映画「127時間」
|
127 hours
アメリカ・イギリス
2010
2011年6月公開
劇場鑑賞 |
このところ3カ月遅れのレビューが続いているのですが、新作映画を劇場で観たときには優先して感想を書くことにしました。すぐに感想を書きたいと思わせてくれる素晴らしい映画に出会えたのがきっかけとなりました。
もともとダニー・ボイルもジェームズ・フランコも好きなので、アカデミー賞のときに話題に上っていた時から気になっていた1本です。
2003年、アーロン・ラルストン(ジェームズ・フランコ)はブルー・ジョン・キャニオンを訪れ、途中で出会った2人の女性たちを洞窟に案内したりしながら、1人気ままにトレッキングを楽しんでいた。
ところが、ふとしたはずみで谷底へと足を滑らせてしまい、彼の右腕は落石と岸壁との間に挟まれ見動きが取れなくなってしまう。
サバイバルナイフで岩を削ろうにもうまくいかず、ただただ時間が過ぎていく中、彼は分かれた恋人や家族、友人たちへと思いを馳せる。そして、127時間後・・・
いや~、かなり面白かったです!!
実話ってところがまたスゴイなぁ。
谷底で身動きのとれなくなってしまった男というシチュエーションで、本当にそれだけの物語なのに、1時間半、全く飽きさせることなく見せてしまった監督の手腕とほぼ1人芝居で作品を引っぱったジェームズ・フランコに拍手喝采したくなる映画でした。
そして、影の主役とも言える大自然が、厳しくもあるんだけど、非常に美しく映されていたのも良かったです。アリのような小さいものもとても綺麗に撮られてたし。
この映画、冒頭から流石はダニー・ボイルと思わせるスタイリッシュで疾走感に溢れた映像で始まり、女性2人組と洞窟で遊ぶシーンや、アーロンがブルー・ジョン・キャニオンを駆け回ったり、転んでも笑顔で起き上がったりする場面がとにかく見ていて気持ちよくて一気に心をつかまれてしまいました。
このオープニングはカメラワークや画面の割り方などがカッコよかったですね~。大自然とアーロンの構図もとても良かったし。
そして、事故が起きて、絶妙のタイミングでタイトルが!このタイトルの出し方かなり好きです。
事故後は痛々しい場面もちょいちょいあるんですが、極限の状況の中でアーロンが自分自身と向き合っていく過程もとても自然だったし、その中に、しっかりとドラマを組み立ててくれたので、それがラストに見事に昇華されて強く心に残る作品になっていたと思います。単なるサバイバル映画以上に生きる喜びや、強さ、そして、周囲の人への感謝や愛を感じさせてくれる作品で、特に、ほぼ1人芝居という状況で、生きるために1人でもがき苦しむ姿の中に、人が周囲の人間に支えられていることを描き出したのは特筆すべき点ではないかと思います。
自分にはこんなサバイバルの知識も技術もないので、こんなことになったら早々に命尽き果ててしまいそうですが(そもそも1人であんな場所に行くということがあり得ないんだけれど)、岩を持ち上げようとロープなどを巧みに結びあげていたのを見て、ますます、自分のサバイバル能力の低さを思い知らされました。絶対にあんなことできないよ・・・。
ラスト近く目を覆いたくなるような(実際、下を向いて音しか聴いてませんが、それでもゾクゾクした)場面もあるのですが、それを越えた先にあるラスト、生の喜びと感謝に満ち溢れていて、これでもかってくらいに勇気と元気をもらえました。もう大号泣でしたよ。この映画が今このタイミングで日本で上映されたことに感謝をしたいです。
あの痛グロいシーンがあったからこそ、ラストの解放感が強いんだろうなぁ。観客のテンションをちゃんと誘導してくれてるのが、後から考えるとよくできています。
でもって、クライマックスの盛り上がり部分、僕のテンションを最大限に引き上げたもの、ズバリ、BGMです。ダニー・ボイルはもともと音楽のセンスが良いとは思っていたけれど、あのタイミングでシガー・ロスとは!選曲も何もかもが素晴らしすぎ。帰りの電車はウォークマンに入っていたシガー・ロスのアルバム聴いちゃいましたよ。
あと、ラストに実際のアーロンさんが映るんですが、彼の表情がとても凛としていたのが印象的です。
彼が実際に撮影したビデオも見てみたいなぁと思い、エンドロールで流してくれたりするかなぁと思ってたんですが、パンフによると、家族と親しい友人にしか見せていないとのこと。あの極限の状況で、TV番組気どりで一生懸命自分を励ましていた場面もとても良かった。これも実話なのかな。
実話サバイバルというと、「イントゥ・ザ・ワイルド」なんかもそうだったけれど、それよりもずっと後味が良いし、力をもらえるのは、こうした主人公の明るさと、ラストのおかげですね。
冒頭の楽しそうなところ、事故後に焦るところ、わずかな日光を思いっきり堪能するところ、一生懸命ビデオを撮影するところ、思わず叫んだり暗がりに怖さを覚えるところ、そして、生きる喜び溢れるラスト、それらを見事に演じきったジェイムズ・フランコに再び拍手を送って、今回のレビューを閉じたいと思います。
