映画・テレビ

2009年12月22日 (火)

映画「26世紀青年」

26世紀青年 [DVD]

idiocracy

アメリカ

2006

日本未公開

DVD鑑賞

未公開作品って結構隠れた名作が埋もれていたりするので、大ヒット作品に全く興味がなくて普通にスルーすることも多い者としては、気になる作品はとりあえずチェックしておきたいものです。

ちょっと前にDVDリリースされ、タイトルからして、あららこの邦題は・・・な残念な運命を背負ってしまっている1本ですが、はてさて・・・

2005年、軍に務める主人公ジョーは、他に家族がいなく、ごくごく平均的であるということから、人類冬眠の実験に参加させられ、娼婦のリタと共に1年間の予定で冷凍睡眠装置の中にいれられることになる。

ところが、その後、不祥事の発覚で責任者が逮捕、秘密裏に進められていたこの実験に関して知る者がいなくなってしまい、忘れ去られたまま500年が経過する。

26世紀。IQの低い人間は性欲が旺盛であり、若くして多くの子供を作ってしまうため、そのIQの高い人間よりも多くの子孫を残すことになり、その結果、人類の平均IQは著しく低下していた。そんな時代に目覚めたジョーは、遠い昔に作られたというタイムマシンを求めて街をさまようのだが・・・

これ、結構面白いです。ストーリーのないB級映画ってわけでもなくて、結構真面目なテーマに正面から向かいつつ、アホアホで仕方のないコメディに仕上げてます。

てか、タイトルもオリジナルは割と凝っていて、愚かであることを意味する「idiot」と統治社会を表す「~cracy」を合わせた造語で「馬鹿の世界」みたい意味ですよね。もうちょっと気の利いた邦題つけてあげて~。

この手の映画にしては扱ってる内容の割にも下ネタもそんなに過激ではなく(まぁ多々でてきますが)、風刺がピリリときいているな、という感じ。無駄に作りこまれている未来世界がまた良い。ちょっと安っぽいセットもこういう映画だと微笑ましくて良いよね。

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2009年12月18日 (金)

映画「カールじいさんの空飛ぶ家」 

The Art of Up (Pixar Animation)

up

アメリカ

2009

09年12月公開

劇場鑑賞

このところ忙しく、鑑賞から10日以上経過してしまいましたが、ようやく感想を書けました。

ピクサーの新作、ディズニーファンとしては見逃せません☆

個人的には吹替え版には抵抗ありまくりなため、3D字幕版を観ようかなとも思ったのですが、字幕の3D版は時間が合わなかった為、普通の字幕版での鑑賞です。

冒険家チャールズに憧れていたカール少年は同じように冒険を愛する少女エリーと出会い、いつか南米にあるというパラダイス・フォールズという伝説の場所に行こうと夢を語り合う。月日は流れ、2人は結婚し、年老うまで幸せな日々を送るが、幼い日の夢を叶えぬままエリーは先立ってしまう。

子供時代から2人で夢を育んできた家の周囲が開発され、立ち退きを迫られた78歳のカールは、一大決心をし、亡き妻との夢をかなえるため、家に結びつけた多数の風船とともに、空へと飛び上がり、パラダイス・フォールズを目指すのだが、近所に暮らすボーイスカウトの少年ラッセルが一緒についてきてしまう・・・

いやはや、とっても良い作品でした。

宮崎駿氏のコメントは、皮肉っぽくて正直あまり褒め言葉になってないような気もするんですが、それでも氏の述べられているように、冒頭の追憶の場面の完成度の高さは本当に素晴らしかったと思います。

あの場面だけで、最後にカールじいさんが風船をつけた家に乗って空に向かう場面で終わらせて5分くらいの短編映画にしたら、それはそれでとんでもない名作短編として後世に名を残したのではないかと思うくらいに良い。

特に、追憶の後半、寝ているエリーの前に風船が飛んでくるあたりからは涙腺がゆるみまくりですよ。

ピクサーの脚本力と技術力を持ってすれば、このまま、感動の名作を作り上げることもできたのではないかと思うんですが、さすがはピクサー一筋縄ではいきません。なんとビックリ、本編はハラハラドキドキの冒険活劇!

