« 2011年3月 | トップページ | 2011年5月 »

2011年4月

2011年4月25日 (月)

映画「お葬式に乾杯!」

 

death at a funeral

アメリカ

2010

日本未公開

DVD鑑賞

邦題だけではちょっと気づきにくいですが、英語の原題を見ると「おや?」と思う人が多いのではないでしょうか。

そんなわけで先にストーリー紹介を。

主人公は父を亡くし葬儀をすることになったアーロン(クリス・ロック)。参列者たちは弔辞を読むのは作家として成功している弟のライアンンだと思っていたが、兄であるアーロンが務めることになり、アーロンはスピーチを上手くこなせるか緊張していた。

従妹のイレインは婚約者のオスカーを連れてやってくるが、イレインの弟が持っていたドラッグを精神安定剤だと勘違いオスカーに飲ませてしまったために、葬儀の途中でオスカーは幻覚が見えたと騒ぎ始めてしまう。

そんな中、アーロンは、参列者の中に見おぼえないのない背の低い男がいることに気付くのだが、この男が亡くなった父に関するとんでもない秘密を暴露したことから大騒動が巻き起こる。

さて、ここで、1年ほど前に僕が見た別の映画のストーリーを再掲載しましょう。

舞台は英国。主人公ダニエルは父が亡くなり間もなく始まる葬儀を取り仕切るので大忙し。人気作家の弟ロバートがNYから戻ってくるが、弔辞はダニエルが読むことになったため、緊張が隠せない。

ダニエルの従姉マーサは婚約者サイモンを連れ、弟トロイとともに葬儀を訪れるが、サイモンは精神安定剤と間違えてトロイの持っていたドラッグを飲んでしまう。

葬儀が始まり、親戚が集まる中、ダニエルは見慣れない男ピーターの存在に気づく。はたしてピーターは一体何者なのか・・・。個性豊かな親戚たちによって続出するハプニングの中、果たして葬儀を終えることはできるのか!?という物語。

そんなわけで、わずか2007年の映画「ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式」をわずか3年でリメイク(しかも同じ英語圏で)するという、なんともビックリな1本なわけです。キャストが黒人メインになっているので、英国が舞台だった「ハウエルズ家~」の米黒人キャスト版といったところでしょうか。

しかし、しかし、しかし、こんな短期間でリメイクするのだから、ここは舞台がアメリカになったことや、キャスト黒人になったことをもっと生かしてくると思ったんですが、そりゃ細かい違いこそあれど、なんとびっくり、内容もほそっくりそのままほとんど同じ。

コメディで全く同じ笑いをリメイクしちゃうと、ちょっとね・・・。

続きを読む "映画「お葬式に乾杯!」"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年4月24日 (日)

映画「ヒアアフター」

ヒア アフター [DVD]

hereafter

アメリカ

2010

2011年2月公開

劇場鑑賞

割と公開後すぐに観たんですが、現在かなり更新が滞っているので2ヶ月以上遅れでようやく記事にできました。

この映画、冒頭の津波の場面がかなりインパクトがあったのですが、そのために震災後に上映休止となってしまいましたね。震災の津波ニュースを聞いたとき、この映画を鑑賞した多くの人があの冒頭のシーンを思い出しただろうし、そして、現実のほうがずっとずっと怖く、不条理であることを感じたのではないかと思います。

フランス人ジャーナリストのマリー(セシル・ドゥ・フランス)は恋人と訪れた南の島で津波にのみこまれ、なんとか一命を取り留めたのだが、その際に臨死体験を経験し、帰国後、そのときに自分が目にした不思議な光景の謎を探ろうとし始める。

アメリカに暮らすジョージ(マット・デイモン)は霊能力を持ち、人の手に触れることで、その相手の身近な亡くなった人々と交信することができた。しかし、自らのその能力を嫌う彼は、霊能者として活動することを拒否し、普通の人生を歩もうとしていた。

英国に暮らす少年マーカスは事故で双子の兄ジェイソンを亡くしてしまい、再び兄と会いたい一心で霊能者たちを訪ねて回るようになる。

やがて英仏米に暮らす3人の物語が1つの結末に向けて収束しはじめる・・・

観終えて一番に思ったのは「あぁ、『奇跡のシンフォニー』だなぁ。」でした(笑)それぞれ独立に描かれていた男女と少年が運命に導かれるように1つのラストに向けて動きはじめるっていう大枠がほとんど同じでしたよね~。