原作が文庫で出てるみたいなのでそっちも是非読んでみようっと。
| 固定リンク
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 映画「127時間」:
» 127時間 [LOVE Cinemas 調布]
『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督が登山家アーロン・ラルストンの実話を映画化。峡谷で岩に右腕を挟まれた主人公の127時間にも及ぶ極限のサバイバルを描いた感動作。出演は『スパイダーマン』シリーズのジェームズ・フランコ。ギリギリのところで正気を保ち、自らの行為に対する後悔の念と絶対に生き延びるという強い信念・生命力の強さに驚かされる。... [続きを読む]
受信: 2011年6月22日 (水) 01時17分
» 127時間 [悠雅的生活]
急転直下。暗中模索。自力更生。 [続きを読む]
受信: 2011年6月22日 (水) 16時28分
» 映画レビュー「127時間」 [映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評]
公式サイト◆プチレビュー◆“動かないアクション・ヒーロー”を技巧をこらした映像で活写。実話ならではの感動が沸き上がる。 【85点】 クライマーのアーロンは、思わぬアクシ ... [続きを読む]
受信: 2011年6月22日 (水) 23時51分
» 127時間 / 127HOURS [我想一個人映画美的女人blog]
ランキングクリックしてね larr;please click
「スラムドッグ・ミリオネア」でアカデミー賞作品賞受賞、ダニー・ボイル監督最新作
ってことで思わず、「127時間後hellip;」なんて言っちゃいそう
なんて冗談はさておき。
受賞はならずだったけど、本作は今...... [続きを読む]
受信: 2011年6月23日 (木) 00時58分
» 127時間 [ともやの映画大好きっ!]
(原題:127 HOURS)
【2010年・アメリカ/イギリス】試写会で鑑賞(★★★☆☆)
第83回アカデミー賞、作品賞・主演男優賞・脚色賞・作曲賞・歌曲賞・編集賞の6部門ノミネート。
第68回ゴールデングローブ賞、男優賞・脚本賞・音楽賞の3部門ノミネート。
第64回英国アカデ...... [続きを読む]
受信: 2011年6月23日 (木) 02時24分
» 127時間 [佐藤秀の徒然幻視録]
陽気さとタフネスが生んだ奇跡
公式サイト。原題:127 Hours。ダニー・ボイル監督、ジェームズ・フランコ、アンバー・タンブリン、ケイト・マーラ、クレマンス・ポエジー、ケイト・バ ... [続きを読む]
受信: 2011年6月23日 (木) 09時43分
» 『127時間』 [ラムの大通り]
※少しネタバレもあります。
でも、すでに知ってられる方もいるかも
(原題:127 Hours)
----この映画、
今年のアカデミー賞に
何部門もノミネートされていたよね。
監督が『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル。
「うん。
最初、そのタイトルからして
『28日...... [続きを読む]
受信: 2011年6月23日 (木) 10時55分
» 試写会「127時間」 [ITニュース、ほか何でもあり。by KGR]
2011/6/9、よみうりホール。
8割がたの入り。
上映中に地震があったのには驚いた。
震度は2ぐらいで気が付かない人もいたようですが、
長く揺れたので天井が落ちてこないか思わず見上げちゃいました。
**
ジェームズ・フランコのほぼ一人芝居。
**
アーロン・ラ...... [続きを読む]
受信: 2011年6月23日 (木) 11時34分
» 映画:「127時間」♪。 [☆みぃみの日々徒然日記☆]
平成23年6月20日(月)/。 映画:「127時間」。 【監督・脚本】 ダニー・ボイル 【原 作】 アーロン・ラルストン 【脚 本】 サイモン・ボーフォイ 【撮 影】 アンソニー・トッド=マントル、エンリケ・シャディアック 【音 楽】 A…... [続きを読む]
受信: 2011年6月23日 (木) 15時28分
» 【映画】127時間 #127moviejp [★紅茶屋ロンド★]
<127時間 を観て来ました>
原題:127 Hours
製作:2010年アメリカ・イギリス合作
Twitterで試写会募集があり、当選してみてきました。
まさか当選するとは全く思わなかったんだけど、妙に運がいいときがある(笑)。
今回は20世紀フォックス試写室での鑑賞。ありがとうございます!
