展覧会

2010年1月11日 (月)

アリス・イン・ワンダーランドの世界展@日テレ

今年の4月に公開される映画『アリス・イン・ワンダーランド』で使われた小物やら、セットやら、衣装やらを無料で公開してしまうというなんとも気前の良いイベントが開催されているということで汐溜の日テレまで。

ティム・バートンが大好きだということは過去のブログ記事からも分かるかと思いますが、実は不思議の国のアリスも相当好きだったりしまして、関連書籍も多数持っていたりします。原書も邦訳もそれぞれいろいろなバージョンのものを持ってたり、その他、マニアックな資料本などいろいろ。

なので、今回の映画は、どうしても見逃せない1本なのです。公開されたら祭りだ!わっしょい!な勢いになることは間違いなしなのです。

というわけで、お誘いを受けたときには、2つ返事で参加を決めてたわけですよ。

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2009年10月 3日 (土)

メアリー・ブレア展

メアリー・ブレア展

The Colors of Mary Blair

東京都現代美術館

公式サイト

 

数年前に開催された「ディズニー・アート展」において、一番のお気に入りだったメアリー・ブレアの作品ばかりを集めるということで、非常に楽しみにしていた展覧会。

実際の作品は上記公式サイトでいくつか見られるので、ご参照の上、読んでいただけるとよく理解しやすいかと思います。

いや~、展示室全部まるごと家にもって帰りたいくらい良かったです!!

夏休みは子供たちで賑わうのではないかと思い、会期終了ギリギリに滑り込んで行ってきました。ところが、せっかく平日の昼間に行ったのに、割と子供がいっぱいいて、何事かと思いきや、なんと「都民の日」で学校が休みだったらしい。リサーチ不足・・・。

■ そもそもメアリー・ブレアって誰?

さて、多くの方にはそもそもメアリー・ブレアって誰?という感じだと思いますが、ディズニーで活躍したアーティストで、数々の短編や長編で作品を作る為のコンセプトアートの作成やカラースタイリストを担当した女性。

長編映画では、「シンデレラ」、「不思議の国のアリス」、「ピーターパン」の3作品を担当し、色使いをはじめとして、作品の世界観を構築するにあたり非常に重要な役割を果たしました。他に有名どころとしては、ディズニーランドのスモールワールドのアトラクションも彼女がデザインしたものです。

イラストのタッチが非常に独特でそのままアニメに採用されたわけではないですが、彼女が描いたコンセプトアートを見ていると、作品の世界観は間違いなく彼女が作り上げたものだということが良く分かります。

彼女の作品の魅力はなんといっても、大胆な構図と鮮やかな色使い。21世紀になってもまったく色あせない作品群だと思います。

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2009年7月15日 (水)

奇想の王国 だまし絵展 @Bunkamura

ちょっと前になりますが、渋谷の文化村で開催されている「だまし絵」展に行ってきました。

だまし絵、かなり好きです。

もうちょっとトリックアート系が多いのかと思ったのですが、特にそういうわけでもなく、結構広いくくりで、東西の様々な「だまし絵」を歴史を追って紹介するという内容でした。

一言で感想を言うと、だまし絵は本物を見るべし!

といったところでしょうか。やっぱり画集なんかで見るのとは全く違います!(ま、これは、だまし絵じゃなくてもそうなんですが。)

ものすごく写実的でうっかりすると絵が本物のように見えてしまうというスタイルの作品は、「うーん、やっぱり、これは絵だよね・・・」と思ってしまうものが多く(特に古い時代の作品)、コンセプトは面白いけれど、どこか微笑ましい印象です。意外と木目とガラスって昔の作品でもかなりリアルに描かれてて、ちょっとビックリした作品もあったけれど。

一方で、今回の目玉でもある野菜だけで顔を作ったり、江戸の人間だけで人の顔を作ったりといった、アイデアが面白い作品群は見ていて、とても楽しいです。

でもって、なんだかんだで一番楽しんだのは、マグリット&ダリ&エッシャーなんですが、これらは個別の展覧会に行って大いに楽しんだことがありますが、やっぱり面白いですよね~。