とツッコミつつ、この物語で面白いのはそんな部分ではなくやはり死後の世界の描き方。ここで提示された死後の世界って皆が見守ってくれているんだよ、っていうだけで特に目新しくはないように思うのですが、人々の生活にもっと強く宗教が根付いている環境下では、こういう解釈は新鮮なんですかねぇ。

ただ、死後の世界という題材を通して、それぞれに充たされない思いを抱える登場人物たちが明日に向けて前向きに踏み出せるようになる過程が描かれたのは結構面白くて、いくらなんでもそこは強引なんじゃないかと思うラストも生の歓びが感じられたので嫌いではありません。

死後の世界としては、「パッセンジャーズ」の提示する世界観のほうが好きだったかなぁ。

続きを読む "映画「ヒアアフター」"

| | コメント (0) | トラックバック (1)

映画「華麗なるアリバイ」

アガサ・クリスティー 華麗なるアリバイ [DVD]

le grand alibi

フランス

2008

2010年7月公開

DVD鑑賞

このところ、「奥さまは名探偵」、「ゼロ時間の謎」とフレンチなアガサ・クリスティ映画が色々と作られていますよね。ミステリとしてはどうかな、と思うことも多いんですが、英国的な重厚さが抜けてどこかホンワカした感じになっているのが面白くて毎回楽しんで観てます。

舞台はフランスの田舎町。上院議員夫妻宅が親戚や親しい友人を招いてパーティを開く。ゲストの1人で医師のピエールは妻と共に招待されていたが、パーティには彫刻家をしているピエールの愛人エステルやかつての恋人である女優のレアも招かれていた。そして、翌朝、何者かによってピエールが殺され、現場で銃を持っていたピエールの妻クレールが容疑者となるのだが・・・。

原作はポアロが出てくる「ホロ―荘の殺人」ですが、ポアロは登場しません。そして、これ多分中学生くらいの時に原作を読んでるのですが、全く内容を覚えていませんでした・・・。その分、純粋にミステリを楽しむことができましたが。

かなりドロドロした人間関係なんですけど、それを結構みんながあっさりと受け入れていて、なんだかとってもフレンチな恋愛感覚で語られる物語なので、英国原作ではあるんですが、原作もフランスものなんじゃないかとすら思ってしまうくらいに見事にフランスにはまっておりました。

続きを読む "映画「華麗なるアリバイ」"

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2011年4月23日 (土)

「Walk the Blue Field」 Claire Keegan

Walk the Blue Fields

walk the blue fields
(邦題:「青い野を歩く」)

Claire Keegan
(クレア・キーガン)

2007

昨年、雑誌「The New Yorker」に掲載されていた短編が読みやすくて面白かったので、良い評判を沢山聞いていたクレア・キーガンの短編集「青い野を歩く」(白水社エクス・リブリス)を原書で読んでみました。

自分が読んだ原書には、アイルランドを舞台にした短編が7つ収録されていたのですが、邦訳のほうには短編が8つ収録されているようなので、邦訳の方が1作品多く収録されているみたいです。調べてみたところ、「波打ち際で」という邦題のついた作品が自分が読んだ原書には収録されていませんでした。

アイルランドの田舎を舞台にした作品はどれも哀愁漂う素朴さに溢れていて、決して豊かで明るいとは言えない生活を送っている主人公達の背負う重い感情がアイルランドの自然と見事に溶け合うような短編集だったと思います。

アイルランドものはたまに単語やら人々の会話やらにゲール語やら土地の言葉が入ってきたりするので、原書だとちょっと大変なこともあるのですが、比較的読みやすかったです。

以下印象深かった作品にコメント。

続きを読む "「Walk the Blue Field」 Claire Keegan"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年4月17日 (日)

エンタ☆メモ 4月号

2月末に親知らずの抜歯をして以来なんとなく体調不良が続いていたのですが、そんなところに3月11日の地震が発生し、先月はエンタ☆メモをまとめることができませんでした。

今月もいきなり風邪をこじらせたのか39度前後の熱が5日ほど続いてしまい、なんともすっきりしない日々が続きブログの更新もすっかり滞ってしまいました。

と、暗い話題ばかりですが、3月をもってついに「学生」という肩書きがなくなりまして、今月からは今まで通っていたところの隣の部屋に通勤しております(熱のせいで勤務開始早々4日連続で休むという大失態もあったのですが・・・)。

そんなこんなで、新しい生活が始まった4月。とりあえず2月と3月に楽しんだエンタメをφ(..)メモメモ。今月の注目エンタメは時間が経ちすぎたので省略します。

続きを読む "エンタ☆メモ 4月号"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2011年3月 | トップページ | 2011年5月 »