本年度アカデミー賞に作品賞含め6部門もノミネート。主演はアカデミー賞で司会も務めたジェームズ・フランコ。
ジェームズ・フランコといえば、私は真っ先に「スパイダーマン」シリーズを思い出してしまう。ス... [続きを読む]
受信: 2011年6月23日 (木) 20時40分
» 『127時間』 [こねたみっくす]
右腕を岩に挟まれ5日と7時間。感謝することに無頓着だった青年の心理的な密室脱出劇。そのラストに自然と涙が流れる。
若き登山家アーロン・ラルストンの実話を映画化したこの ... [続きを読む]
受信: 2011年6月23日 (木) 21時51分
» 127時間 えっ?これって実話っ? [労組書記長社労士のブログ]
えらく夏になった、本気で、暑すぎる〜~(=^‥^A アセアセ・・・
【=31 -8-】 TOHOシネマズ1か月フリーパスポート5本目、オープニングではインド映画の香りが・・・でも「最後のみんなで踊り」はなかった(笑)
2003年4月25日金曜日。いつものように行き先を誰にも告げず、休日...... [続きを読む]
受信: 2011年6月24日 (金) 10時06分
» 『127時間』・・・生きる、生き抜く、生き延びる [SOARのパストラーレ♪]
死に直面した青年が“生きる”ために究極の決断をする壮絶なドラマ。作り話としてなら案外ありふれたシチュエーションかもしれないが、これが実話だというから驚くばかりである。 [続きを読む]
受信: 2011年6月25日 (土) 09時23分
» 映画「127時間」 [FREE TIME]
映画「127時間」を鑑賞しました。 [続きを読む]
受信: 2011年6月25日 (土) 19時26分
» 『127時間』 [だらだら無気力ブログ]
アカデミー賞受賞作「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル監督が、 青年登山家アーロン・ラルストンの奇跡の実話を映画化した衝撃のサバイバル ・ヒューマン・ストーリー。 誰も寄りつかない大自然の峡谷でアクシデントに見舞われ、身動きのとれない 絶体絶命の…... [続きを読む]
受信: 2011年7月 1日 (金) 01時10分
» 127時間 [映画の話でコーヒーブレイク]
ジェームズ・フランコって整ったお顔立ちなのに、「スパイダーマン」のハリー以外で私が見たのは
変な役どころばかり
今回はほぼ一人芝居で、アカデミ―主演男優賞ノミネート
残念ながら賞は「英国王のスピーチ」のコリン・ファースに。
ノミネートに加え、今年のアカデ...... [続きを読む]
受信: 2011年7月 3日 (日) 02時16分
» 127時間 [映画的・絵画的・音楽的]
『127時間』を渋東シネタワーで見てきました。
(1)アカデミー賞を受賞した『スラムドッグ$ミリオネア』を制作したダニー・ボイル監督の作品ということもあって、映画館に出かけてみました。
物語の主人公は、ユタ州のブルー・ジョン・キャニオンに一人で出かけたア...... [続きを読む]
受信: 2011年7月 6日 (水) 05時44分
» 映画「127時間」自分なら同じことが出来るか絶えず問い続ける [soramove]
「127時間」★★★☆ジェームズ・フランコ 出演
ダニー・ボイル 監督、スティーヴン・スピルバーグ製作
94分 、2011年6月18日,
2010,アメリカ、イギリス,FOX
(原作:原題:127HOURS)
→ ★映画のブログ★
どんなブログが人気なのか知りたい←
「映画のラストに御本人の現在の様子が映される、
こんなことが本当にあったんだ、
そして人間って結構強いんだと実感、
軽快な音楽に乗っ... [続きを読む]
受信: 2011年7月 6日 (水) 16時51分
» 127時間 [C'est joli〜ここちいい毎日を〜]
127時間'10:米、イギリス◆原題:127 Hours◆監督:ダニー・ボイル「スラムドッグ$ミリオネア」◆出演:ジェームズ・フランコ、アンバー・タンブリン、ケイト・マーラ、リジー・キャプ ... [続きを読む]
