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2012年8月11日 (土)

「有頂天家族」 森見登美彦

有頂天家族 (幻冬舎文庫)

有頂天家族

森見登美彦

幻冬舎文庫 2011. 8.
(original 2007.9)

京都に行くことになったので、京都を舞台にした小説を読もうと思い積読本の中から発掘。鴨川の土手で森見作品を読むという長年のあこがれをついに実現しました。(3月に読了してます。)

狸の下鴨家の三男、矢三郎が家族のため、宿敵一家との戦いのために京都を駆け回るお話。

読んでいて一番に感じたのは、ジブリの「平成狸合戦」の舞台を京都にしたような作品だなぁということですねぇ。全体のドタバタっぷりも、化けた狸が夜の街を駆け抜けるようなイメージも非常に似ています。

兄弟たち、ライバル狸たち、人間に天狗と登場するキャラたちが皆個性的で愛すべき存在なのがこの作品の面白さを支えているのだけれど、物語そのものはちょい冗長だったかなぁ。もう少しコンパクトにバカ騒ぎして終わってくれるほうが好きかも。

いくつかのエピソードを積み重ねながら長編としてまとめているのだけれど、とりわけ好きだったのは金曜倶楽部の話ですかね。弁天さん、イイネ!。

森見さんの作品、初期のころの方が男臭いバカバカしさに溢れてて好きだったなぁ。「夜は短し」くらいからポップさが目立ち始めて、妙に洗練されてしまい、こじゃれたバカバカしさになってきてるのがやや物足りない。

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