こういうベタな冒険活劇作品ってこのところあまりお目にかからない気がするので、子供達は本当に楽しめたんじゃないかと思います。自分も気持的には『ラピュタ』をはじめて見た小学生の頃の気持ちになってましたよ。

あと、今回もいつも通りにおまけ短編付でしたが、個人的にはイマイチだったかなぁ。ピクサー短編のマイベストは『カーズ』と同時公開だった『ワンマンバンド』かなぁ。

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2009年12月11日 (金)

映画「ワン・デイ・イン・ヨーロッパ」

ワン・デイ・イン・ヨーロッパ [DVD]

one day in europe

ドイツ スペイン

2005

07年9月公開

DVD鑑賞

ヨーロッパを舞台にしたオムニバス映画。05年の作品が07年に日本公開になり、DVD化が09年。公開時にちょっと観たいなと思っていたことすら忘れかけていたころにレンタル店で発見しました。

サッカーのヨーロッパチャピオンを決めるトルコのチームVSスペインのチームの試合がモスクワの競技場で行われる日、ヨーロッパの4つの都市を舞台に繰り広げられる人間模様を描く4話のオムニバス。

ドイツ映画はたまに見るとやっぱり面白い!

どの話にも共通しているのが、その都市を訪れた旅行者である主人公が強盗被害にあうor強盗被害を装うという状況で警察に被害を届けるということ。全部でヨーロッパ7カ国の登場人物たちが、それぞれのお国柄を代表して巻き起こる騒動がユーモラスにえがかれていて、なかなか面白い作品でした。

それぞれのキャラクターがちゃんと自国語を喋るので、7カ国語が登場する作品なんですけど、EUという共通通貨を使う圏内でありながら、意思の疎通もままならずにトラブル続出というヨーロッパの雑多さをとてもよく映し出している作品。

ただ、字幕が英語をベースにして、英語以外の言語には括弧<>をつけているんですけど、英語中心の作品でもないし、その他6カ国語は何の区別もなしに同じ括弧でくくられているので、もう一工夫してくれたほうが分かりやすかったかな、と思う。ま、耳で聞いて判断してね、ということなのかもしれないけど。

どの話も同じ1日を舞台にしていて、サッカーの試合で町は大盛り上がりだし、警察官もTVに夢中という状況下が共通するところにも、ヨーロッパでのサッカー人気の高さが感じられるんだけど、主人公たちは、当事国ではないからか、まるでサッカーに興味がないというのもちょっと面白い。

以下、4話それぞれに感想を。

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2009年12月 1日 (火)

映画「ピンクパンサー2」

ピンクパンサー2 (特別編) [ザ・ベスト・アニメーション ( ピンク・パニック編)付] (初回生産限定) [DVD]

pink panther 2

アメリカ

2009

09年4月公開

DVD鑑賞

スティーヴ・マーティン主演による「ピンクパンサー」新シリーズの第2弾。前作がとても面白かったので、同じキャストで続編を作ってくれて嬉しい限りです。

冒頭のピンクパンサー登場のアニメとあのテーマ曲が流れるだけでワクワクしちゃいます♪

イタリア、東京など世界各地で、怪盗「トルネード」により貴重な品々が盗まれるという事件が発生し、各国の敏腕捜査官たちによるドリームチームが結成されることとなった。ダイヤモンド「ピンクパンサー」が盗まれてしまったパリからは、クルーゾー警部(スティーブ・マーティン)が参加することになるのだが・・・

前作からつづいて、スティーブ・マーティンが主演しているだけでなく、相棒のポントンのジャン・レノ、可愛い秘書のニモルのエミリー・モーティマーと、思わず心躍ってしまう豪華キャストは健在。クルーゾーの上司は前作ではケヴィン・クラインでしたが、こちらはキャストが交代になってましたね・・・。

そして、ドリーム・チームの面々のなかに、イタリア代表の色男としてアンディ・ガルシアが!久々に観たよ~。日本代表が日本でも知名度の高い役者さんだともうちょっとテンションが上がったんですが、ユキ・マツザキなる役者さんでした。怪しげな美術商として出てくるジェレミー・アイアンズも出番がやや微妙なものの、まさかの出演という感じですよね。

そんな豪華キャストが勢ぞろいな作品だったんですが、個人的には前作のほうが好きだったかなぁ。なんか全体的にドタバタが過ぎた気が。前作のほうが自分の笑いのツボはまるネタが多かったように思います。