受信: 2011年7月 7日 (木) 14時27分
» 映画「127時間」 [FREE TIME]
映画「127時間」を鑑賞しました。 [続きを読む]
受信: 2011年7月 8日 (金) 00時05分
» 『127時間』 [・*・ etoile ・*・]
'11.06.09 『127時間』(試写会)@よみうりホール
観たかった! 試写会探してたら、お友達のともやさんの当選tweet発見! ちゃっかり便乗してしまった(笑) だってダニー・ボイルだからね! 『スラムドッグ$ミリオネア』大好き♪
*詳細は避けますが、ネタバレありです!
「金曜の夜、ブルー・ジョン・キャニオンでのロック・クライミングに出発したアーロン。翌朝、渓谷で道に迷った女子2人組と出会い、しばし楽しい時を過ごす。2人と別れた後、クライミングを始めるが、手をかけた岩とともに落下、... [続きを読む]
受信: 2011年7月10日 (日) 01時07分
» シネトーク67『127時間』●どのホラーよりも怖い映画。でもそれだけに感動も深い! [ブルーレイ&シネマ一直線]
三度のメシぐらい映画が好きな
てるおとたくおの
ぶっちゃけシネトーク
●今日のてるたくのちょい気になることシネ言
「『シネコンウォーカー』に金払って読んでる人いるの?」
シネトーク67『127時間』
監督・製作・脚本:ダニー・ボ... [続きを読む]
受信: 2011年7月11日 (月) 03時33分
» 『127時間』 映画レビュー [さも観たかのような映画レビュー]
『 127時間 』 (2010) 監 督 :ダニー・ボイルキャスト :ジェームズ・フランコ、アンバー・タンブリン、ケイト・マーラ、クレマンス・ポエジー、 リジー・キャプラン、トリート・ウィリアムズ、...... [続きを読む]
受信: 2011年7月17日 (日) 13時06分
» 127時間 レビュー(ネタバレあり) [無限回廊幻想記譚-アニメ・映画感想-]
【ストーリー】2003年4月25日金曜日、夜。アーロン・ラルストン(ジェームズ・フランコ)は、週末恒例のロッククライミングに出かける準備をしており、妹のソーニャ・ラルストン(リジー・キャプラン)からの電話も無視して出発した。夜間のうちに車でキャンプ地にまで到着した... [続きを読む]
受信: 2011年7月20日 (水) 00時42分
» 127時間 レビュー(ネタバレあり) [無限回廊幻想記譚 別宅]
【ストーリー】 2003年4月25日金曜日、夜。 アーロン・ラルストン(ジェー [続きを読む]
受信: 2011年7月20日 (水) 00時44分
» 127時間 レビュー(ネタバレあり) [無限回廊幻想記譚 別館]
【ストーリー】2003年4月25日金曜日、夜。
アーロン・ラルストン(ジェームズ・フランコ)は、週末恒例のロッククライミングに出かける準備をしており、妹のソーニャ・ラルストン(リジー・キャプラン)か...... [続きを読む]
受信: 2011年7月20日 (水) 00時47分
» 映画『127時間』を観て [kintyres Diary 新館]
11-41.127時間■原題:127Hours■製作年・国:2010年、アメリカ■上映時間:94分■字幕翻訳:林完治■鑑賞日:7月1日、TOHOシネマズシャンテ(日比谷)■料金:1,000円□監督・脚本・製作:ダニー・ボイル□脚本:サイモン・ビューフォイ□撮影監督:アンソニー・ドッ...... [続きを読む]
受信: 2011年8月30日 (火) 22時43分
» 映画:127時間 [よしなしごと]
そのタイトルからどうしても96時間のようなアクション映画を想像しちゃいますよね。でも全く違います。そんな訳で渋谷のシネクイントで127時間を見てきました。
このシネクイント、前回の半券を持っていくと1,000円になるので、前回見たムカデ人間の半券でお得に見られるぜ!って思っていたら、半券なくしたみたい。ショック!orz... [続きを読む]
受信: 2011年9月15日 (木) 00時02分
» 127時間 [映画、言いたい放題!]
