映画「サヨナライツカ」
サヨナライツカ 韓国 2010 2010年1月公開 DVD鑑賞 |
久々に邦画。海外が舞台のラブストーリーということで風景の美しさ&マンダリン・オリエンタルが使われているというのがちょい気になっていた1本。久々の中山美穂も楽しみにしつつ鑑賞してみました。
1975年、結婚を間近に控えた豊(西島秀俊)は婚約者の光子(石田ゆり子)を東京に残し、1人で勤務する航空会社のバンコク支社に赴任していた。
そんな折、豊は同僚達との飲み会の席で出会った沓子(中山美穂)と体を重ねるようになり、彼女が暮らす高級ホテルのスイートルームに通うようになるのだが・・・
いや、えっと、なんていうか、フランスとか住んじゃうとこういうのをすんなりと受け止められるようになってしまうんですかねぇ。これって純愛とかそういうつもりで書いてるのでせうか。色々と自分にはついていけない価値観に溢れていたよぅ。
細かなところを見ても、VIP担当になってるとかってのも、なんか非現実的というか。そんなことってあり得るんですかねぇ。
仕事も恋も都合よく成就する展開は全体に男性作者が描いた都合の良いファンタジーという感じの1本で、これは普通に女性受け悪そうなんですけどどうなんですかね。西島秀俊のサービスカットを多くすることでその辺をごまかしてるという気がしないでもない。
ただ、映像は結構好きで、それぞれの場所や時代の空気感が画面からしっかり伝わってくるし、見せ場になる場面はちゃんと美しい映像でビシっと決めてくるので、とりあえずストーリーは完全に無視して映像だけ楽しむ映画と思えばそれなりには満足のできる作品なのかもしれません。
ストーリーは妻光子にもうちょい焦点あたると面白かったかなぁ。彼女が乗りこんできちゃう場面は結構怖かったよね。
てかさ、悪女は最期の瞬間まで悪女なのが美学なのではないの!?主人公たちの情事は百歩譲って認めたとして、それだったら、彼女は気高き悪女を貫き通してほしかったんですよね。たとえ弱々しくなってしまっても彼にはその姿を見せずに凛として去って欲しかったかなぁと。
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