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2011年4月24日 (日)

映画「華麗なるアリバイ」

アガサ・クリスティー 華麗なるアリバイ [DVD]

le grand alibi

フランス

2008

2010年7月公開

DVD鑑賞

このところ、「奥さまは名探偵」、「ゼロ時間の謎」とフレンチなアガサ・クリスティ映画が色々と作られていますよね。ミステリとしてはどうかな、と思うことも多いんですが、英国的な重厚さが抜けてどこかホンワカした感じになっているのが面白くて毎回楽しんで観てます。

舞台はフランスの田舎町。上院議員夫妻宅が親戚や親しい友人を招いてパーティを開く。ゲストの1人で医師のピエールは妻と共に招待されていたが、パーティには彫刻家をしているピエールの愛人エステルやかつての恋人である女優のレアも招かれていた。そして、翌朝、何者かによってピエールが殺され、現場で銃を持っていたピエールの妻クレールが容疑者となるのだが・・・。

原作はポアロが出てくる「ホロ―荘の殺人」ですが、ポアロは登場しません。そして、これ多分中学生くらいの時に原作を読んでるのですが、全く内容を覚えていませんでした・・・。その分、純粋にミステリを楽しむことができましたが。

かなりドロドロした人間関係なんですけど、それを結構みんながあっさりと受け入れていて、なんだかとってもフレンチな恋愛感覚で語られる物語なので、英国原作ではあるんですが、原作もフランスものなんじゃないかとすら思ってしまうくらいに見事にフランスにはまっておりました。

ただ、ミステリそのものの内容として面白いかというとそうでもなくて、全体の雰囲気を楽しむ映画という感じだったんですよね。登場人物少ないんだけど、皆を怪しく見せるような演出がちょっとわざとらしかったりもして、はたして真犯人は誰かというハラハラワクワ感があまり感じられず、最後まで観ても「ふ~ん」って感じで終わってしまったという・・・。

あとこれは完全に個人的な認識力の問題なんですが、登場人物の見た目がちょっと似てて、誰が誰なのかしっかりと把握できるようになるまで時間がかかってしまったので、写真付相関図とかあるといいなぁとか思いながらの鑑賞でした。

でもフレンチなクリスティはどこか憎めない不思議な魅力があるのでまた何か映画化してもらいたいなぁ。

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アガサ・クリスティの推理小説「ホロー荘の殺人」を映画化。フランスのとある田舎にある屋敷、そこであるひ一人の男が殺された。その時屋敷に滞在した9人の容疑者の男女たちの愛憎劇だ。監督は『ランジェ公爵夫人』のパスカル・ボニゼール。出演は『潜水服は蝶の夢を見る』のアンヌ・コンシニ、『プロヴァンスの贈りもの』のヴァレリア・ブルーニ・テデスキを始め、豪華な女優が名を連ねる。... [続きを読む]

受信: 2011年4月24日 (日) 00時19分

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