あと、ドリームチームを出してしまったが為に、登場人物が多くなってしまって、全体にゴチャゴチャしちゃってるような印象を受けました。もうちょっとコンパクトな登場人物でワイワイやってるほうが好きかなぁ。ドリーム・チームのせいでジャン・レノの出番が非常に少なかったのがかなり残念でした。前作ではたっぷりと笑わせてくれましたからね~。

しかし、スティーヴ・マーティン&ジャン・レノによるホホバ・ダンスは最高に面白かったです☆こうして記事を書いてても思い出し笑いしそうな勢い。

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2009年11月30日 (月)

映画「おっぱいバレー」

おっぱいバレー [DVD]

おっぱいバレー

日本

2008

09年6月公開

DVD鑑賞

この手の青春映画は面白いことが多いので公開時から気になっていた1本。とにかくインパクトのあるタイトルですがはてさて・・・

主人公の国語教師、寺嶋美香子(綾瀬はるか)は戸畑第三中学に赴任し、男子バレー部の顧問を任される。しかし、5人しかいない部員達は練習など一切行わずに、日々、エロな妄想で頭をいっぱいにしている有様。彼らにやる気を出させようと、美香子が試合で勝てば何でもしてあげると告げるると、彼らは「おっぱいを見せて欲しい」と頼み、試合に勝つために練習に励むようになるのだが・・・

つまらなくはないけれど、ものすごく面白いという感じでもなかったかなぁ

これを言ってしまったらおしまいかもしれないけれど、無駄な「おっぱい」の連呼にだんだんとお腹いっぱいになってしまい、仲村トオルのクライマックスの台詞にいたっては、もはや単にそれを言わせたいだけみたいな感じで、それこそ、中学生かよ!みたいな・・・。

ただ、主人公が教師としてのトラウマを抱えているという設定がなかなか面白くて、この一見「そんな馬鹿な」と思ってしまいそうな設定に、ちゃんと説得力を持たせたところはなかなか上手いなぁと思いました。

あと、懐メロに彩られた爽やかな作りも気持ちが良かったです。

中学男子は概してバカなものですが、そんなバカバカしさに溢れた少年達の好演も結構好きでしたね~。特に冒頭のどうしようないくらいにバカげた遊びとかね。

ただ、「ウォーターボーイズ」みたいに彼ら一人一人の個性がはっきりしてなかったのはちょい物足りなかったかなぁ。

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2009年11月26日 (木)

映画「扉をたたく人」

扉をたたく人 [DVD]

the visitor

アメリカ

2008

09年6月公開

DVD鑑賞

公開中から気になっていた1本。この手のミニシアター系作品はDVDリリースが早いですねぇとか思ってたらもう年末で、もうじき公開から半年なんですねぇ。早い。

主人公はウォルターはコネティカットの大学で教鞭をとっていたが、惰性で授業をこなし、妻を亡くしてからは心を閉ざし、独り頑固に生きていた。あるとき、学会発表でNYを訪れた彼は、久々にNYにある別宅へと帰ってくる。しかしそこには、見知らぬ男女が。詐欺にあって長く留守になっていた家を貸されてしまった移民カップルであった。ウォルターは行き場をなくした2人を気遣い、新しい住居が見つかるまでの間、しばらく共同生活をすることになる。

こうしてジャンベ奏者をしているシリア出身のタレクとセネガル出身でアクセサリーを販売しているゼイナブの2人と暮らし始めたウォルターはタレクの演奏するジャンベのリズムに魅せられ、彼からジャンベを習い始める。そんなある日、地下鉄で無賃乗車を疑われたタレクがウォルターの目の前で逮捕されてしまう・・・

序盤の人生に疲れた老教授がジャンベのリズムにひかれていく辺りまではとても力強く明るい物語だったんですが、事件後は一転、重たい社会派作品に。しかも、結局は一個人の力ではどうしようもないことなので、ラストもそのまま大きなしこりが残って幕を閉じてしまいました。

しかし、この大きなしこりこそがこの作品が伝えたい自由の国アメリカの現実だということなのだと思います。最後に大きく映る星条旗がまたやるせなさを大きくしますね。

そのやるせなさをジャンベで見事に伝えるラストも良かったです。音楽は言葉を越えますね。

てか、こんなにジャンベが大きく取り上げられている作品だとは思っていなかったので、これは劇場の良い音響であのリズムを感じたかったなぁとちょっと後悔。(劇場で観る作品の選択において、音楽系の作品かどうかというのは自分の中では大きな基準の1つなのですよ。)

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2009年11月22日 (日)

