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2011年12月

2011年12月28日 (水)

「ざらざら」 川上弘美

ざらざら (新潮文庫)  

ざらざら

川上弘美

新潮文庫 2011. 3.
(original 2006)

10ページ前後の短い作品を23編収録した短編集。

1つ1つが短いので、一気に読んでしまうよりも少しずつゆっくりと味わいたい1冊です。

このところの川上氏の恋愛系の作品がちょい苦手なこともあって、楽しめたものとそうでなかったものの差が結構大きかったのですが、相変わらず作品に登場する食べ物がどれもこれも美味しそうです。

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映画「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」

ぼくたちと駐在さんの700日戦争 コレクターズ・エディション〈2枚組〉 [DVD]

ぼくたちと駐在さんの700日戦争

日本

2008

2008年4月公開

TV録画鑑賞

公開時にちょっと気になってたものがTV放送されていたので丁度良い機会だと思い録画して鑑賞。

舞台は1979年の田舎町。主人公ママチャリ(市原隼人)は友人たちと7人で犯罪にはならない範囲で様々なイタズラを行い、駐在さん(佐々木蔵之介)と熾烈な戦いを繰り広げていた。

やがて駐在さんに美人の妻(麻生久美子)がいることが発覚し、ママチャリたちは大興奮するのだが、そんな折、仲間の一人西条(石田卓也)がバイクで事故を起こし入院してしまう。入院先の病院で西条は心臓の病気で入院中の少女と出会い、とある約束をしてしまうのだが・・・。

大人気ブログの映画化ということで普通に面白かったです。

主人公たちのバカバカしく憎めないイタズラの数々と、それを注意するだけでなく果敢に仕返しをする駐在との駆け引きの面白さに加え、ちょっと心温まるエピソードも織り込まれていて、とても楽しめる作品でした。

原作は結構長いみたいなので映画も続編やればいいのにね。

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2011年12月27日 (火)

映画「SUPAR 8/スーパー8」

SUPER 8/スーパーエイト [DVD]

super 8

アメリカ

2011

2011年6月公開

劇場鑑賞

子供の頃に80年代~90年代前半のスピルバーグ作品で育ったこともあり今でも無駄にワクワクしてしまうんですよねぇ。

舞台は1979年のオハイオ。14歳の少年ジョーは友人たちと一緒に8ミリを使ったゾンビ映画の制作に夢中になっていた。ある真夜中、駅のシーンを撮影していると、突然貨物列車がやってきて少年たちは臨場感のあるシーンが撮れると盛り上がるのだが、その列車に一台の車が突入し、列車が脱線し、大惨事となってしまう。

それ以降町では失踪者が相次いだり、停電が起こったりと、不可解な出来事が続き、やがて軍隊が町にやってくるようになる。どうやら貨物列車に大きな秘密があるようなのだが・・・。

事故の夜にジョーたちが持っていたビデオカメラに収録されていた衝撃の真実とは!?

この映画、子供のころに観ていたら絶対に大好きな作品になっただろうなぁと思います。

少年たちが主人公のハラハラドキドキ映画っていうのはやっぱりどんな時代にも必要ですよね。こういう映画を完全なお子様映画ではなく、大人も楽しめるエンターテイメントに仕上げているところがとっても嬉しい1本でした。

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「マウントドレイゴ卿/パーティの前に」 モーム

マウントドレイゴ卿/パーティの前に (光文社古典新訳文庫)

マウントドレイゴ卿/パーティの前に
(Lord Mountdrago/ Before the Party)

サマセット・モーム
(Somarset Mougham)

古典新訳文庫 2011.4.

