映画「グレッグのおきて」
diary of a wimpy kid: Rodrick rules アメリカ 2011 日本未公開 DVD鑑賞 |
世界的大ヒットとなっている原作本がなぜか日本ではさっぱりなシリーズ。映画化第1作目に続いて第2作目もDVDスルー。
ミドルスクールの2年目7年生になったグレッグは転校生の美少女ホリーが気になって仕方がないけれど、相変わらず、まだまだ子供っぽさの残るいけてないグループに所属し、学校では華やかな活躍をすることができない。
一方家では兄ロドリックと喧嘩ばかりすることに母が怒り、2人が仲良くする度に現金に還元できる「ママ・マネー」を渡すことを提案。
そんな折、両親と末っ子のマニーが一泊で出かけることになり、ロドリックは家で友達を集めてパーティーを開く。最終的にグレッグも一緒になって盛り上がり、2人はこの出来事を隠すためにますます連帯感を深めていくのだが・・・。
原作のエピソードをうまく取捨選択してきれいにまとめているのは前作と同じで、原作ファンとしては嬉しい映像化。
原作も第1作目のほうが面白かったんだけど、映画版も伏線などを含めたストーリーの完成度の高さでこそ前作には劣るけれど、今回は兄弟の絆がテーマということで、自分にも丁度グレッグとロドリックと同じくらいに歳の離れた兄がいるので、自分の子供時代のことを思い返しながら兄弟のやりとりに懐かしさを感じながら観ることができて、かなり楽しめました。
このシリーズ、「ちびまる子ちゃん」みたいな感じで、単純に笑える場面が多いし、普遍的に誰もが共感できるストーリーがやっぱり魅力的。全米では初登場1位だったようなので、第3作目も順調に映画化されるようだし今後も楽しみ。もっと日本でも知名度が上がっても良いのになぁ。
ちょっと気になったのは「ママ・マネー」にオチがつけられないままストーリーが終了してしまった点かなぁ。ちょっと中途半端でしたよね。
あと映画版前作にはオリジナルキャラの年上少女がいたんですが、彼女がまるで初めから存在していないかのような扱いになっているのが微妙に気になりました。売れっ子になってしまってキャスティングできなかったのかもしれないけれど・・・。
ところで、この作品、DVDの売り出し方が酷すぎる!!!!!続編なのに「グレッグのダメ日記2」の記載がないので分かりづらい。単に続編だと前作を観てないからという理由でますます売れないと思っているんだろうけど、「マルモのおきて」に便乗したタイトルをつけて、続編作品であることを巧妙に隠しているのが本当に酷い。タイトルだって、せめて「ロドリックのおきて」にしないと本編とタイトルがつながらないし・・・。
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