ブログネタ:○○の秋、あなたは何の秋?
参加中
先月はレビューが本当に少なかった。
レビューを書くために映画を見てる気になって
映画を観る気になれなかったのです。
でもそれではダメだ!と思い直しましたので、
今月は沢山レビューを書けるようにします。
とい... [続きを読む]
受信: 2011年10月 3日 (月) 21時23分
» 127時間 [銀幕大帝α]
127 Hours/10年/米・英/94分/サスペンス・ドラマ/劇場公開
監督:ダニー・ボイル
過去監督作:『スラムドッグ$ミリオネア』
製作:ダニー・ボイル
原作:アーロン・ラルストン『奇跡の6日間』
脚本:ダニー・ボイル
出演:
◆ジェームズ・フランコ…アーロン・...... [続きを読む]
受信: 2012年1月 7日 (土) 01時11分
コメント
こんばんは。
私、実はアパレルブランドのプレスの仕事をしているんですが、この映画はタイアップのお仕事をさせて頂いたので、思い入れもあり、ANDREさんのような映画通の方が気に入って下さって、自分も嬉しい限りです。
しかも、シガー・ロス!!刺さりますよね。
ダニー・ボイルの映画のサントラにハズレ無しですネ!
投稿: RAY | 2011年6月22日 (水) 01時46分
お忙しいのに、感想を書がずにいられない作品に出会えたこと自体が、何より嬉しいです。
ご覧になった方々のほとんどが、同じポイントで絶賛されている作品って、そう多くない気がします。
『スラムドッグ~』も好きだったけれど、これはますます監督が好きになる作品でした。
ジェームズ・フランコの演技も素晴らしかったですね。
今年のオスカーは、是非コリンに獲って欲しかったし、結果に異論があろうはずはないですが、
フランコが獲得しても文句なしだったなぁ、と今は思います。
どう考えても悲観的な状況なのに、おどけて自分を鼓舞してみたり、絶望したり、最早これまでと諦めかけた後に沸いてきた、生きたいという願い。
その強さに突き動かされて気持ちを切り替えて行動した主人公に大拍手でした。
何だか、語り始めたら終われなくなりそうです。
投稿: 悠雅 | 2011年6月22日 (水) 16時50分
>RAYさん
コメントどうもありがとうございます。
お仕事でこの作品に携われたのですね~。
久々にグッとくる作品に出会えて大変気に入りました!
ダニー・ボイルはいつも選曲が良いですよね~。
特に「ミリオンズ」なんかは刺さりまくりでした。
今回も予期せぬところでシガー・ロスがきたので、
ただでさえ上がったテンションが一気にマックスに
なってしまいました(笑)
* * *
>悠雅さん
コメントどうもありがとうございます。
「わたしを離さないで」でさえまだ感想を書いていないのに、
勢いで一気にアップしてしまいました。
本当は忘れないためにメモを残す程度にするつもりでしたが、
書き始めたら止まらなくなってしまって・・・。
「スラムドッグ~」も良かったですけど、
自分もこちらの作品の方が好きですね~。
シンプルな中にある力強さがたまらなく良くて、
主人公の姿に沢山の元気をもらえたように思います。
投稿: ANDRE | 2011年6月22日 (水) 23時57分
面白かったというかすごかったです。
全く飽きさせないというか惹きつけるというか、
みごとな演出と演技には感服します。
投稿: KGR | 2011年6月23日 (木) 12時09分
>KGRさん
本当にシンプルな内容を
見事に見せてくれる演出と演技で、
ダニー・ボイル作品は好きなのですが、
実は見る前はそこまで期待をしていなかったこともあり
見事に良い方向に裏切られました。
投稿: ANDRE | 2011年6月24日 (金) 23時04分