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2011年11月26日 (土)

「ジーヴズの事件簿」 P・J・ウッドハウス

ジーヴズの事件簿―才智縦横の巻 (文春文庫)  ジーヴズの事件簿―大胆不敵の巻 (文春文庫)

ジーヴズの事件簿

The Case book of Jeeves

P・J・ウッドハウス
(P. J. Woodhouse)

文春文庫 2011. 5 & 6.

英国のユーモア作家ウッドハウスのジーヴズシリーズが待望の文庫化!

今回文庫化したものは連作短編という感じでまとめられていますが、2冊で続いた物語になっているので、「才知縦横の巻」と「大胆不敵の巻」となっているのはどちらが1冊目なのかが分かりづらくてちょっと不親切なように思います。

作品自体は抜群に面白くて、読みながら電車内などで声を出して笑ってしまうこともしばしば、このところ人から面白い本がないかと聞かれたときには、あちこちでこの作品を薦めています。

物語の舞台は20世紀初頭の英国。のほほんとした主人のバーティとやたらと惚れっぽい友人のビンゴや、恐怖の叔母さまが巻き起こすドタバタをしっかり者の執事ジーブズがひっそりと丸く収めるというのが基本パターン。

とにかくバーティとビンゴがアホすぎて最高に笑わせてくれます。一番お気に入りのエピソードはビンゴが一目ぼれした女性にかっこいいところを見せるため、川で溺れる少年を助ける姿を見せようと計画するお話。1人盛り上がるバーティで散々笑わせたところで、さらにその上をいくビンゴのボケっぷりが被さってきてとにかく面白かったですよ。

実はジーヴズの出番はそれほど多くないんだけど、美味しいところは全部持っていくってのが良いですよね。

ちょっとブラックでシニカルな要素を含んだ英国の笑いはやっぱり面白い。

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