(original 1911-1947)

たまに読むといつもはずれのないサマセット・モーム。新訳文庫で登場とあれば読まない手はありません。

全部で6作品を収録しているのですが、「雨」は以前にも読んだことがありました。てか、「雨」を収録していながらそれを表題作にしないというところがなかなか挑戦的。

解説によると「ミステリ」をテーマに編纂したとのことですが、実は当初の期待ほどは楽しめなかったんですよねぇ。

読み終えてから3か月もすればどんな内容だったのかほとんど覚えていないようなインパクトの薄い作品が多かったように思います。

そんな中一番最初に収録されている「ジェイン」は魅力的なキャラクターが面白くて結構お気に入りの作品でした。

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2011年12月21日 (水)

「船に乗れ!」 藤谷治

船に乗れ! Ⅰ (ポプラ文庫ピュアフル)

船に乗れ! Ⅰ~Ⅲ

藤谷治

ポプラ社文庫 2011. 3.
(original 2008-2009)

本屋大賞を受賞した音楽モノということで気になっていた作品。全3巻となかなかの大作です。

主人公津島サトルは音楽一家に生まれ、自身も芸大の付属高校を目指していたが、受験に失敗し、祖父が理事長をしている二流音楽高校に進学するのだが・・・

主人公がそんなに良いキャラじゃなくて、大人になった主人公が過去を悔いながら書いているというのがなかなか面白いです。

作者が音楽高校出身で御自身でも音楽をされている方なので、演奏や練習のシーンの描き方がとても丁寧で面白かったです。演奏中って他人のミスに反応したり、どうやって演奏するかとかで結構頭がいっぱいで忙しいんですよね。練習で指揮者が怒り出すところかも結構リアル。

あと、音楽モノ小説って結構トップクラスの人々を描くことが多いですけれど、この作品の面白いところは、主人公たちが自分たちが二流音楽高校に通っていて、明るい将来が約束されているわけではないことを知っている点。それでも音楽に青春の全てを捧げる姿が非常に熱いです。

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2011年12月19日 (月)

映画「ブラック・スワン」

ブラック・スワン [DVD]

black swan

アメリカ

2010

2011年5月公開

劇場鑑賞

同世代ということもありナタリー・ポートマンはレオンの頃からずっと応援しているのですが、そんな彼女の演技力が高く評価された作品と言うことで楽しみにしていた1本です。

NYのバレーカンパニーに所属するニナ(ナタリー・ポートマン)はライバルのリリーらと共に白鳥の湖の主役候補となるが、無垢なホワイトスワンは完璧に踊ることができる一方で、邪悪なブラックスワンを表現することができずスランプに陥っていた。

あるときニナは舞台監督のトマス(ヴァンサン・カッセル)にキスをされそうになり、彼の唇を噛んでしまう。そのときに彼女の中の隠された一面に気がついたトマスはニナを主役に抜擢しようとするのだが・・・。

とにかく怖かったです。

ストーリーはブラックスワンを踊ることができずに悩むニナの中の秘められた二面性をミステリアスに描いていくという内容ですが、メンタル的で内に向かっていく内容でありながら、見事なダンスシーンのおかげでそれがダイナミックに表現されて、なかなかのインパクトと見ごたえのある作品に仕上がっていました。

てか、ブラック・ニナが夢に出てきそうな勢いで怖い。でも、美しい。ナタリー・ポートマン上手いなぁ。

ところで、ナタリー・ポートマンは髪をアップにするとヘップバーンに似てるなぁと思ってみたり。

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2011年12月18日 (日)

映画「キス&キル」

キス&キル [DVD]

Killers

アメリカ

2010

2010年12月公開

DVD鑑賞

南フランスで家族でバケーション中のジェン(キャサリン・ハイグル)はそこで知り合った男スペンサー(アシュトン・カッチャー)と意気投合し、やがて二人は結婚。それから3年が経ったある日、出張をキャンセルしてジェンが帰宅するとスペンサーが格闘していて・・・。なんとスペンサーは元CIAで命を狙われていたのであった。

結構ドタバタが派手な作品だけれど、設定の面白さだけで強引に作った出オチ映画という感は否めず。

でも主演2人のフレッシュさが良いですね。「ナイト&デイ」もこういう感じで若いキャストでやったらもっと楽しめたんじゃないかなぁとか思ってみたり。

南フランスの景色も良いし、みんなに命を狙われるっていうやたらめったら破天荒な展開も微笑ましくて、深いことを考えなければ、結構楽しめる作品ではないかと。

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