あと個人的大ヒットは最後のほうにあった現代作品の動くように見える絵です。これ、もともと仕組みも知っていたんですが、実物を見たの初めてだったため、無駄に何度も絵の前を行ったり来たりして、かなり満喫しちゃいました。自分で作っちゃおうかなぁ。

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2009年5月22日 (金)

「パウル・クレー 東洋への夢」&「江戸浮世絵巻」
@千葉市美術館

クレーの絵がとても好きなので、ちょっと楽しみにしていた展覧会。

千葉市美術館といえば浮世絵コレクションで有名なのですが、今回の展覧会は、クレーが浮世絵から影響を受けて描いた作品をその浮世絵と一緒に展示するというなかなか面白い内容です。

展示されているクレーの作品はデッサンが中心なので、抽象的で色彩豊かなクレー作品はあまりなかったので、その辺りはちょっと残念。

ただ、この展覧会、解説が非常に充実していて、それぞれの作品の特徴や、どこが東洋絵画から影響を受けた部分なのかなどを、非常に丁寧に説明してくれていて、作品をただ観て歩くという感じではなくて、色々と「知る」ことができる内容だったのが面白かったです。

最後のほうに、僕が愛する太い線で書かれた大胆な構図の抽象画も少しだけ展示されていて、やっぱりクレーの絵は好きだなぁというのを改めて実感。

さて、同時開催の「江戸浮世絵巻」です。

当初の目的はクレー展だったのですが、同じチケットで入場できるこちらの浮世絵展。それはそれは圧巻で、都内の大きな美術館で開催されていてもおかしくない内容でした。

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@千葉市美術館"

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2009年5月 9日 (土)

「お化け屋敷で科学する! 恐怖の研究」@日本科学未来館

Obake_2

GWは終わらせなければいけない仕事があったので、結構バタバタしていたのですが、連休最終日の6日に友人達と遊びに出かけてきました。

赤坂のスウェーデン料理店にてランチの後、お台場へ移動し、科学未来館へ。その後はジョイポリスで遊んで、小香港で夕食を食べて帰るという、10代的お台場満喫プランで楽しんだアラサーグループな我々でした。

さてさて、そんな「恐怖の研究」展です。

祝日ということもあり、雨天にもかかわらず展示室の入り口には長蛇の列ができていて、入場するまでに30分ほど並びました。

会場は大きく2つのエリアに分かれていて、前半が体験編とでも言うべき、お化け屋敷で、後半が解説編といった感じで、脳科学に基づいて人が恐怖を感じるメカニズムを解説するエリアになっていました。

入場前は何故好き好んでお化け屋敷なぞに来てしまったのかと、やや後悔もあったのですが、腰が抜けるほどというわけでもなかったので、無事帰還できました。

さて、後半の解説エリア。つまらなくはないのですが、かなり物足りなかったです。

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2008年10月 8日 (水)

tokyo PICASSO

「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」@ 国立新美術館
「巨匠ピカソ 魂のポートレート」@ サントリー美術館
2008年10月4日~12月14日

この秋、東京の美術系展覧会はやたらと充実していますが、たまたま六本木方面に行く用事があったので、ついでにピカソを見てきちゃいました。

世界的に巡回してる企画を、日本ではサントリー美術館と国立新美術館の2会場に分けての展示。

確かに1会場でやるにはちょっと量が多い気もしますが、正直、2つに分ける必要はあったのかなという気もします。入場料も倍かかりますし。(共通券とかあればいいのに、一方の半券を持っていくと、もう一方が200円安くなるだけでした・・・)

まぁ、人が分散されたのか、始まって1週間も経っていないにも関わらずあまり混雑していなくて、両会場共に落ち着いて自分のペースで鑑賞できる具合だったのは嬉しかったです。

