映画「アーティスト」
the artist フランス 2011 2012年4月公開 機内鑑賞 |
今年のアカデミー賞作品賞受賞作品。モノクロでサイレントってのが引っかかってなんとなく見逃していたのを機内で鑑賞しました。思ってたよりもはるかに良い作品で、劇場で観れば良かったと後悔。
サイレント映画の黄金期、大スターのジョージ・ヴァレンティン(ジャン・デュジャルダン)は、舞台挨拶を終えて出てきたところを大勢のファンに出迎えられ、ふとした偶然からファンの1人、新人女優のペピー・ミラー(ベレニス・ベジョ)にキスをされ、その瞬間をとらえた写真が新聞に載ってしまう。やがて、ペピーはジョージの助言を得て大人気女優へとなっていくが、トーキー映画の出現でサイレントのスターだったジョージは人気を失い・・・
普通に良い映画ですね。
サイレント&モノクロだと普段以上に映像への集中力が高まるので、俳優さんの表情を含めて細かなところまでしっかりと観るってのもあるのかもしれないけれど、ペピーが洋服に袖を通してみるシーンとか、階段で踊って見せるシーンとか印象に残る映像がとても多かったです。
あと、サイレントからトーキーへの変化を観客にしっかりと印象付ける場面があって、そのあたりの演出も巧かったなぁと思います。
あと、物語に色々と伏線がはられていたのも良かったですね。これもサイレントになっていることで、物語への集中力が普段よりも高まっていたように思うので、シンプルながらしっかりと作りこまれた脚本は見応えがありました。
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