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2011年6月

2011年6月22日 (水)

映画「127時間」

Soundtrack

127 hours

アメリカ・イギリス

2010

2011年6月公開

劇場鑑賞

このところ3カ月遅れのレビューが続いているのですが、新作映画を劇場で観たときには優先して感想を書くことにしました。すぐに感想を書きたいと思わせてくれる素晴らしい映画に出会えたのがきっかけとなりました。

もともとダニー・ボイルもジェームズ・フランコも好きなので、アカデミー賞のときに話題に上っていた時から気になっていた1本です。

2003年、アーロン・ラルストン(ジェームズ・フランコ)はブルー・ジョン・キャニオンを訪れ、途中で出会った2人の女性たちを洞窟に案内したりしながら、1人気ままにトレッキングを楽しんでいた。

ところが、ふとしたはずみで谷底へと足を滑らせてしまい、彼の右腕は落石と岸壁との間に挟まれ見動きが取れなくなってしまう。

サバイバルナイフで岩を削ろうにもうまくいかず、ただただ時間が過ぎていく中、彼は分かれた恋人や家族、友人たちへと思いを馳せる。そして、127時間後・・・

いや~、かなり面白かったです!!

実話ってところがまたスゴイなぁ。

谷底で身動きのとれなくなってしまった男というシチュエーションで、本当にそれだけの物語なのに、1時間半、全く飽きさせることなく見せてしまった監督の手腕とほぼ1人芝居で作品を引っぱったジェームズ・フランコに拍手喝采したくなる映画でした。

そして、影の主役とも言える大自然が、厳しくもあるんだけど、非常に美しく映されていたのも良かったです。アリのような小さいものもとても綺麗に撮られてたし。

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2011年6月20日 (月)

舞台「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」

ブロードウェイミュージカル

「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」

@青山劇場 6月1日 C列センターブロック

 

昨秋に観た「ファンタスティックス」が結構面白かったので、宮本亜門演出に興味を持って、他の作品も観たいなと思っていたところに公演のチラシをもらい、すぐにチケットを確保してしまいました。

ティム・バートン監督の映画(感想はコチラ)でもお馴染みの作品ですが、僕が初めてこの作品に触れたのは06年のトニー賞でのリバイバル版のパフォーマンスがとても面白くて、すぐにCDと舞台版のコンサートDVDを購入したのがきっかけ。その後、映画も劇場鑑賞したので、あとは舞台で生で触れるだけという状態での観劇でした。

ストーリーは・・・

船に乗ってロンドンにやってきた男スウィーニー・トッド(市村正親)、彼はかつて自分を妻と娘から引き離し、無実の罪で流刑にした判事ターピン(安崎求)への復讐を胸に、ラヴェット夫人(大竹しのぶ)の営むミートパイ屋の2階に理髪店を開業する。

航海中にトッドを助け、共にロンドンへと降り立った青年アンソニー(田代万里生)は、少女ジョアンナ(ソニン)が窓辺にいるのを見かけ、彼女に恋をしてしまう。このジョアンナはトッドの娘であり、今はタービン判事の養女として彼の屋敷に幽閉されていたのであった。

やがて、トッドとラヴェット夫人の秘密の企みにより、夫人のパイ屋は大繁盛し始めるが、トッドは判事への復讐の機会をうかがっていた・・・。

鑑賞前は結構不安もあったんですが、結果的にはかなりの大満足。非常に面白かったです。

なんといっても市村正親&大竹しのぶ。期待を裏切らないどころか、それを上回る怪演で、この2人が舞台をグイグイとリードしていって完全に釘付けになってしまいました。

演出は全体的に映画版に近い世界観でした。衣装の感じとか、店などの大道具の感じも映画を観た人でも全く違和感なかったのではないでしょうか。目新しさや奇抜さのないオーソドックスな作りだったと思います。

一番心配された歌詞の和訳は、言葉遊びも非常にうまく生かされた訳になっていて、満足度はかなり高し。旬な時事ネタも織り込まれていてしっかりと笑いも取れていたし。ただ、日本語ミュージカルって、途中で無理やり英語をねじ込むのがどうも不自然というのはこの作品でも同じ。たとえば、テーマ曲の部分でも「フリートストリート」っていう歌詞が、日本語の言い方だと音符に入りきらないから、その部分だけ英語っぽく発音して歌ってるんだけど、そのせいで歌詞が聞き取りづらくなって、元の英語詞を知らない人にはきっと何を言ってるのやらさっぱり分からない方も多かったのではないでしょうか。

