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2013年4月 8日 (月)

映画「メリダとおそろしの森」

メリダとおそろしの森 [DVD]

Brave

アメリカ

2012

2012年7月公開

DVD鑑賞

ピクサー作品はどれも好きで、いつも劇場鑑賞してたのに、なんとなく気が乗らずにスルーしてしまっていた作品。アカデミー賞をきっかけにDVDで観てみました。

舞台は1000年前のスコットランド。王女として育ったメリダは弓の名手で自立心のある少女。あるとき、3人の領主とその息子たちが城に呼ばれ、息子たちの中で勝った者がメリダの夫となる競技会が開かれることになる。このような形での結婚を望まないメリダは自らが競技会に参加し、優勝してしまう。

王妃としての自覚を持つよう母に諭されたメリダは口論の末、母の大切にしていた家族を描いたタペストリーを破いてしまう。城を飛び出して森の中へやってきたメリダはそこで不思議な魔女と出会い、母と和解するための魔法の薬を手に入れるのだが、それを口にした母はクマへと姿を変えてしまう。

かつて凶暴なクマと戦い負傷した父は、それ以来全てのクマを憎んでおり、メリダと母は父に見つからぬよう城を抜け出し、魔法を解くための旅に出るのだが・・・。

うーん、自分のピクサーランキングではワースト2かなぁ。色々と物足りなかったです。そもそも、クマに変身して元の姿に戻るために旅をするってのがディズニー作品として二番煎じだというのも気になってしまったし。

ただネタが過去作と被ってるってのを無視しても、気になるところが多かったのですよね。

少女時代のシーンにもっと森の怖さみたいなものをしっかりと印象付けて欲しかったかなぁ。ちょっと「もののけ」っぽい感じで描かれる鬼火なんかはとても良い雰囲気だったけれど、この作品ではもっと森そのものが怖いものとして捉えられてるように思うのですよね。

あと、肝心の母との確執の描き方が甘いまま本編に入ってしまったので、感情移入する前にロードムービーになってしまったのもちょっと残念。ここを丁寧に描かないと、結局、二人で旅することの意味とか、ラストの感動への盛り上がりとかがイマイチ弱くなってしまうように思います。

あと、クマになってからの母が完全に別キャラなのも・・・。人間だった時の性格をあまり引き継いでなくて、人間の心を徐々に失うとかいうレベルではなくて、クマになった瞬間からちょっとおちゃめな感じになってしまっていて、芯の一本通った凛とした母の雰囲気が完全に消えてしまったのがかなり気になってしまいました。あと、厳格だった母が川に入ってるとこの場面でやたらと音楽が明るかったんだけど、ここは哀しい場面だと思うのだよね。

と、物足りなかったところが目立ってしまったのですが、ケルトっぽい感じの音楽はかなり好きだったし、なんといっても母の声がエマ・トンプソンってのが素敵すぎる!しかも役名がエリノアだなんて!!英国文芸映画ファンには嬉しすぎるサービスです。

DVDの特典に過去の物語の短編アニメがあったんだけど、この内容を本編に盛り込んで、魔法と人の絆みたいのを多角的に描いたらもっと面白かったのではないかという気もします。

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