映画「ダーク・フェアリー」
don't be afraid of the dark アメリカ 2011 2012年1月公開 劇場鑑賞 |
ギレルモ・デル・トロが製作と脚本に参加しているということで気になった1本。ホラーは苦手なんだけど頑張って観に行ってきました。
建築家アレックス(ガイ・ピアース)はかつて家主だった画家が失踪したという屋敷を買い取り、元妻のもとで暮らしていた娘のサリーと恋人のキム(ケイティ・ホームズ)と共に引っ越し、屋敷の修復作業を進めていた。
両親の離婚や、父の新恋人の存在に戸惑い、慣れない土地で寂しさを募らせるサリーは、通風孔の奥から自分に呼びかけてくる声を聴くようになる。やがて、この屋敷の地下に潜む妖精たちが姿を見せるようになり・・・
うーん、対象年齢が不明な作品だなぁというのが第一印象。
冒頭が割と痛くてグロいシーンで始まったので、その後も似たペースで進んだら嫌だなとホラーが苦手なのにこの映画を見にきてしまったことをちょっと後悔してしまったのですが、完全に杞憂に終わりました。
てか、肝心の悪の妖精さん達があまり怖くないどころか、途中から可愛らしく見えてきちゃって緊迫感が完全に冷めてしまったのですよね。もうちょっと「見せない」演出だった方が良かったなぁ。
ストーリーは子どもが異界のものと出会う系の王道で進むのだけれど、ラストのオチが妖精の正体を暗示しつつもちょっとあっさりしすぎてたかなぁ。このオチなら、妖精たちが涙を流しながら嫌々やってるとか、もうちょっと深く突っ込んだ設定にした方が物語が引き締まったように思います。そのあたり、デル・トロが製作総指揮の「永遠のこどもたち」は上手いんですよねぇ。
てか、あの父娘、置き去りって・・・。何気に冷たいというかなんというか。やっぱり他人だからかねぇ。
あまり存在感のないガイ・ピアースに対してケイティ・ホームズは大活躍なんですけど、彼女の魅力もいまいち引き出せていなかったように思います。
結構面白そうな要素がつまっているとは思うだけに色々と残念なところが目立ってしまったかなぁ。
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