以下、こまごまとした感想。

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2011年6月13日 (月)

月刊エンタ☆メモ 6月号

月刊と言いつつ、もはや隔月刊状態ですが…。

ずっとPCで書きものをしていることが多いので、空き時間にはPCから離れることが多く、ブログの記事を書く時間がなかなかとれず滞りまくりで、読者の皆様には申し訳ありません。ゆっくりとではありますが、マイペースにゆっくりと更新していきますのでどうぞよろしくお願いします。

たまってる記事も多くなってしまっているのですが、劇場で観た映画など、ある程度「旬」なものは優先的に更新するようにしようかなとも考えています。

とりあえず4月と5月に楽しんだエンタメをφ(..)メモメモ

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2011年6月 9日 (木)

映画「ある日モテ期がやってきた」

ある日モテ期がやってきた [DVD]

she's out of my league

アメリカ

2010

日本未公開

DVD鑑賞

このところ軽めのラブコメってほとんどが未公開DVDスルーになってるような気もしますが、こういうジャンルは嫌いではないので、面白そうなものはちょいちょいチェック。

空港のセキュリティチェック係をしているカーク(ジェイ・バルチェル)は。ある日、空港で出会った誰もが振り向くようなスタイル抜群の美女モリー(アリス・イヴ)とひょんなことをきっかけに付き合い始める。しかし、自分に自信のない草食男子カークは、美女のモリーは本当に自分のことが好きで付き合っているのか心配で仕方がなく・・・

主演2人がちょい(かなり?)地味なんですが、ラブコメとしてはなかなか楽しめる作品でした。

こういう男子目線のラブコメって結構少ないので、男だけでワイワイガヤガヤと楽しそうにつるんでいる場面なんかは、ラブコメとしては結構新鮮で楽しかったです。基本的に主人公達がぱっとしないこともあって、脇で騒いでいるサブメンバーたちが上手い具合に作品を盛り上げていたように思います。

ま、たまに下ネタがすぎる場面もありましたが(彼女の両親と初対面のシーンとか・・・)。

ちょいちょい下品な場面を織り交ぜつつも、芯になっている部分が共感を得やすい内容になっているし、コンプレックスといかにして向き合うかというメッセージもしっかりとした映画なので、割とオススメです。

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2011年6月 8日 (水)

「ブーベ氏の埋葬」 ジョルジュ・シムノン

ブーベ氏の埋葬 【シムノン本格小説選】

ブーベ氏の埋葬
(L'enterrement de Monsieur Bouvet)

ジョルジュ・シムノン
(Georges Simenon)

河出書房新社 2010. 10.

メグレ警視の原作でおなじみ(とは言うものの、メグレ警視は読んだことがない)のシムノンの本格小説を刊行するというシリーズの1冊。書店で目にしてなんとなく面白そうだったので読んでみました。

舞台はパリ。セーヌ川岸の古本屋で版画集を見ていた76歳のブーベ氏が突然倒れ、急死。やがて、新聞にブーベ氏の死亡記事が出ると、自分はこの人物を知っていると言う人物が次々と弔問に訪れるのだが、彼らは皆、ブーベ氏を異なった名前で呼んでいて・・・。

果たしてブーベ氏の身元を調査するボーペール刑事が明らかにしたブーベ氏の人生とは!?

なかなか面白い作品でした!

特に奇抜なところもなく、思ったよりも普通な物語ではあったけれど、次から次へと明らかになっていくブーベ氏の過去に、「彼は一体何者!?」という好奇心がかき立てられて、ページをめくる指が止まらないような状態で一気読み。世界をまたにかけた人生はなかなかに素敵なものでした。

本格小説シリーズということではあるけれど、刑事の調査を中心にしてブーベ氏の人生が徐々に浮き彫りになっていくストーリーはミステリのなぞ解きそのもので、推理小説を読むのと同じような楽しみが得られる作品でした。メグレ警視で有名なだけあって、この手のストーリーテリングがとても上手いなぁと。

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