなかった同級生の鳴海くんを訪ねる。彼のもとにはストーカーのように彼につきまとう凪子がいたのだが・・・

関西が舞台の作品は登場する場所を想像力で補完するしかないのだけれど、東京が舞台だと一つ一つの風景が頭の中でしっかりとイメージを結ぶので、こういう特定の都市を舞台にして日常を描く物語だと非常に臨場感が増しますね。

ただ、関西から来た人が見た東京という視点になっているので、風景の描かれ方などに、関東在住者のそれとは異なる視点が加わっていてなかなかに面白い。

「その街の今は」と同様に主人公が写真を趣味にしているという設定で、「その街~」を読んだ時にも思ったのだけれど、柴崎作品は一つ一つの情景の描写がその場面を一枚の写真にして本のページに焼き付けたかのような感覚を与えてくれるので、こういう設定が作風と非常に上手く溶け合っているように感じられるのが嬉しいです。

ただ柴崎作品を読むといつも思うことなんだけど、関西弁の会話を上手く脳内再生できないので、作品の魅力を半分も味わえてないような気持ちになるのは今回も同じです。

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2011年3月18日 (金)

更新再開

このたびの大震災、被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。

自分は、地震発生時は都内にて遅めのランチを食べていて、突然の揺れに驚き店員さん達と一緒に店内で安全を確保しながらなんとかその場をやり過ごしたものの、結局その日は電車が動かず帰宅難民として出先で一夜を明かしました。翌夕に帰宅してみると、何やら棚が崩壊していて、部屋には本とCDの雪崩が発生していて、足の踏み場もない状態(もともとギリギリで足の踏み場を確保していたようなものですが・・・)でしたが、幸いにも家や家族に大きな被害はありませんでした。

それから1週間、次々と明らかになる被害の大きさや、停電だの原発だのというニュースにすっかり平静を保てなくなってしまい、気づいたら1週間まるまるブログを放置状態でした。(ま、このところ、普通に1週間以上更新がないことも結構あったのですが)。

首都圏でも停電などの混乱が続いておりますが、少しずつ日常の生活を取り戻すことが今後の復興にもつながると考え、また、自分の精神的安定のためにも、ブログの更新を再開しようと思います。

今のところ、1月に観たり読んだりしたものの感想もまだ書き終えていないので、たまっている記事をゆっくりと書いていく予定です。

そんなわけで今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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2011年3月 8日 (火)

映画「ウソから始まる恋と仕事の成功術」

 

The invention of lying

アメリカ

2009

未公開

DVD鑑賞

「The Office」でおなじみ僕の好きな英国のコメディアン、リッキーー・ジャーヴェイスのハリウッド主演作ということで、前作「オー!マイゴースト」もなかなか面白かったので楽しみにしていた1本。

相変わらずの未公開DVDスルーなのが悲しいのですが・・・。

人類が「嘘」という概念を持たない架空の世界が舞台。

その世界では、人々はたとえそれが相手に対し悪いことであっても思った通りのことをそのまま口に出し、宗教も存在せず、映画は歴史的事件を調査し仕上げた脚本をナレーターが朗読するという娯楽であった。

主人公は冴えない脚本家のマーク(リッキー・ジャーヴェイス)。彼は一度デートをしたアンナ(ジェニファー・ガーナー)を気に入るが、アンナからはきっぱりと興味がないと言われてしまう。

あるとき彼はひょんなことから、人類史上初めて「真実ではないことを口にする」という能力を身につける。人々はどんなに荒唐無稽なことでもあって彼の言う「嘘」を全て真実であると解釈し、彼はそれを利用し大儲けをし、再びアンナにもアプローチするのだが・・・。

そんなあるとき、死の恐怖に怯える母を前に彼は「死んだ後には幸福が待っている」という嘘をつき安心させるが、やがてこの話が広まり、マークは一躍時の人となってしまう。

邦題からはちょっと想像しにくい変わった設定の物語で、先の読めない展開がなかなか面白かったです。「嘘の発明」というオリジナルのタイトルもちょっとストレートすぎるようにも思うけれど・・・。

