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2013年3月26日 (火)

映画「ジャンゴ 繋がれざる者」

ジャンゴ 繋がれざる者(監督:クエンティン・タランティーノ 主演:ジェイミー・フォックス、 クリストフ・ワルツ) [DVD]

Django unchained

アメリカ

2012

2013年3月公開

劇場鑑賞

過剰に血しぶきが舞う作品が苦手なこともあってタランティーノ作品はどちらかというと得意ではないのですが(そもそもほとんど観てない)、今回はストーリーが面白そうだったので思い切って観てみることにしました。

舞台は南北戦争前のアメリカ南部。元歯科医の賞金稼ぎキング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)は狙っているヤマの素顔を知っている奴隷ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)を連れ一仕事を終える。その後、シュルツはジャンゴに銃の手ほどきをし、二人はコンビで大活躍をする。

やがてジャンゴとシュルツは離れ離れになってしまった妻の居場所を見つけだし、シュルツと共に農園の領主キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)のもとへと向かうのだが・・・。

うーん、バンバンやるとこの過剰な血演出はやっぱり苦手でした。最後の方とか薄目で観てたよ・・・。好きな人はここで爽快感を得られるのだろうけど、自分のかすり傷でさえ直視できない自分は案の定気持ち悪くなってしまいました。

レトロな感じの作り方や映像の雰囲気はかなり好きだし、結構長い作品だったのに全く飽きさせなかったのは良かったのだけれど、冷静に考えてみると、軽さが目立ってしまって最終的には物足りない部分のほうが多かったかなぁ。そういう映画なのかもしれないけど。

この映画自体はつまらなくはなかったし、結構楽しんで観てたのだけれど、感想を書いてたら割と辛口になってしまいました・・・。

ストーリー的にはシュルツのキャラクターをもっと掘り下げて欲しかったかなぁ。彼が何故白人でありながら黒人に対して良く接するのか。彼だけが現代人的な価値観を持ってるのも謎だし、歯医者から賞金稼ぎになった経緯などもしっかりと描いて欲しかったです。終盤まではジャンゴよりもシュルツのほうが印象深く描かれていたにも関わらず、シュルツのラストが唐突だったし、結局、クライマックスでドンパチするきっかけを作るためだけのキャラになってしまったように感じてしまったのがもったいない。

割と長い映画だけど3分の2を過ぎるくらいまで、主人公たちにこれと言った困難が訪れないのもちょっと寂しかったです。いろいろな要素を詰め込んで飽きさせない作品ではあるけれど、全てがトントン拍子すぎるのはやっぱり物足りないのだよね。

全編を通して一番楽しかったのは袋男たちの下らないやり取り。こういうバカバカしいの大好きです。

黒人ファイトとか、犬とか、あえて冷たく演じるジャンゴとか見てると、オバマ大統領が現れるまでになったアメリカの歴史が感じられますよね。これ全く同じストーリーでもっと社会派な内容にもできたんだろうけど、あえてエンタメに徹してるのは潔かったと思います。

ラスト20分、最後の派手なドンパチがあったけれど、そこで長さを感じてしまったかな。一回外に出るのはテンポ崩してたし、いらなかったようにも思う。

キャスト陣は主演2人は文句なしの名演!アカデミー賞も納得です。

ディカプリオ、声が高いから悪漢役はやっぱりちょっと似合わないかなぁ。でも後半からの出演だけど、アップのサービスカットが沢山あってファンの人は嬉しかったのではないでせうか。逆にサミュエル・L・ジャクソンの悪役っぷりは半端なかったですよ。ディカプリオくんは完全に飲まれちゃってたように思います。

 

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