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2013年4月

2013年4月 8日 (月)

映画「メリダとおそろしの森」

メリダとおそろしの森 [DVD]

Brave

アメリカ

2012

2012年7月公開

DVD鑑賞

ピクサー作品はどれも好きで、いつも劇場鑑賞してたのに、なんとなく気が乗らずにスルーしてしまっていた作品。アカデミー賞をきっかけにDVDで観てみました。

舞台は1000年前のスコットランド。王女として育ったメリダは弓の名手で自立心のある少女。あるとき、3人の領主とその息子たちが城に呼ばれ、息子たちの中で勝った者がメリダの夫となる競技会が開かれることになる。このような形での結婚を望まないメリダは自らが競技会に参加し、優勝してしまう。

王妃としての自覚を持つよう母に諭されたメリダは口論の末、母の大切にしていた家族を描いたタペストリーを破いてしまう。城を飛び出して森の中へやってきたメリダはそこで不思議な魔女と出会い、母と和解するための魔法の薬を手に入れるのだが、それを口にした母はクマへと姿を変えてしまう。

かつて凶暴なクマと戦い負傷した父は、それ以来全てのクマを憎んでおり、メリダと母は父に見つからぬよう城を抜け出し、魔法を解くための旅に出るのだが・・・。

うーん、自分のピクサーランキングではワースト2かなぁ。色々と物足りなかったです。そもそも、クマに変身して元の姿に戻るために旅をするってのがディズニー作品として二番煎じだというのも気になってしまったし。

ただネタが過去作と被ってるってのを無視しても、気になるところが多かったのですよね。

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2013年4月 1日 (月)

「俺の職歴」ミハイル・ゾーシチェンコ

俺の職歴―作品集 (群像社ライブラリー)

俺の職歴 作品集

ミハイル・ゾーシチェンコ
Михаил  Зощенко

群像社

1895年にペテルブルグで生まれたロシアの作家の短編集。1920年代から40年代までに発表された23作品が収録されています。

どの作品もユーモアとペーソスに溢れた庶民の生活を口語で綴っているのだけれど、ほろ酔いのおっちゃんが語る身の上話に耳を傾けているような味わいがあって、なかなか面白い1冊でした。

決して楽な生活ではないし、背後に影が感じられながらも、語られる物語は徹底して陽気で明るく、こういう切り口だとロシアがぐっと身近に感じられます。

カバーのイラストもなかなかに良い味を出していて、作中にも同じテイストでイラストが載っているんですけど、このイラストにも明確な意味があることが書かれていて、この作品集が多くの人の強い思いと共に出版されていることもまた素敵です。

以下特に印象に残った作品をいくつか紹介。

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