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2008年6月13日 (金)

展覧会 「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展」

「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展」 @ 森美術館 

公式サイト

1984年にはじまり今やイギリスの国民的行事ともなっているアートの祭典、ターナー賞の歴代受賞者の作品を一同に集めた展覧会です。当ブログは先日より「UK-JAPAN2008」(公式サイト)というイベントの公認ブログに認定されているのですが、この展覧会もその公式イベントの1つになっています。

現代アートに関してはもはやよく分からないというのが正直な感想なんですが、この24年間の受賞者の作品を観ていくことで、現代のアート事情がなんとなくでも感じられれば良いなぁと思って行ってきました。

この賞、絵画に限定されていなくて、彫刻や、写真、映像など色々なジャンルの作品が受賞しているので、バラエティ豊かな作品群を楽しむことができてなかなか面白い展覧会でした。個人的には90年代くらいの作品が好きでしたね。

以下、気になった作品メモ。画像とかなくてわかりづらいですが。

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2008年2月28日 (木)

横山大観展@国立新美術館

Taikan

横山大観 - 新たなる伝説へ

@国立新美術館

公式サイト

友人が招待券をもらったということで、一緒に六本木まで行ってきました。

横山大観、名前も知ってるし、絵も見たことあるけど、彼が昭和まで生きていたということさえ知らないほど日本画に疎い自分なので(じゃぁ、西洋絵画は詳しいのかといわれれば微妙ですが)、教養のためにもとても良い機会になったと思います。

会期終了まで1週間を切っているため、かなりの混雑が予想されるということで、早めに会場入りしたんですが、10時開場のところ、9時50分くらいに到着して、まぁ、混んではいるけど、そこそこのところで入場できたのはラッキーでした。

上述のような有様なので、これだけの数の大観の作品を一度に鑑賞したことはなかったのですが、濃淡の使い方がうまいなぁというのが感想です。墨を薄くした灰色の濃淡が時には岩肌だったり、時には悪天候だったり、海だったり。それがちゃんと分かるんですよね。

逆に日本画を見慣れていないせいか、色彩豊かな作品の、緑や青の色が眼に飛び込んでくる感じにどうも慣れなくて、いまいちピンときませんでした・・・。しかし、売られていたポストカードで見ると、こういった作品はとても良い感じ。生とポストカードは大分印象が変わるなぁというのを再認識。

圧巻は40メートルの巻絵、「生々流転」をどどーんと広げて全部公開していたエリア。この美術館、見た目以上に広いんですね。移り行く景色の様々な表情がとても面白かったです。作品がある反対側の壁に同じく40mを使って、作品の解説パネルがあったんですが、その解説を、作品のほうにつけていただいた方が観ている側としては嬉しかったかなぁと。

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2007年5月19日 (土)

MONET 大回顧展モネ

MONET 大回顧展モネ@国立新美術館

今週はひょんなことから、スケジュールにかなりの余裕ができたので、かねてから行こうと思っていた展覧会へ行ってきました。

行ったのは5月17日の木曜の昼。こんな何にもないあまりにも平日の昼時は空いているだろうと思って行ったんですけど、会場には並びこそしないものの、そこそこの人が集まってて、ゆっくりと絵を見ることができる雰囲気ではなかったのがちょっと残念。

ちなみに、話題の国立新美術館は噂に違わずガラス張りの立派な建物でした。しかし、地下鉄を降りる際に、直結してる出口とは反対側の出口に出てしまったため、美術館にたどり着くのにかなり時間がかかってしまいました・・・。六本木界隈は道がややこしい。

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2007年1月11日 (木)

エッシャー展@bunkamura

先日、渋谷で映画「合唱ができるまで」を観た際、映画館のすぐ近くで開催されていた展覧会にも立ち寄りました。エッシャーは昔からかなり好きで、過去にもエッシャーの作品を集めた展覧会は行ったことがあるのですが、今回はなかなか規模も大きくて見ごたえがありましたね。

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