映画「アルゴ」
Argo アメリカ 2012 2012年10月公開 DVD鑑賞 |
アカデミー賞の作品賞作品が絶好のタイミングでDVDリリースされたので見てみました。劇場公開時は気にはなってたけれど、地味な印象があってちょっと避けてしまってたんですよね。
1979年、イランのアメリカ大使館が占拠され、なんとか抜け出しカナダ大使館に身を寄せている6人の外交官たちを救出するためCIAが映画撮影と称してイランに入国したという実話を映画化。
確かに面白かったのだけれど、自分がなんとなく感じていた印象はやっぱり正しくて、そこまでハマれなかったかなぁ。実話だからこその面白さにあふれてはいたけれど、実話だからこその地味さがあって、特に大きな盛り上がりもなく終わってしまったように感じてしまいました。
もう少し人質たち1人1人に焦点をあててくれたほうが、人間ドラマとして深み出たように思います。この作品の面白さのほとんどが題材の面白さによるもので、映画として観たときにテレビ番組の再現映像がちょっと豪華になっただけのような印象を受けてしまったので、ちょっと満足度は低め。そんなわけで監督賞にノミネートされなかったのも自分の中では結構納得です。
実話ってことで、一番興味深かったのは、シュレッダーにかけられた写真をパズルのようにつなげて復元してしまったところ。当時のシュレッダーが粗かったというのもあるんだろうけど、その根気がスゴイ。
こうして話題になったのだから、この映画の企画を実現しちゃうってのも面白いのではないかと思うのですが、どうですかねぇ。
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