映画「雲南の花嫁」

雲南の花嫁 [DVD]

花腰新娘

中国

2005

08年7月公開

DVD鑑賞

レンタル店にてなにやら明るいジャケットが目に飛び込んできて、見てみようかと思った1本。中国のラブコメとかほとんど見たことが無いのでとても新鮮でした。

舞台は中国の雲南省。少数民族であるイ族は、挙式をした夫婦が3年間離れて暮らした後に同居を始めるというしきたりがある。男勝りのお転婆娘フォンメイは幼馴染で気の弱いとアーロンと結婚をするが、結婚初日から酔った勢いでアーロンの家に忍び込んでしまう有様。

どうしてもアーロンの側にいたいと願うフォンメイは、アーロンが大会に向けて指導をしている村の娘龍舞隊に無理矢理参加してしまうのだが・・・

なんか、描かれる物語も、映画の作り方も全てが良くも悪くも素朴な作品でした。

決して都会的な生活をしているわけではない中国の少数民族であっても、人々の考え方がどんどん現代的になってきてるんだなぁ、というのが感じられる作品でした。まぁ、こういうお転婆娘は古今東西を問わずにしばしば物語の主役になっていますが。

田舎娘にしてはあまりにも都会的な美しさが感じられてしまうところにやや苦笑しつつ、フォンメイの溢れんばかりの愛がとても眩しくて、それに答えるようにアーロンが成長していく姿もすがすがしくて、ジャケットだけで借りてしまったものの、なかなかの拾いものでありました。

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2009年11月17日 (火)

映画「幸せになるための恋のレシピ」

幸せになるための恋のレシピ [DVD]

ensemble, c'est tout

フランス

2007

日本未公開

DVD鑑賞

リリースされたばかりの未公開作品。

原作はフランスでベストセラーとなったアンナ・ガヴァルダの小説「恋するよりも素敵なこと パリ七区のお伽話」(原題は映画と同じ)です。

どこかで見たことあるような単語を寄せ集めた感じの邦題がちょっと気になりますが・・・。

アパートの屋根裏部屋に暮らし、ビル清掃会社で働く主人公カミーユ(オドレイ・トトゥ)はあるとき、同じアパートに暮らす青年フィリベールと知り合い親しくなる。貴族の末裔であるという彼が暮らす部屋はとても広く、レストランでコックとして働くプレイボーイのフランクがルームメイトとして同居していた。

あるとき、一人で暮らしていたフランクの祖母が倒れ、彼は祖母の見舞いに行くようになる。

そんな折、カミーユがインフルエンザで高熱を出してしまい、フィリベールは彼女を寒い屋根裏部屋から自分の部屋へと運び、看病を続け、やがて、彼女もまた同じ部屋で暮らし始めることになるのだが・・・

パリを舞台にそれぞれに孤独で悩みを抱えた大人たちが出会い、新たな一歩を歩み始める姿を描く。

なかなか面白い作品でした。でも邦題から想像されるような甘いラブコメという感じの作品ではなく、もうちょい骨太で現代文学的な乾いた印象の強い人間ドラマでした。DVDのジャケもかなり微妙・・・。これ、レストランとか料理とか、あまりメインじゃないですから。

てか、あの部屋、どんだけ広いんですか!?一体何人一緒に住めるんだ!という感じですよ。

そこまでドラマチックなできごとが続くわけでもないんですが、90分ちょっとの短い作品ということもあって、どこか居心地の良いテンポの良さがあって、あっという間に終わってしまったという印象です。

そんなに明るい題材でもないし、主人公達がかかえるコンプレックスやストレスはかなり大きいんですが、それをふんわりと包み込むような優しさみたいなものが感じられて、ドンヨリとした重い作品になりそうなところを非常に上手くカバーしてるんですよね。

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2009年11月16日 (月)

映画「パッセンジャーズ」

パッセンジャーズ 特別版 [DVD]

passengers

アメリカ

2008

2009年3月公開

DVD鑑賞

この手のサスペンスは、予告などを観てしまうとやっぱり真相が気になってしまうので、DVDでチェック。(劇場まで行く勇気はなかなか出ません。)

