映画「グレッグのダメ日記」
diary of a wimpy kid アメリカ 2010 日本未公開 DVD鑑賞 |
以前原作本を大絶賛(こちら)した作品が映画化されアメリカをはじめ世界各地でヒットを飛ばしたのに、日本では原作の知名度がいまいちのためにDVDスルーとなってしまいました。
家族や友人たちとのイケてないエピソードを通して中学生グレッグ少年の日常を描く。
原作物の映画化としては十分すぎるくらいに合格だと思います。これだけの人気原作を映画にするのはかなりの勇気がいると思うけれど、そんなプレッシャーをはねのけて主人公を演じるサカリー・ゴードンがノビノビと楽しそうなのがとっても良いです。
いけてない中学生の日常をちびまる子ちゃん的に綴った原作をきれいにまとめて1本の映画に仕上げたなという印象ではあるんですが、基本的に原作の第1巻をベースにはしているけれど、オリジナルキャラが出てきたり、エピソードが微妙に改変されていたりで、結構違うところも多いなぁという印象です。
自分が原作で結構好きだったエピソードがことごとくカットされていたのが非常に残念。キャスティングなんかはバッチリだったので、このクオリティでの映画であれば是非映像で見たかったなぁ。
原作で特にお気に入りだったのはローリーと一緒に家でお化け屋敷を作る話なんですが見事にカットされちゃってました。
「キック・アス」で注目されたクロエ・グレース・モレッツ嬢が出演してますが、原作にはいないキャラなので原作ファンとしてはやや邪魔な気がしないでもないです。彼女の出演で同世代の女の子たちが見てくれることを期待したのだろうけど・・・。
兄弟の絆にスポットをあてた第2弾も映画化されたということで、そちらも劇場公開はないだろうけど、DVDが出るのが楽しみです。第2巻あたりからお母さんのキャラがどんどん濃くなっていくんだけど、映画だと適当にカットされちゃうかなぁ。
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