冒頭は人々が本音(悪口)をストレートに相手に言い合ったり、我々はなかなか口にしないような下ネタを当たり前のことのように相手に告げたりするシーンで嘘のない世界をブラックな笑いと共に紹介するんですけど、何と言いますか、「嘘を言わない」ということと、「何でも口にする」ってのはまた別なような気がするんですよね・・・。思ってても言わないという概念すら存在しない世界みたいです。それで普通に社会が回ってるってのは奇跡としか言いようがないですよねぇ。

などとツッコミはじめてしまうと多分全然はまれずに終わってしまうんじゃないかと思うんですが、この物語は「嘘のない世界」という題材でドタバタなラブコメをするわけでもなく、終盤は結構哲学的な展開を見せるのがなかなかに面白かったです。

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2011年3月 5日 (土)

映画「100歳の少年と12通の手紙」

100歳の少年と12通の手紙 [DVD]

Oscar et la dame rose

フランス

2009

2010年11月公開

劇場鑑賞

近くの劇場に別の作品を観に行った際に、同じスクリーンで2本連続で公開されていて、せっかくの機会なので鑑賞することにしました。

小児病棟に入院中の10歳の少年オスカー(アミール)は、医者が両親に自分の命がそう長くないことを告げているのを聞いてしまい、不自然に彼に気を使う周囲の大人たちに対し心を閉ざし口をきかなくなり、医師(マックス・フォン・シドー)に病院の廊下で出会った気風の良い宅配ピザの女性ローズとなら話をしても良いと告げる。

宅配ピザ屋を営むローズ(ミシェル・ラロック)は大みそかまでの毎日病院までピザを宅配することを条件に大みそかまでの12日間オスカーに会いに病院に通うようになる。彼女はオスカーに1日を10年と考えて過ごすことと、毎日神様に手紙を書くことを提案し、オスカーは残された日々で毎日10年分の人生を謳歌していく・・・

こういう難病ものの映画は観ると落ち込んでしまうことも多いので自ら進んで見ることはあまりないのですが、意外や意外、お涙頂戴な感じではなく爽やかな感動を呼ぶ作品に仕上がっていて、思わず笑ってしまいそうになる場面も多く、なかなか素敵な映画に出会えました。

エリック・エマニュエル=シュミット監督はこれが長編映画第2作目ということですが、前作「地上5センチの恋心」もとてもキュートな作品で、ワクワクするような映像がいっぱいでしたが、今作でも色彩豊かな映像がとても印象に残りました。とりわけ、いくつか出てくる風船の映像がどれもこれも美しかったです。

この作品は周囲の大人たちの視点からではなく、オスカーの視点で物語を描いているので、「かわいそうな子ども」という感じではなく、彼が毎日を精一杯謳歌する姿を中心にしたのが良いですね。彼の想像力によってコミカルに映像化されるローズの語るプロレスの試合の話なんかはとても面白かったです(それが笑えるかどうかはまた別なんですが・・・)。

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2011年3月 4日 (金)

映画「ゴールデンスランバー」

ゴールデンスランバー [Blu-ray]

ゴールデンスランバー

日本

2010

2010年1月公開

DVD鑑賞

ネタバレを極力排除するため、原作が文庫化されるまで映画は観ないと決めて、劇場公開中にあれほど流れていた予告編をできる限り観ないようにしていたのですが、無事原作を読み終えたので、映画版も観てみました。

小説を読み終えたときには、小説として映画的なエンタメ作品として完成されていたので、あえて映像化する必要はないようにも感じたのですが、過去に「アヒルと鴨」を驚くほどに素晴らしく映画化してくれた中村監督なので、こちらの期待も高まります。

仙台で宅配の仕事をしている青柳雅春(堺雅人)はあるとき大学時代の友人の森田(吉岡秀隆)に呼び出される。街が首相の凱旋パレードでにぎわう中、森田は青柳に衝撃的な告白をし、やがて彼らのすぐ後ろの大通りで首相が暗殺される。

その後、首相暗殺の容疑をかけられた青柳は逃亡し始めるのだが・・・

「あー、とてもきれいにまとめて映像化したなぁ」、というのが観終えて一番の感想でした。

原作にあった近未来的な設定は全て排除されて、余計な説明を入れずにすっきりとした物語にまとめていたように思います。原作ではその部分がクライマックスで割と重要な役割を果たしていたけれど、そこもとてもうまく処理していて、原作と変えた部分による違和感はほとんどなかったですね~。

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