これ、これまで短編オムニバスばかりだったロドリゴ・ガルシア監督(作家ガルシア・マルケスの息子)がついに長編を撮ったということでもちょっと気になってました。

あるとき、航空機が不時着し多くの犠牲者が出る。主人公であるセラピストのクレア(アン・ハサウェイ)は、奇跡的に生き残った乗客たちのケアを任される。事故は亡くなったパイロットの過失で起こったものとされていたが、墜落前にエンジンから火が出たとの証言があり、クレアは航空会社による隠蔽があるのではないかと疑い始める。そんな折、彼女がケアをしていた生存者達が次々と行方不明となり・・・

いわゆる「衝撃のラスト」もので、最後は驚きのどんでん返しがあるんですが、近頃この手の「衝撃のラスト」が多いこともあって、それ自体にはそこまでの新鮮さはありません。

しかし、この作品の面白いのは、単に「衝撃のラスト」で驚いて終わりというのではなく、そのラストによって、作品全ての観方ががらりと変わり、全体の印象がサスペンス映画から、愛に溢れた素晴らしい作品になってしまうこと。

ま、序盤から中盤にかけてサスペンスっぽさをもうちょっとあおってくれたほうが嬉しかったですけどね。ハラハラ感がまるでなかったし。

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2009年11月14日 (土)

映画「パイレーツ・ロック」

The Boat That Rocked

the boat that rocked

イギリス

2009

2009年10月公開

劇場鑑賞

イギリス映画が大好きな自分ですが、その中でもとりわけ好きな『ラブ・アクチュアリー』と同じリチャード・カーティス監督・脚本作品(この人は、これまた大好きな『Mr.ビーン』も手がけてるんですよね~)。さらに、自分は好きな音楽はと聞かれれば「UKっぽいの」と答え、日本のチャートよりもUKチャートのほうをチェックしてしまう感じなので、この映画は何が何でも絶対に見たかった1本。

キャスティングも個人的には豪華すぎだよ~。

舞台は1966年のイギリス。当時唯一のラジオ局であったBBCは法の規制により、1日に45分しかロックを放送できず、領海の外にある船から電波を飛ばし24時間ロックを流し続ける海賊ラジオ局「ラジオ・ロック」は国民の半数以上が聴く大人気ラジオ局であった。

18歳の少年カール(トム・スターリッジ)は高校を退学になり、母親の紹介で、ラジオロックの船へとやってくる。船内では、DJたちを束ねているクエンティン(ビル・ナイ)をはじめとし、

大人気アメリカンDJのザ・カウント(フィリップ・シーモア・ハフマン)
巨漢のモテ男デイブ(ニック・フロスト)
心優しきお人好しのサイモン(クリス・オダウド)
孤高の無口DJマーク(トム・ウィズダム)
渋い早朝の「夜明けの散歩者」DJボブ(ラルフ・ブラウン)

などの人気DJ達や、紅一点のレズビアン料理係フェリシティ(キャサリン・パーキソン)らスタッフ達、そしてアメリカから帰ってきたカリスマDJギャヴィン(リス・エヴァンス)が加わり、個性豊かな仲間たちがにぎやかな共同生活を送っていた。

一方、ロンドンではドルマンディ大臣(ケネス・ブラナー)らが、ラジオロックを潰すためにあの手この手で戦略を練るのだが・・・

個人的満足度100%ムービーでした!

期待以上に面白くて、DVD購入は確実なくらいに気にいってしまい、鑑賞中はずーっと頬がゆるみっぱなし。ここまで幸せな気持ちになれる映画はそれこそ「ラブ・アクチュアリー」以来かもしれません(作品としては「ラブ~」のほうが好きではあるけど)。

ビバ!英国!

全編通して優しさと愛にあふれた作品で、そこに鳴りやむことのない50曲以上のロックンロールが彩りを添えて、どの登場人物も魅力的だし、1つ1つのエピソードがこれまたどれも愛すべき内容だし、最後の最後まで飽きることなく魅せられてしまいました。

ところどころラジオに聴き入る一般市民たちの映像が挿入されるんですが、それがまた、どの映像も、ものすごく美しいんですよね。なんてことない映像なのに、キラキラしてました。

もう1つ特筆すべきは街に繰り出して結婚を祝うとこの映像。オシャレでスタイリッシュで最高でした!劇場パンフの表紙裏のキャストがそろってジャンプしてる写真もかなり好き。

ただ、登場人物の数に対して尺が短い。これは本当に仕方がないんだけど、多分、倍以上の長さがあっても、まだまだ描けるエピソードがいっぱいあったのではないかと思う。そういう意味では、もしかしたら映画ではなくて、TVシリーズ向けの作品なのかなという気も。

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