シリーズ 夏の終わりに ①
突如始まったシリーズ記事。
単に夏のまとめを書こうと思ったら1つ1つの内容が長くなってしまっただけなんだけど。
さて、このようなブログをしていると夏になるたびに「読書感想文」という検索ワードが非常に増加します。ちょっとやそっとではない数なのですが、具体的な作品名とあわせて検索している人もかなりいらっしゃる様子。
どうやら今年は重松清が大人気みたいです。
確かに短編で読みやすいし、扱ってるテーマとかも書きやすそうなので納得。
自分が子供の頃には、ネットなんていう便利なものは存在していなかったので、読書感想文の参考にするために、他人の書いた感想を読むなんて行為はほとんど有り得なかったので、時代が変わったなぁと思います。
しかし、感想文というのは自分が読んで思ったことを素直に書けば良いわけで(国語のできる子は先生受けする書き方なんかを心得てたりもしますが)、すぐに他人の感想を読めるというのは、そういう意味では良くない点も多いなぁと思ったり。
ネットで誰かの感想を読んだりすると、意外と自分の感想がそれに引っ張られたりもしますよね。自分の感覚として特に他の感想を読まずに書いたレビューと、いくつか拝見して書くレビューとでは、前者の方が素直に書けていて面白い内容になっている気がします。
後、自分が感じたことがネットで他の感想を見てみると、かなりマイノリティの意見だと分かることも多いですが、そのようなときに、特に子供なんかは、自分の読み方が間違っていたと感じてしまい、多数派の意見が正解みたいに思ってしまって、最初の感想を封印してしまうなんてこともあるんじゃないかと思うのです。
まぁ、ネットで簡単に感想を検索して、コピペできてしまうような時代なだけに、やたらとこういう検索ワードが多いと、コピーだけはしちゃダメだからね~と、思う今日この頃。
今さら感想文を書く人もいないだろうけど、せっかく検索されている様子なので。なんとなく学校の感想文って、自分の個人的な体験と作品とを結びつけて書いたようなものが高く評価されていたような印象がありますよ。
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